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疲れた大人の楽園【韓国パラダイスシティ】グルメもスパもプールも満喫する2泊3日完全プラン完成!

  • 2025.7.17

お買いものに、肌管理に、ストレス発散に。コロナ禍以降、よりカジュアルに韓国旅行を楽しむ人が増えています。なかには「韓国なんて、東京から大阪に行くのと感覚的には大差ない」なんて豪語する方も。まさにその感覚で訪れたいのが、仁川空港近くにある施設、パラダイスシティ。2025年6月、その魅力を確認すべく2度目の訪問をしてきました。そして、お疲れの大人に最適なプランを完成させてみたので、ぜひ夏の旅行のご参考に!

【パラダイスシティ】とは?

そもそも、パラダイスシティとは2017年、韓国・仁川空港のすぐそばに誕生した北東アジア初の統合型リゾート。「パラダイスシティ」「アートパラディソ」の2種類のホテルがあり、総面積33万㎡(10万坪)の中に外国人専用の「パラダイスカジノ」が、スパとプールが併設された「CIMER(シメール)」が、金・土・日のみ営業するクラブ「CHROMA(クロマ)」が、そしてショッピングエリアやスターが集う映画祭など国内外の大型イベントを開催できるコンベンションセンターなどがあり、敷地内には3,000点に及ぶアートが展示されているアートエンタテインメントリゾートなのです。要するに……
 
広いの! 楽しめることがいっぱいあるの! ひとりで来るか、パートナーと来るか、友人たちと来るか、親や家族を連れてくるかで過ごし方はずいぶん変わるし、どのパターンでも楽しみ方があるの! イケるの、小さいお子様からご老人までここ、イケちゃうんです! だからホテルのすべてを味わい尽くすには数週間は滞在しないと絶対に無理。これをお読みの、日本で忙しく働いている大人の皆さまがそんなに休みとって仁川空港に籠もるわけにはいけないでしょう。だからこそ、効率的かつオイシイところだけ味わえるように情報を整頓せねばなりません!
 
というわけで、売れっ子で忙しい大人がギリギリ休みを取れるなら週末+1日の2泊3日くらいだろうと仮定して、「疲れた大人が、癒やしを求めてパラダイスシティを訪れるなら」と想像した【2025年夏版・完全なる攻略プラン】を練ってみました!

仁川空港へ到着する飛行機は関東エリアから向かうなら、成田空港発が多いのです。その場合は始発ではないものの、なかなかの早朝に自宅を出て成田空港を出発することになります。関西や中部、新千歳や福岡からも午前便はありますので、多くの2泊3日韓国行きを考えるかたが午前便を選ぶのではないでしょうか。
 
仁川空港に着きましたらパラダイスシティへの無料シャトルバスに乗車しましょう。第2ターミナルからは15分~20分、第1ターミナルからは5分ちょっとで到着。運行状況は2025年6月現在、ターミナル1は30分間隔、ターミナル2は1時間間隔でした。

1日目 12:00■【ラウンジパラダイス】でランチ!

Lounge Paradise
平日は9:00~、土日祝は8:00~。22:00まで、いつだって食事を提供してくれる美味なる駆け込み寺です。

とりあえずお昼にホテルに到着。ホテルのチェックインは基本的に15:00からなので、フロントにスーツケースだけ預けてパラダイスシティホテルのフロント近くにある【Lounge Paradise(ラウンジパラダイス)】でランチにしましょう。いわゆるホテルのラウンジですが広々とした空間、韓国料理だけではない幅広いラインナップのお料理があるので、「え~、一食目はなににしようかな~」とワガママ放題で食べたいものを選べばいいのです。周囲をキョロキョロ見まわしてみても、どうやらオススメは韓牛のユッケビビンバ定食。大人気でした。

じゃじゃーん! こちらが韓牛のユッケビビンバ定食 44,000ウォン(日本円で約4,840円)※ランチ価格

お肉が、やっぱり、美味しいのよ~! 生肉を堂々と食べられるのは韓国の醍醐味! タレをかけて混ぜて混ぜていただきます!

