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ちょこんと手にのるプチサイズ。20分でマイまめ盆栽が作れるワークショップ、仙台「1000’s BASE」

  • 2016.5.11

「まめ盆栽」「超ミニ盆栽」とは、手のひらに乗るほど小さな盆栽のこと。ミニサイズの愛らしい姿に、ファンが急増中です。「1000's BASE(センズベース)」のワークショップでは、樹木の選び方や育て方もていねいにレクチャー。気軽に盆栽を始められるとあって、県内外から人々が訪れています。

住宅街の一角にある多肉植物と小さな盆栽の専門店

地下鉄長町南駅から徒歩7分。大通りから一本中に入った住宅街に「1000's BASE(センズベース)」はあります。

「1000's BASE」は、全国でも珍しい多肉植物と小さな盆栽の専門店です。奇妙な形の多肉植物や、もみじや松といった樹木の苗木の販売のほか、毎月ワークショップや勉強会も開催。特に人気なのが小さな盆栽を作るワークショップです。

手のひらサイズの小さな盆栽は、置く場所を選ばず、持ち帰りにもらくちん。盆栽の奥深い世界を気軽に体験できるとあって、県内はもちろん県外から訪れる人が増えています。

一軒家のガレージに設置されたビニールハウスの中には、ぷくぷくとした多肉植物や、長いとげのはえたサボテンがずらり。エアプランツなど見た目がユニークな“ビザールプランツ”の取り扱いも豊富です。なかには、ひと鉢数万円もするようなレアなサボテンもあるのだそうです。

屋外に出ると、軒先に小さな盆栽や苗木が並んでいます。

山桜や山モミジ、松など品種は盆栽定番のものですが、どれも10cm以下というプチサイズ。おもちゃみたいな小ささに、ついつい顔を近づけて本物か確認してしまいます。

小さな盆栽は、手のひらに乗るくらいのものを「まめ盆栽」、そ れよりも小さく鉢のタテヨコ、または樹高が3㎝以内のものを「超ミニ盆栽」と呼び、初心者でも手軽に始められる盆栽として人気を呼んでいます。

初心者のためのアドバイスがいっぱいのワークショップ

今回は超ミニ盆栽作り(お試し2000円)のワークショップにチャレンジしてきました。

ワークショップは、1人からでも参加OK。約20分ほどの作業時間で、ミニサイズの盆栽を作ります。小さな鉢のなかに自然の情景をを作りあげる盆栽。奥深い盆栽の世界に気軽に体験してみましょう。

まず、屋外に並んだ苗木から好みの樹木を選びます。オーナーのセンさんによると、初心者におすすめなのは山モミジ。寒さや病気に強く、たくましく育ってくれるのだそう。

樹を決めたら、プラスチックポットから苗木を取り出しやさしく土をほぐします。細かなひげ根がしっかり生えていることが元気な証。「1000’s BASE」の苗は、自宅でも元気に育ってくれます。

次に鉢合わせです。オーナーのセンさんにアドバイスしてもらいながら、ぴったりの鉢を探します。

この日は、山モミジのすっとした印象にあわせ、つるつるとした鉢を選びました。全体を鑑賞する盆栽は、鉢選びも大切な作業。サイズが合うのはもちろん、樹の雰囲気にも合ったものを選びましょう。

長く大切にできるひと鉢に仕上がります

ぴったりの鉢を選んだら、樹の「表」と「裏」を決めます。樹が最も美しく見える位置を探し「表」を決めたら、根をワイヤーで鉢に固定。根が動いてしまうと、新しい根がなかなか生えてこないのだそうです。 固定したら土を少しずつ入れていきます。

菜ばしを使って少しずつ根の間に土を入れながら、作業を進めます。

最後に、表面にミズゴケとコケを敷いて完成です。水分の蒸発を防ぎ、見た目にも趣のある雰囲気になります。コケは日々成長するので、徐々に変化していく様子も楽しめますよ。

自分で仕上げた盆栽は、できるだけ長く大切に育てたいもの。ワークショップでは育てるコツもしっかり教えてくれます。

山モミジは「水を切らさない」ことと、「戸外の風通しのよい場所に置く」こと、そして何より「毎日観察してあげること」が上手に育てるポイントと教えてもらいました。

盆栽作りはおよそ20分弱と短時間。センさんのアドバイスをしっかり受けながら作業を楽しんでくださいね。

「センズベース」では、盆栽ワークショップのほか、多肉植物の植え替えなどのワークショップも行っています。

初心者でも気軽に育てられる小さくてかわいらしい“盆栽”。ワークショップに参加して、ずっと大切にしたいひと鉢を作ってみましょう。

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