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【夏こそ抗酸化ケア】たるみ・シワ、赤み、くすみ、症状別スキンケア

  • 2025.7.26

教えてくれたのは

BIANCA医師・皮膚科医

岩間美幸先生

美容家やモデルが肌を委ねる

花王スキンケア研究員

中村恭子さん

肌の酸化ダメージを研究!

抗酸化ケアをしないと……老けていく!

「肌にとって酸化は悪」「抗酸化ケアが大事」とはいうけれど、酸化ってそもそも何?というところからお勉強。実は夏は一年で最も酸化しやすくジワジワ老化が進む季節だけに、正しく学んで有意義なケアをマスターしよう!

抗酸化ケアをしないと……老けていく!

【酸化】常に起こるもの。これ自体は“悪”ではない!

中村さん

酸化=酸素と物質が結びつく化学反応。鉄が錆びたり、カットしたリンゴの断面が茶色くなったりするのが代表例。


岩間先生

人の場合、呼吸によって取り込んだ酸素からエネルギーをつくる過程で、酸化を引き起こす活性酸素が発生。これは誰もが避けられないことではありますが、少量なら免疫機能などに役立ちます。


【酸化ストレス】紫外線や皮脂・角栓の影響で……活性酸素が激増! 処理不能に

岩間先生

紫外線などにより活性酸素が増えたり、加齢でみずからの抗酸化システムが衰えたりすると、処理が追いつかず、活性酸素がカラダや肌に過剰に残ってしまいます。


中村さん

活性酸素が過剰になると、皮脂が酸化しやすくなります。また角栓も酸化し、そこから顔全体に酸化が広がります。


【酸化ダメージ】DNAやコラーゲンなどが破壊され、くすみ・赤み・たるみ・シワの原因に

岩間先生

酸化ストレスが過剰になるとDNAの損傷や炎症が引き起こされ、赤みなどのトラブルの原因となります。さらに、メラノサイトも刺激されてシミやくすみが増えたり、真皮のコラーゲンも劣化してシワやたるみにもつながります。


だから紫外線と皮脂・角栓が増える夏は特にしっかり抗酸化ケアを!

「汗でバリア機能が乱れ、敏感になりがちなところに紫外線や大量の皮脂による酸化ストレスがピークを迎えるのが夏」と岩間先生。つまり、抗酸化ケアが最も重視される季節であり、予防&ダメージ回復で酸化の痕跡を消し去るべし。

\ 夏の抗酸化ケアは2段重ね /
活性酸素を増やさず、受けた酸化ダメージは逐一リセットがカギ!

【1】複数の抗酸化コスメを症状に合わせて組み合わせ

岩間先生

抗酸化成分といえばビタミンCが有名ですが、濃度よりも肌状態に合うかどうかが大事。また酸化プロセスに効率よく働きかけるには抗酸化成分は複数使うと◎。


【2】いつもより入念な紫外線&皮脂ケア

中村さん

肌内に酸化ダメージを与え、表面では酸化を連鎖させる紫外線を防ぐ日焼け止めは必須。過剰な皮脂の抑制や角栓除去も行い、酸化が進む要因を減らしましょう。


バズコスメ一択は卒業! 効率的に美肌を目指すには?

酸化症状別に“抗酸化コスメセット”を使えば間違いない!

酸化する原因には個人差があり、プロセスも複雑ゆえに複数の抗酸化成分を合わせるとベター。また症状によっては酸化の果てに起こる炎症までケアできると、より万全!

過剰な酸化により起こる症状(1)くすみ

メラニン抑制効果のある
ビタミンC(抗酸化成分)
グルタチオン(抗酸化成分)などをメインに!

岩間先生

酸化ストレスがメラノサイトを刺激し、メラニンの過剰生成によるシミやくすみにつながることも。抗酸化&美白の作用のあるビタミンCやグルタチオンが◎。


こんなライン使いがオススメ

【a】ドクターシーラボ VC100エッセンスローションEX(ビタミンC) 【b】Skin Amure SA TAブライト(グルタチオン) 【c】ロクシタン レーヌデプレ ブライトモイスチャーリッチクリーム(レーヌデプレ高濃度エキス) 【d】エリクシール デーケアレボリューション ブライトニング + ba(トラネキサム酸)