韓牛のハンバーガーセット 43,000ウォン(日本円で約4,730円)。お肉がこっちも美味しいんですって!

韓牛のカルビ煮定食 47,000ウォン(日本円で約5,170円)。でっかいお肉もしいたけもゴロゴロ!

ああ、やっぱりホテルのラウンジってハイクオリティ♡ 優雅な気持ちで韓牛をいただいていると「パラダイスシティへようこそ」と言われている気がします(※勝手な妄想です)。もちろんベジタリアンメニューも、パスタもサンドイッチも、お粥など疲れたからだにやさしいメニューもあり。同行者と1食目に食べたいものが異なっても、自由に平和に選べるのもラウンジの強み。食後のコーヒーをいただきながら、すっかりリラックス!

1日目 14:00■ 散策しながら【CIMER】に直行。スパで疲れを取る!

今回宿泊するのは「ART PARADISO(アートパラディソ)」という大人向けのホテル棟です。そのすぐ近くにスパとプールが併設された「CIMER(シメール)」があるので、スーツケースを今度はアートパラディソのフロントに預け直していざ、スパへGO! タオルもアメニティも充実しているので、手ぶらでいけばよしです。

CIMER
営業時間は10:00~21:00。宿泊プランによっては利用券がついている場合もありますが、
プールもスパも利用する6時間のチケットは通常期は大人60,000ウォン(繁忙期は70,000ウォン)、スパゾーンのみの4時間チケットは40,000ウォンです。

プールにも入るか迷いどころですが、今回は日々の疲れを癒やすのが目的なのでとりあえずスパのみ! お風呂もあるし、熱々のチムジルバン(韓国のサウナ)もあるし、マッサージチェアもあるし、とりあえず汗をかいて休んで、汗をかいて休んでを繰り返すのみ!

温度やコンセプトもいろいろ違うサウナがあるから全部まわりたくなるんです。こちらは塩サウナ。65度だからけっこう熱い!

老廃物の排出をサポートしてくれるんだって。出て行って~、老廃物~!

リラックスルームで小休憩。

円形のアメジストルームは座っても汗をかけるんだけど、人がいなけりゃついつい寝そべっちゃうよね。ここも65度。

20分5,000ウォン(日本円で約550円)のZESPAのマッサージチェアはマストです。あ、ちなみにあかすりやマッサージのサロンもあり。予約が必要です。

小腹がすいたらスナックバーでアイスクリームや軽食、シッケ(韓国の甘酒)を。日本にもよくある健康ランド同様、ロッカーキーで購入し、出るときに精算すればOKです。

韓国ドラマでよく出てくる、茶色い燻製たまごも1個1,500ウォン(日本円で約165円)で食べられる♡

ヒノキルームは28度。とりあえずいい香りがするので休憩。どんだけ寝転んでいるんだ。

あああ~、休日ってサイコー! 日本国内の温浴施設もいいけれど、私いま、韓国にいるんだ! 溜まった疲れもストレスも、汗とともに出ていく気がします。これ、「パラダイスシティに到着するなりサウナ行く」コース、くせになりそう……♡

1日目 18:00■ 夜ごはんはさっぱり【オルムチェ】のしゃぶしゃぶを

4時間もサウナで汗を流したら、身も心もフワフワ~! とりあえず「アートパラディソ」にチェックインを済ませ、お部屋の素敵さにテンション上がったところでああ、もう寝ちゃいたい気もするけど……韓国に来たんだし夜ごはん食べなきゃ! でも、がっつり焼肉の気分じゃないな。ここは、宿泊する「アートパラディソ」と目と鼻の先にある「プラザダイニング」という、レストランがたくさん入っている商業施設で食べたいものを選びましょう。ドップリお疲れの大人には【オルムチェ】でしゃぶしゃぶを推薦。
 
