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ブシュロンが新たなハイジュエリーコレクション「インパーマネンス」を発表。儚さの中に永遠を宿す6つの構成作品

  • 2025.7.23

ブシュロン(BOUCHERON)が、ハイジュエリーコレクション「IMPERMANENCE(インパーマネンス)」を発表した。クリエイティブディレクター、クレール・ショワンヌのビジョンのもと、「儚いものに永遠を与える」というコンセプトを軸に、自然のサイクルや移ろいの美を「コンポジション No.6〜1」と称した6つの構成作品で表現した。

インスピレーション源は、日本の「侘び寂び」や「生け花」に代表される自然への敬意。光から闇へ、そして終わりから新たな始まりへ――。一瞬の美しさを捉えて昇華するその姿勢は、地球環境に対する深い憂慮とともに、儚さと向き合い、自然を守る意識を喚起するものだ。

各作品には、植物や昆虫といった自然のモチーフが取り入れられ、ホワイトゴールドやダイヤモンドといった素材に加えて、チタンやホウケイ酸ガラスなどの通常はジュエリーに用いないような革新的な素材を採用。いずれもパーツを取り外してブローチやヘアジュエリー、イヤリング、ネックレスとして着用できるマルチウェア仕様で、ブシュロンらしい自由な感性が息づく。

チューリップ、ユーカリ、トンボをモチーフとした「コンポジション No.6」
チューリップ、ユーカリ、トンボをモチーフとした「コンポジション No.6」

「コンポジション No.6」は、チューリップ、ユーカリ、トンボをモチーフとした作品。ホウケイ酸ガラスやロッククリスタル、マザーオブパールなどを用い、繊細で瑞々しい花びらや葉、透明感のある羽根などが表現されている。制作には1860時間を要し、合計7,844石のダイヤモンドが眩くも繊細な輝きを放つ。

シクラメン、オーツムギ、毛虫、そして蝶がモチーフの「コンポジション No.4」
シクラメン、オーツムギ、毛虫、そして蝶がモチーフの「コンポジション No.4」

「コンポジション No.4」では、シクラメン、オーツムギ、毛虫、そして蝶がモチーフだ。花びらには、ラウンドカットとローズカット ダイヤモンド約700石をセッティング。オーツムギは、外側にダイヤモンド、内側にマットブラックのコーティングを施すことで、風にそよぐ視覚効果を生み出した。極細の筆毛を使用した毛虫は、可変構造を持った本来さながらの姿で、生命の息吹さえ感じさせる精巧な仕上がりだ。

ポピー、スイートピー、蝶がモチーフの「コンポジション No.1」
ポピー、スイートピー、蝶がモチーフの「コンポジション No.1」

「コンポジション No.1」は、ポピー、スイートピー、蝶を主題に、漆黒と光のコントラストで、移ろいゆく自然の儚さを描き出している。ポピーの花びらには、可視光の99.965%を吸収する「ベンタブラック®」を塗布。その漆黒が輪郭を消し去り、圧倒的な静けさを演出している。スイートピーや蝶も、ブラックチタンやスピネルなどで構成され、闇の中でふわりと舞うような軽やかさが宿る。

「インパーマネンス」は、ジュエリーの枠を超え、儚く移ろう瞬間の美をとらえたアートピース。纏う者に“今”という瞬間の尊さを静かに伝えてくれる。

問い合わせ先/ブシュロン クライアントサービス 0120-230-441

https://www.boucheron.com/ja_jp/

Photos : Courtesy of BOUCHERON Text : Makiko Awata

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