【浜川路己】ダンスを始める前は、坊主頭でぽちゃぽちゃ体型でした

ダンスを始める前は、坊主頭でぽちゃぽちゃ体型。スクールの人たちから「おにぎり君」と呼ばれていました（笑）

うちの親は、なんでも「みんなでシェアしよう！」みたいな考え方の持ち主なんです。アイスバーも、姉と僕で買ってもらえるのはいつも1本。本当はひとり1本ずつの方がよかったけど、5歳上の姉が、「私はお姉ちゃんだし、食べていいよ」みたいな感じで優しかったので、子どもなりに頑張って1本のアイスバーをシェアしてましたね。「ちょっと食べすぎー！」とか言い合っていたことも、今思えば楽しかったなぁ（笑）。

芸能の世界に憧れを持つようになったのも、姉の影響です。僕が小学校高学年の頃から、姉がアイドルとして活動するようになって、父が、ダンススクールへ送迎をしてたんです。毎日のように「俺も行くー」ってついていって、送迎の車の中で、姉の所属するグループの歌を大きな声で歌ってた。その頃は、ぽちゃぽちゃしてましたし、丸坊主だったので、スクールの人たちからは「おにぎり君」と呼ばれていました（笑）。

お迎えに行っても、すぐお姉ちゃんが出てくるわけじゃないから、毎日のようにスクールのテラスみたいなところで、大通りに向かって、歌を歌ってたみたいなんです。そしたらあるとき、「興味があるなら、やってみる？」って姉の所属事務所の人にスカウトされました。事務所には、子どもからおじいさんおばあさんまで、幅広い世代の俳優さんやモデルさんたちも所属していて、地方ローカルの需要に応じて、いろんな体型の人を揃えていた。だから、最初は僕「ぽっちゃり枠」だったみたいです（笑）。

それから、ダンスレッスンにハマって、中学生になってからはダイエットもしたりして、今に至ります。今は、暇さえあればレッスンをしているので、ぽっちゃりに逆戻りする心配はなくなりました。ただ髪型は……本当は今でも丸坊主がいいんです。髪型のセットって、やりだしたらキリがないじゃないですか。それだったら丸坊主に金髪のライン入れたりとかしたいんですけど……。でもそんな僕の姿は、望まれていないような気もするので、髪のお手入れもヘアセットも、「面倒くさい」なんて思わずに頑張ります！（笑）

浜川路己／Roi Hamagawa

2006年1月3日生まれ。沖縄県出身。小5のとき、5歳上の姉が通っていたダンススクールで「ダンスをやってみない？」と誘われ、レッスンに通うように。14歳で韓国の事務所からスカウトされ渡韓。帰国後、西山智樹、本多大夢と3人で中国のアイドルオーディション番組「ASIA SUPER YOUNG」、timelesz projectなどを経て、今年5月本多大夢とのユニット「ROIROM」として活動をスタート。

撮影／菊地泰久 ヘアメイク／林由香里 スタイリング／田中香菜 取材・文／菊地陽子