こちらはこだわりのお肉と新鮮な野菜を日本同様、しゃぶしゃぶでいただけるお店。とはいえ和食のお店というノリではなく、和風のだしのスープもありますが韓国らしいピリ辛だしや、ゴージャスな海鮮しゃぶしゃぶセットもあります。お肉とスープの組み合わせを決めて注文すれば野菜もたっぷりついてくるスタイル。今回は3名で伺ったので、「ピリ辛だし」は共通で、韓牛肩ロース41,000ウォン、韓国牛サーロイン87,000ウォン、サムギョプ牛胸肉36,000ウォンのお肉のしゃぶしゃぶセットを頼んで、いろんなお肉を楽しむことにしました。

ソースはこちら。辛いソースからまろやかなごま風味のソース、お醤油ベースで唐辛子やニンニクを入れて味を調えると3種類あります。この青唐辛子が尋常じゃないほど辛いので調子に乗って入れ過ぎないようにしましょう(←調子に乗った人)。

とりあえず野菜を入れられるだけ入れて加熱していきます。

こちらが韓国牛サーロイン。和牛より韓国のお肉のほうがちょっとさっぱりしている気がします。

この白きくらげが辛いスープを吸って、それはそれはパンチがあって、ああ、美味しかったですね……! 野菜が新鮮でひとつひとつ美味しかったんです。野菜をたっぷり食べたい方にはここオススメ!

韓牛肩ロースは「お肉食べてる」って実感が押し寄せる味でした。

シメはカルグクス麺がついてきます。ビールも飲んじゃって満腹! まだまだ遊びたい気持ちもあるけれど、今回宿泊する「アートパラディソ」は58室すべてがスイートルーム。ヨーロピアン・ブティックがコンセプトのなんとも洒落たホテルで、夜がとっても似合うホテルなんです。初日はまずこのホテルを満喫しようかな、と本日の予定はここまで。スーツケースをゆっくり開けながら、お部屋でちょっとお酒を飲みながら、韓国の夜をゆったり楽しみましょう。

1日目 就寝まで■「アートパラディソ」のお部屋を堪能しましょう

ちなみに、アートパラディソのチェックイン中、供されるウェルカムドリンクはこちら。ッカー! おしゃれだねー!

「アートパラディソ」はフロントからこの雰囲気。もう、朝でも昼でも夜の雰囲気なんですよ。

デラックススイートルームはこの雰囲気。落ち着く~!

ロイヤルスイートルームのインテリアはひとつひとつ見ていて楽しいんです。ね、お部屋でゆっくり過ごさないなんてもったいないでしょ?

ロイヤルスイートルームには、メインの寝室と別に丸いベッドまでありますからね。丸いベッドって。

ソウル市内を旅する場合はホテルなんて寝るだけって方も多いと思いますが、パラダイスシティはホテル滞在もしっかり楽しみたいリゾート。ルームサービスを頼むもよし、アートパラディソのすぐそばにコンビニエンスストアのCUもあるので、飲み足りない方は韓国のビールやワインを買ってお部屋で飲むもよし。まずは、素敵なお部屋を満喫しましょ♡

2日目 7:00■ 朝ごはんはやる気出して【On the Plate】へ行きましょう

ホテルのお部屋の素敵さにテンションが上がって結局夜更かししてしまいますが、2日目はやる気満々、朝ごはんは早めの時間に「パラダイスシティ」内の超有名ビュッフェレストラン「On the Plate(オン・ザ・プレート)」にまいりましょう。宿泊プランによっては料金に含まれている場合もありますが、ない場合は朝食は大人70,000ウォン(日本円で約7,700円)です。

On the Plate
朝食は6:30~10:30。昼食は12:00~14:30、夕食は18:00~21:30といずれもビュッフェ形式で豪華なお料理が楽しめるレストランです。

ここはパラダイスシティに宿泊したなら一度は行くべき! ニューヨーク、地中海、ヨーロッパ、上海、そしてもちろん韓国と、世界中の美食を朝から集めたビュッフェなんです。どのお料理も本当にハズレなし、見目麗しい朝食にテンションぶち上がり、最高にゴージャスな気分で1日をスタートできるんです。

朝から食べますよ、ローストポークだって!

