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「うちがやるしかない」隣家の蜂の巣駆除。“小さい巣だから平気”かと思いきや…!?<となりの庭に泣かされた>

  • 2025.7.22

子育て中のサエさんは、最近念願のマイホームを建てました。隣の林さんは人柄もよく、隣家の美しい庭にサエさん夫婦は癒やされていました。ところが、秋になると家の周りが落ち葉でいっぱいに。そのたび、庭掃除に追われることになりました。
落ち葉の季節が過ぎて春になると、今度は蜂が現れて……。巣があるのは林さんのお庭だったため、相談しに行くことに。すると、「うちは困ってないから」と蜂の巣駆除を押し付けられてしまったのです。

蜂の巣を駆除する決心を固めたサエさん夫妻。そして……。

小さいから平気でしょ?自分たちで駆除することに

隣の家にできたのはアシナガバチの巣。「まだそれほど大きくないから」と、夫のユウタさんは完全防備で駆除に挑みました。ところが、スプレーを巣にかけた瞬間、アシナガバチが大きな羽音を立てて一斉に飛び出し、ユウタさんに襲いかかってきたのです。

なんとか無事に駆除できましたが、ユウタさんは「もう二度とやりたくない……」と疲労困憊。駆除のために準備した防護服やスプレーなどの費用も思いのほかかさみ、予想外の出費となりました。

アシナガバチは比較的おとなしい性質で、巣を刺激しなければ人を攻撃することはほとんどありません。ただし、毒針を持っているため、十分な注意が必要です。巣が小さく(テニスボール〜ソフトボール程度)、低い位置にある場合、装備をしっかりすれば自分で駆除できることもあります。しかし、危険が伴ううえ、必要な道具をそろえるにはそれなりの費用もかかります。無理をせず、専門業者に依頼したり、自治体に相談したりする方法も選択肢のひとつ。


また、蜂は刺されると死に至ることもゼロではありません。刺されたら、まずその場を離れましょう。針が残っている場合は、ピンセットや毛抜きなどで慎重に取り除きます。その後、毒を絞り出すように患部をつまみながら、流水でよく洗い流してください。なお、口で吸い出すのは危険なので必ず手で行います。不安がある場合は、皮膚科や小児科へ。呼吸困難、嘔吐、強い眠気、発熱などのアレルギー反応(アナフィラキシーショック)が少しでも見られた場合は、ためらわずに救急車を呼びましょう。

なお、蜂の巣の駆除は基本的に、その敷地の所有者が責任を負うものです。今回、サエさん夫婦がけがもなく無事に駆除できたのは良かったですが、本来の所有者以外が勝手に駆除を行うと新たなトラブルを招く可能性もあるため注意したいですね。


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。


著者:マンガ家・イラストレーター みぃ子

ベビーカレンダー編集部

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