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産後の妻に夫が「そんな母親いるの?ありえない」容赦ない言葉に落ち込んで<アンタなんて大キライ>

  • 2025.7.23

市役所に勤務するわかなさんは、娘のゆうりちゃんを出産して現在育休中。夫のだいちさんも市役所の別部署で働いています。結婚8年目に待望の子宝に恵まれたものの、ゆうりちゃんを愛するどころか憎しみの感情しか湧かないことに葛藤。出産日を振り返りながら「自分は“まともな母親”ではない」と感じていました。

出産は想像以上に苦しく、疲れ果てたわかなさん。しかし、休む暇もなく、初めての育児がスタートします。

しかし、ゆうりちゃんは母乳をうまく飲めず、泣くばかり……。出産後の身体的なつらさや眠気も相まって、わかなさんは「飲め! 泣き止め!」と、次第に苛立ちを募らせます。

そんななか、看護師がやってきて「最初から出る人のほうが少ないですよ。個人差はあるので」と励まされ、育児用ミルクを持ってきてもらうことに。満腹になり、ようやく泣き止んだゆうりちゃんをみて、わかなさんに笑顔とやる気が戻ります。

子どもを産んで、浮き彫りになった夫婦の形

入院中、育児用ミルクをもらうたびに「母親失格」と言われているように感じ、後ろめたさを感じていたわかなさん。

退院後、夫からも「節約はどうなるの?」「努力が足りないんじゃな?」と心無い言葉を浴びせられ、再び落ち込んでしまうのでした。


▼助産師によると、繰り返し吸わせることで赤ちゃんが上手に飲めるようになり、乳腺が刺激されて母乳がよく出るようになるそうです。とくに新生児の赤ちゃんは欲しがる時に欲しがるだけあげる(自律授乳)ことで、出が悪かったママもよく出るようになることがあるそうですよ。

母乳が出ず、泣くほど努力したわかなさん。容赦のない夫の言葉に、胸が締め付けられます。結果には必ず、それに至るまでの過程があります。思ったような結果が出ていないからと言って、努力していないわけではないのです。夫の言動はわかなさんの頑張りを認めているでしょうか。

夫婦関係に限らず、人間関係を構築する上で、相手の頑張りや工夫、気持ちに気づき、寄り添えるような人でありたいものですね。


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。


著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち

ベビーカレンダー編集部

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