サラダコーナーもこの充実っぷり。真ん中のシーザーサラダが名物です。ロメインレタスをチーズソースで和えてあるんですが、まあ本当に、美味しいったらありゃしない。

韓国ならではのおかずも充実。朝からチャプチェも、じゃこの炒め物も美味しかったです。

もちろんパンも絶品♡

点心はこの可愛さで、パンダさんにしようか豚さんにしようか、起きたばかりのボーっとした頭でマトモな判断がつかないと全部取ってきちゃうよね。

お野菜もたっぷり摂ることができます。

オススメは手前でピンボケしているトリュフ入りリゾット。中華のお味も朝向けにやさしくされているのですが、エビチリとかは夜でも勝負できる本格的なお味でした。

控えめにしようと思ってもついつい食べちゃう、それがOn the Plateのビュッフェ。ちょこっとずつあれこれつまんで、しっかり栄養補給して2日目を楽しむぞー! おー!

2日目 8:30■ 【アート】をめぐるお散歩タイムを

正直、食べ過ぎましたよね。だってフルーツとか全部美味しいんだもん。そんな腹パンな2日目の朝は「アートエンタテインメントリゾート」と自称するパラダイスシティの敷地をお散歩してみましょう。天気も味方をしてくれています。敷地内には3000点を超えるアートが飾られているといいますが、本当に歩いていると絵画やオブジェなどが出現します。「アートを見に行くぞ!」と気負う必要はなく、滞在中の時間を芸術が勝手に彩ってくれている、それがパラダイスシティ。でもね、せっかくだからお気に入りを見つけてみよう!

有名過ぎる草間彌生さんの「パンプキン」は、パラダイスシティ1Fの中心にある象徴的な存在。「カボチャに何時に集合ね!」は訪れるすべての人の合言葉になっているでしょう。こちら、草間先生のサイン入りなのでぜひ見つけてください。

アートパラディソからも近い「プラザ」には、6メートルにわたる木を使用したKAWS(カウズ)の「TOGETHER」が。

間近で見るとド迫力!

触れそうなほど精密な水滴を描くアーティストとして有名なキム・チャンヨルの「WATER DROPS」も。

近づいて見てもやっぱり水滴がそこにあるかのよう!

ポール・アレクシスの「Eastern Celebrity & Western Celebrity 15」は……、

こんなふうに立体感が表現されているのです!

韓国のそうそうたる映画スターたちも。真ん中には誰が入るのかしら? ワクワク!

デビッド・ラシャペルの「Courtney Love: Pieta」は絵画にお詳しい方ならお気づきの通り、ミケランジェロの作品〈Pieta〉をモチーフにした作品。コートニー・ラブが抱きしめているのは死別した夫カート・コバーンに扮した俳優さんで、これ、写真なんです!

アートパラディソの目の前には期間展も行われる「PARADISE ART SPACE」も。

アメリカを代表する現代美術家のジェフ・クーンズの「Gazing Ball (Farnese Hercules)」。これ、鑑賞していると青いガラス玉には観ている自分が必ず写ってしまうことも含めて、の作品なんだそうです。芸術って遊び心だねー!

2日目 11:30■ 昼間はちょっとだけ【OUTDOOR POOL】へIN。

ここが仁川空港の近くのリゾートであることを体感できるのが「パラダイスシティ」3階に位置する「OUTDOOR POOL(アウトドアプール)」です。パラダイスシティやアートパラディソに宿泊している場合はプール使用料は含まれている場合が多々ですが、そうでない場合、利用料は大人80,000ウォン。屋内プールも使えますが、このお天気で屋外プールに出ないなんてもったいない!

日本だとなかなかプールに入る勇気はないけど、海外だと平気なのはなんでだろー!

お天気もサイコー!

パラダイスシティに来るなら水着は必須だわ、とひと泳ぎしてしみじみしていると、プールサイドに謎のボタンを発見。タッチスイッチって書いてあります。何だろう……? とちょっと触ってみると……!

このスイッチは、なあに?

ゴゴゴゴゴ……と音がしてプールサイドにジャグジーが出現!

