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「ミナペルホネン」「KENZO」……etc.おしゃれにサステナブルに楽しむ、夏のリメイクアイデア~毎日ごきげん帖Vol.10~

  • 2025.7.25

月刊誌『大人のおしゃれ手帖』の読者組織「ミモザ会」の公式ブロガーによる『ミモザ会ブログ』。

今回、おしゃれが大好きな河合さんが心がけている、リメイクで楽しむ「サステナブル」な装いについて綴っていただきました。

まるで溶けてしまいそうなほどの暑さが続きますが、そんなときにおしゃれ心も、気持ちの軽やかさも叶えてくれるのが「サステナブル」なファッションの魅力、と河合さんはいいます。

すぐにトライできるリメイクアイデアをお届けします。

皆さまこんにちは。

読者ライターの河合麻子です。

連日の暑さで身も心もだらだらとバテてしまいそうなこの時季、せめてファッションだけは軽やかに、爽やかな心持ちで乗り切りたいです!

さて今月の「毎日ごきげん帖 Vol.10」は「リメイクのアイデア」についてお話しさせてください。

トレンドがあるファッションは、一方で大量生産や大量消費による環境への負荷が大きい一面もあるといわれています。環境省のサイトでは「ファッションと環境の現状に対して生活者ができること」として「一着との長いおつきあいを」「手を加えて愛着倍増へ」などが提案されています。私自身も良い物やお気に入りの物を長く大切に使うことが、心地よいなと感じることが多いです。もちろん、トレンドのデザインは、憧れたり身に着けたりして日々の暮らしのときめきの素にもなっていますので、自分なりに上手に組み合わせられる様になれたらいいなぁと思っています。

長いおつきあいといってもタンスの肥やしにしていては意味がないので、今の暮らしのなかでちゃんと愛用できるように自己流にカスタマイズして楽しんでいます。そのいくつかのアイデアをご紹介させてください。

【リメイクアイデア①】『アニエスベー』のスカートの形をかえて夏顔トップスに!

最初にご紹介するのは、元々のアイテムを使いやすい形にリメイクしたアイデアです。

写真の青色のトップスは元々はアニエスベーのスカート。

10年以上前に一目ぼれして購入。スカートとして大活躍してくれたのですが、裾の中央部分が長く横側が短いという特徴のある形をしていたので、年齢と共に着こなすのが難しくなってきました。

そこで思い切ってトップスにリメイクしてみることに♪ ウエストの部分から頭を出して着たらポンチョのような形になりますよね。

その状態で袖になる辺りの部分をつまんで、腕を通せるように縫い留めれば、完成。

着てみるとトップスにちゃんと見えるのだから面白い!

薄手のふわっとした立体的なスカートで柄ものだったことが素人の仕立てを上手くごまかしてくれたポイントかもしれません。バックスタイルも元々のスカートの特徴ある形が活かされていて素敵に仕上がりました。

こちらはお気に入りなのに難しくてなかなか使いこなせなかった大判のストールを、さっと羽織れるデザインに工夫してみました。

ストールの首にかかる辺を写真のように少し二重に折り返して縫うと、襟のような形になります。

袖部分も使いやすい長さになるよう、少し捲り上げてから腕を通せる形に縫い留めました。こうしたことで体に合わせやすいサイズ感になり、簡単に羽織れる形になりました。冷房対策の上着として重宝しています。

【リメイクアイデア②】ミナ ペルホネンのはぎれを活用してデニムをもっと愛おしく!

ポイントとしてはぎれを縫い付けたり、ボタンを付け替えてみるのも簡単で楽しいリメイク方法です。

着古したり飽きがきてしまった洋服にも、新たに愛着や面白さがプラスされます。

こちらは以前「ロハスフェスタ」(「人と地球にやさしいライフスタイル」をテーマにしたイベント)で購入したミナ ペルホネンの古着デニム。

ミナ ペルホネンでもデニムにパッチワークを施して補修する取り組みをされていますが、私も自己流で膝などのダメージ部分にはぎれを縫い付けてみました。

デニムは頑丈に仕上げたいので、まずはストックしていたデニム生地を裏側からダメージ部分に当てミシンでステッチをかけ、表側からはぎれを縫い付けました。

はぎれと糸の色の組み合わせや配置を考えるのがとても楽しかったです。着古したデニムも私にとっては特別な一着になりました。

――数年前の無印良品の麻のワンピースとユニクロUのワンピースの胸元にミナ ペルホネンのはぎれからモチーフを切り抜いたものを縫い付けました。

【リメイクアイデア③】KENZOのハンカチでエプロンも! 家着やエプロンなら派手派手も楽しめる♪

最後は、リメイクしてエプロンとして活用するアイデアです。

近所のフリーマーケットで見つけて300円で即買いしたメキシコワンピース。

きれいな緑色とカラフルな刺繍が素敵です。

ゴージャスな袖が付いていたのですが、ノースリーブにカットしてすっきり着やすくリメイクしました。たっぷりとした身頃と軽やかな綿地が家着兼エプロンにぴったりで、大活躍してくれています。

こちらはKENZOのハンカチ3枚を使った簡易エプロン。

KENZOの華やかな色柄は憧れですが、ファッションに取り入れるには私には難易度が高過ぎます。

でもエプロンならと、レトロなハンカチ3枚を繋ぎ合わせて即席で作ってみました。ふわりと軽くてさっと着けられるので食事の時や簡単な調理の際の簡易エプロンとして重宝しています。何よりKENZOのこの色柄を纏えることが幸せ。

外では着こなせないような大胆な色柄やデザインを部屋着用にカスタマイズ。暮らしにときめきやパワーをもらえてとてもおすすめです♪

形が古くなったり体形に合わなくなってきた物を別の形や用途にカスタマイズしたり、古いものと新しいものを合わせるなどの工夫は面白く、また新鮮さに出合えます。

その工夫は自分なりのおしゃれの楽しみになったり、暮らしに色どりを与えてくれています。

この記事を書いた人

読者ライター 河合 麻子

河合 麻子

北欧の食器や雑貨、ヴィンテージのマリメッコなど掘り出し物を求めてのみの市やフリーマーケットなどに出かけることが大好き。夫と子ども2人の4人暮らし。北欧雑貨やプチプラアイテム、グリーンを取り入れた暮らしのアイデアを発信中!

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