化粧水

【a】ドクターシーラボ VC100エッセンスローションEX

150ml ¥5390

カプセル化した高浸透ビタミンCと安定型ビタミンCにより多層的なアプローチを実現。

美容液

【b】Skin Amure SA TAブライト

〈医薬部外品〉 50g ¥8800

グルタチオンやビタミンC誘導体、トラネキサム酸など贅沢に配合した高濃度炭酸泡。

クリーム

【c】ロクシタン レーヌデプレ ブライトモイスチャーリッチクリーム

〈医薬部外品〉 50ml ¥11000/ロクシタンジャポン

抗酸化&抗炎症に優れた独自のレーヌデプレ高濃度エキスにビタミンC誘導体で、美白。

UV

【d】エリクシール デーケアレボリューション ブライトニング + ba

〈医薬部外品〉 SPF50+・PA++++ 35ml ¥3740(編集部調べ)

独自の美白有効成分m-トラネキサム酸にUVダメージ対策を合わせた完璧な日中ケア。

過剰な酸化により起こる症状(2)赤み

アゼライン酸(抗酸化成分)で過剰な皮脂を抑えつつ
トラネキサム酸(抗炎症成分)などで炎症を鎮静

中村さん

皮脂や角栓が多いと酸化が進みやすく、その影響で炎症が起こり、赤みや肌荒れが発生。


そこで皮脂分泌を抑えるアゼライン酸や炎症を鎮める成分を合わせて。

こんなライン使いがオススメ

【a】KANEBO スキン ハーモナイザー(ローマカミツレ) 【b】ダーマセプトRX AZAセラム(アゼライン酸) 【c】トランシーノ薬用 ブライトニングクリアミルク(トラネキサム酸) 【d】アスタリフト D-UVシールド トーンアップ(ビタミンC)

化粧水

【a】KANEBO スキン ハーモナイザー

180ml ¥5500/カネボウインターナショナルDiv.

皮脂の中でも悪玉化しやすい不飽和脂肪酸だけを選択的にトラップ。健やかさをキープ。

美容液

【b】ダーマセプトRX AZAセラム

15g ¥4950/ロート製薬

鼻まわりなど皮脂分泌が多く赤みが定着しがちなパーツに。のびがよく乾燥感もなし!

乳液

【c】トランシーノ薬用 ブライトニングクリアミルク

〈医薬部外品〉 100ml ¥3630(編集部調べ)/第一三共ヘルスケア

トラネキサム酸とグリチルリチン酸2KをW配合。赤みを引き起こす炎症を鎮める。

UV

【d】アスタリフト D-UVシールド トーンアップ

全2種 SPF50+・PA++++ 30g ¥4290/富士フイルム

肌奥に到達するDeep紫外線をカットし、ビタミンC誘導体やビタミンEが抗酸化ケア。

過剰な酸化により起こる症状(3)たるみ・シワ

相性がよくてメリット多数!
フラーレン(抗酸化成分)
ビタミンC(抗酸化成分)などでコラーゲンを守り抜く

岩間先生

活性酸素に反応して酸化ダメージを軽減するフラーレンと、酸化を防ぎ、コラーゲンの産生を促すビタミンCなら、真皮レベルでダメージを抑え、ハリや弾力がアップ。


こんなライン使いがオススメ

【a】エスト G.P. セラムイン ローション(ローマカミツレ) 【b】ドクターケイ Cコントロールリペアセラム(ビタミンC) 【c】FAS ザ ブラック クリーム(黒米発酵液) 【d】プラスリストア UVローション(フラーレン)

化粧水

【a】エスト G.P. セラムイン ローション

S

〈医薬部外品〉 140ml ¥13200

活性酸素を除去するローマカミツレの力を最大化し、抗酸化成分セージとともに配合。

美容液

【b】ドクターケイ Cコントロールリペアセラム

30ml ¥9350

複数のビタミンやNMN誘導体などが皮脂による炎症由来のたるみや毛穴目立ちを防ぐ。

クリーム

【c】FAS ザ ブラック クリーム

〈医薬部外品〉 50g ¥15140/シロク

抗酸化力に優れた黒米発酵液にエイジングケア成分をマッチング。ハリ、透明感を向上。

UV

【d】プラスリストア UVローション

SPF50+・PA++++ 30ml ¥3080/ジェイメック

紫外線やブルーライトをブロックすると同時にフラーレンで肌内からもダメージを抑制。

撮影/高橋一輝 イラスト/いいあい 取材・文/楢﨑裕美

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