まさかのジャグジー機能がついていたんです! これが「日本でこの強度のジャグジーがあったらアザができたとかクレーム入れる人、いるんじゃなかろうか」と心配になるほどキョーレツ! しかも、水の中で立った状態で使うもの、座って使うもの、脚にジャグジーが当たるもの、腰にジャグジーが当たるものと種類豊富。プールで水浴びしにきたのに、まさかのお疲れ癒やし時間が発生。ほどよい温水プールで今日も疲れがとれちゃいそう!

手すりにつかまっていないとからだが前に進むくらい強いジャグジー。

夜、その勢いを再度撮影しに行きました。結構なもんでしょ、これ。

いやー、ホテル内のプールもさすが、パラダイスシティでした。気が利いてる! めちゃくちゃ広いってわけじゃないし、子ども用の浅いプールもあったので、家族連れでも安心して楽しめそうです。

軽食を楽しめるパラソルもあるし、

有料ではありますがカバナもあります。一日プールで遊ぶなら、ここでゆっくりしてもいいかも!

空港に面した小分けのジャグジーは家族やカップルでプライベート空間の気分で使えます。たまに飛行機が飛んでいくの!

太陽の光をたっぷり浴びて、ちょっとはしゃいで、ジャグジーで癒やされてすっかり楽しんだプールタイム。そろそろ、遅めのランチでも食べましょうか?

2日目 14:00■【トリュフかき氷】【マンゴーかき氷】で昇天

2日目のランチは焼肉やカンジャンケジャンを食べようと思っていたけど、朝ごはんをたっぷり食べたせいで、まだ、お腹がすいていないんです。「プラザ」でファストフードやおそばやラーメンでもいいけれど、そういえばパラダイスシティには名物の「超高級マンゴーかき氷」があると聞いていたので、昨日のランチで訪れた「パラダイスラウンジ」に向かいました。結論から言うと、これが大正解!

済州アップルマンゴーかき氷 98,000ウォン(日本円で約10,780円)

かき氷に1万円も!? と思いきや、これがとっても貴重な済州島産のアップルマンゴーを使っており、その質の高さは食べてみれば納得。ソウルの新羅ホテルなどでも済州島のマンゴーかき氷を販売しているそうですが、そちらは連日大行列だそう。

見て、このみずみずしさ。全片美味しかったんです。2~3人でひとつでいいと思う量。大量のマンゴーに押しつぶされているのは練乳味のかき氷で、これがまた上品なお味でねェ……!なぜかあずきともなかの皮が添えられていて、自分のタイミングでもなかを作って食べていいんです。幸せな自由をありがとう。

かき氷好きなら体験的に食べておきたいマンゴーかき氷に満足したのですが、2025年のパラダイスラウンジはとんでもないことをやらかしているんです。まさかの目の前で削ってくれるサービスまである「トリュフかき氷」を期間限定で出しているのです!

トリュフかき氷 103,000ウォン(日本円で約11,330円)。あんこやミルクアイス、マンゴー、ブルーベリーも添えられてやってきました。

トリュフとかき氷って合うの? まーた、金持ちの道楽みたいなことしてーと悪態をつきつつ、興味を抑えられず注文。するとスタッフの方がかたまりのトリュフとともに登場し、目の前でシャッシャと薄切りトリュフの雪を降らせてくれるじゃありませんか……!

このトリュフを削るパフォーマンス、アガります。なんつったって、削りながらすっごくいい香りもしてくるんですよ!

できあがりがこちら。

正直、今回同行してもらったカメラマンの女性は10年以上、コンスタントに仕事上の付き合いがあるのですが、とってもポーカーフェイスな方。「美味しい!」「嬉しい!」とここまでテンションが上がっている姿を初めて見ました。正直、これだけでもオーダーした価値があります。肝心のお味はミルク味のかき氷に上質なトリュフがかかっているわけで、甘さとトリュフの相性が意外といいことを新発見! トリュフの香りをいただいている、まさにここでしか味わえない逸品でした。帰国後もなぜか思い出すのはこの香りと味で、「トリュフかき氷目当てにこの夏、もう一度パラダイスに行ってもいいかも……」と、食べた全員が思っています。そのくらいオススメ!

2日目 16:30 ■またもやお部屋でマッタリ

トリュフかき氷の衝撃のまま、一度お部屋でシャワーでも浴びることに。ちなみに今回宿泊したのは「アートパラディソ」の中の複層階構造のデュプレックススイートで、ホテルの中では一番カジュアルなスイートルームではありますが、本当に素敵なんです。

なぜかメゾネットっていうか、2階があるわけ。

2階部分にも大きなテレビとソファがあって、なんでこうなってるかっていうと「上の階でパーティができるように」パーティってw 今回の同行者はこのソファの心地よさに思わず1泊ここで寝落ちしてしまったそうです。ベッドで寝なさい。

アメニティはバイレード。日本ではハンドクリームくらいしかまだ買えないのかな? いい香りです。

このおっしゃれーな緑色の扉はなにかというと……

カフェコーナーと下は冷蔵庫でした。ネスプレッソでコーヒー飲みまくり。

バスタブもついているので、お湯をためてほっと一息。韓国のホテルって狭くてバスタブがないところも多いのですが、アートパラディソは全室にバスタブがあります。ああ、幸せ。いいホテルって最高。お部屋にいることがエンターテインメントに感じられるなんて、大人ならではの余裕かも。

2日目 19:00■夜ごはんは本命の【SERASÈ】のコース料理。自分へのご褒美!

「アートパラディソ」内にはモダンコリアンダイニング「SERASÈ」があります。いわゆる、創作韓国料理。ドラマや絵本の世界の飛び込んだようなインテリアにテンションが上がります。ここは予約して夏のコース料理「SUMMER SENAN」150,000ウォンをいただきましょう!

お飲み物は別料金で抜栓料を払えば持ち込みも可能ですが、もう素直にシャンパンをいただきますよ♡

こちらはウェルカムフード。右のお肉のフレークのようなものが乗ったおせんべいのようなものは、草間彌生先生の「パンプキン」を模したオブジェに乗っておりますね。おしゃれですね。

とうもろこしの茶碗蒸しはとっても甘くて優しいお味。

旬の貝類と野菜でございます。

イカのスンデなんて、生まれて初めて食べましたよね。

中休みにシャーベットまで出てくるの。

メインは韓牛ヒレステーキとトッカルビ&牛シビレの甘辛揚げでございます。美味しいです。

シメはセラセそば冷麺。肉のだしがしっかり感じられます。

デザートはスーパースイートコーンのムースとミルクアイス。すっごくトウモロコシの香りがする!

最後にお茶菓子までついてくるのね。このチョコが美味しいのね。

パラダイスシティ内にはソウルでも人気のレストランがたくさん出店していて、がっつり焼肉でも海鮮でも、好きな韓国の美味しさは選び放題。ですがSERASÈで、脳も覚醒しそうな「食べたことのない味」を体験するのはまさに、ここでしかできない体験! パラダイスシティを訪れた大人のごほうびディナーとして、SERASÈは本気でオススメです。

2日目 21:00■映えスポットを網羅しましょう

幸せな夕食のあとは、ほろ酔い&上機嫌でホテルを散策。アートはもちろん、すぐれた建造物と粋なライトアップで、パラダイスシティには夜しか味わえない美しさがあるんですよ!

左は金・土・日しか営業しないクラブ「CHROMA(クロマ)」、奥は「CIMER(シメール)」、右は遊園地の「WONDERBOX(ワンダーボックス)。それぞれのライトアップが美しい! クロマの壁面には、夏に開催されるフェスの告知が映し出されています。

クロマの入口は七色に光っておりまして……、

中を歩くだけでもアガります。ここ、いろんなドラマや映画でも使われてますよね。

宿泊するアートパラディソの外からの入口は夜、このような雰囲気で、

どこぞの貴族の家に迷い込んでしまったのかわからない雰囲気のインテリアが待ち構えています。

もう、1日中見て歩いても飽きないわ、このホテル。でもパラダイスシティの夜は、このままでは終われません。そう、ここに来たなら行かねばならないところがあります! 24時間365日営業している「パラダイスカジノ」です!

2日目 22:00■【パラダイスカジノ】へGO!

「パラダイスカジノ」は外国人専用の韓国最大級のカジノ施設。日本人スタッフも多数在籍し、初心者でも安全にカジノを楽しむことができます。もちろんここでのゲームは日本人にとっては合法! パスポートを持参し、会員カードを作って中に入りましょう。
 
ポーカーやバカラ、ルーレットなど豊富なゲームを楽しむことができ、ベット金額の高いテーブルや個室のVIPルームもありますが、少額から賭けられるテーブルやスロットもあります。宿泊条件によっては初回特典でバウチャー(利用券)を配布していることもあるので、スタッフの方などに聞きながらカジノ体験にトライ! あ、本当はカジノ内は個人スマホの撮影もオールNGなので、今回は特別に許可をいただいた取材時に撮影した写真でお届けいたします。

どひゃー! カジノスペースの中央には、彫刻インスタ―レーション作品『Gold Carousel』が展示されています。きらびやかですな~!

自動のゲーム機で進行されるバカラ体験中。

スロットマシーンもあります!

ウォン紙幣を入れて、1円、10円くらいの少額から賭けられるので初心者にオススメ。

私は1万ウォンをスルスルっと入れて、スロットマシーンでゲーム開始。小当たりや中当たりくらいを繰り返し、ワーキャー言いながら数時間楽しんで、プラスマイナスゼロ。あー、楽しかった! ゲームセンターに遊びに行ったと思えば、数時間ワーキャー騒いでプラスマイナスゼロって、けっこう美味しかったかもしれません。同行者は30,000ウォン(約3,000円)勝った人、バカラゲームで80,000ウォン(約8,000円)勝って怖くなってやめた人、数万円負けちゃった人などさまざま。カジノは「使っていい額」を最初から決めて「儲かったらラッキー」くらいの気持ちで参加することをオススメします。
 
アドレナリンが出まくって喜んだり悔しがったりして、気づいたら日付が変わっていました。大変! 慌ててお部屋に戻ってお風呂に入って就寝。1日遊んだおかげでコテっと即寝してしまいました。仕事でグッタリしてじゃなく、遊び疲れて眠るって、こんなにも幸せなのね……!

3日目 8:00■朝ごはんは【SERASÈ】で不思議な御膳を

昨日、お夕食をいただいたアートパラディス内のレストラン「SERASÈ」は宿泊予約時に希望しておく必要がありますが、朝食サービスもあります。御膳スタイルで、汁物をわかめスープやソルロンタンなど選択するシステム。せっかくならさまざまな朝食スタイルをエンジョイしておきたい! と向かってみたのですが、これがまた……アタリだった!

ずらっと並んだおかずのなかには、アワビの煮物までしれっとありました。朝からアワビ!

牛骨や牛肉を煮込んで作るソルロンタンは朝から濃厚。器の底が見えないほど濃厚なお味です。塩などを足していただきます。

朝からしっかり牛肉も入っていたよね!

おぼろ豆腐や牛肉の煮つけなど「私、王族だったっけ?」と一瞬おのれを見失いながら味わって、宿泊者として最後の食事が終了。ああ、美味しかった。ゆーっくりコーヒーをいただいて、朝の時間を贅沢に味わいます。

3日目 10:00■早めにチェックアウトして【CIMER】のプールへGO!

帰国の飛行機は夕方発にしておきましょう。ホテルのチェックアウトは12時なので、朝食後の時間をどう過ごすかは2日目までの楽しかったことで決めればいいと思います。カジノにトライする人、ショッピングにいそしむ人、弾丸でソウルへお買いものに行くのもアリ。けれどお疲れの大人の選択は到着日と同じ、シメールに行くこと! ただし今回は水着を着てプールをエンジョイしたいと思います!

洞窟のようなエリア「ケイブ・スパ」もあり、ものすごい勢いで降ってくる水で滝行気分も味わえます。

週末はDJがプレイするスクリーンのあるジャグジーエリアの「アクア・クラブ」は映えスポットとしても有名。

カップルは「バーチャル・ルーム」で。パノラマの幻想的な映像と共に入水できますよ。

可愛いフラミンゴの浮き輪もレンタル可能。プールは温水なので、季節を問わず快適なんです~!

水に浮かんでいる気分を味わえるサンベッドもレンタル可能。シングルベッドは平日30,000ウォン、写真のダブルベッドは平日60000ウォンです。

サンベッドなどは1Fのレンタルショップで申請すればOK。

1Fのプールでわいわいキャッキャも楽しいのですが、大人は2Fでちょっと、贅沢してみましょう。1Fを見下ろす屋内インフィニティプールは誰でも入れる映えスポットとして有名。
 
それとは別に、2Fには90分300,000ウォンで借りられるカバナがあり、タオルにバスローブ、ミニバー付きで、ちょっとプライベート気分を味わいながらジャグジーを楽しめるんです。お酒や音楽も常識の範囲内で楽しんでOK。こーれが、謎の安心感があって最高! にぎわうプールだとリラックスできない方、水着姿で人前に出るのが気恥ずかしいなんて方は、家族や友だちと貸し切りのカバナでゆっくりリラックスしてみては?

誰でも入れる屋内インフィニティプールは、1Fから友だちに写真撮ってもらいましょう。なにごとも記念です。

2Fに見える、紫やピンクの透けてる囲みエリア、あちらが貸し切りできるカバナでございます。

じゃーん!室内はこちら。お食事メニューもこちらでオーダーできます。

公共のプールってどうしても、他人様でも子どもを優先したい気持ちがわいてしまい遠慮しちゃって、いい大人が大人だけではしゃぐのはどうなのかな、と思ったりしちゃうんですが(私だけですかね)貸し切りカバナ内ならおかまいなし。脚伸ばし放題、ばしゃばしゃし放題! これ、思ったよりストレス発散になりました。

マンゴードリンクやレモンスカッシュなど、シメールのモクテル(ノンアルコールのカクテル)、美味しい!

もちろん、ビール飲んでもOKです♡

あー、楽しかったー、最高だわパラダイスシティ。そんな仕上げの気持ちで最後はシメール内のお風呂でゆっくり支度をして、水着の水を絞って(あ、更衣室には脱水マシンもあります!)スーツケースに詰め込んだら出発の準備は完了!

3日目 14:00■最後のランチは大好物のカンジャンケジャンでどう?

さあ、出国まで残り時間はわずか。最後のランチは好物をパラダイスシティ内で食べておきましょう。「プラザ」エリア内の複数のレストランから我々が選んだのは、カニの醤油漬け=カンジャンケジャンが楽しめる『プロカンジャンケジャン』。ソウルでも大人気のお店ですが、パラダイスシティ内の店舗は行列不要で美味しく食べられるんです♡
 
上の写真は手前がカンジャンケジャン大2匹で122,000ウォン、奥がヤンニョムケジャン大2匹で128,000ウォン。醤油味も辛い味も、どっちも食べたい!

ジョンボクジャン セウジャン バンバン(アワビとエビの醤油漬け)53,000ウォンも美味!

3日目 15:00■パラダイスシティ限定のおみやげを買って空港へ!

空港でもおみやげを買うつもりですが、楽しかったホテルの思い出を持ち帰りたいなら、パラダイスシティ限定アイテムを自分のために購入♡ 実はホテル全体を包む、少し甘くて爽やかな香りは『SCENT OF PARADISE』と呼ばれるもので、パラダイスシティのために調香されたもの。こちらの香りのルームフレグランスやハンドクリームがあるのです!

SCENT OF PARADISE ハンドクリーム15,000ウォン(日本円で約1,650円)。

限定アイテムはパラダイスシティのフロント近くにある「PARADISE BOUTIQUE」と、プラザエリアにあるセレクトショップ「#PART BEAUTY」で購入できます。ササッとスーツケースに思い出をしまったらいざ、空港へ!

「PARADISE BOUTIQUE」の営業時間は11:00~21:00。早朝に出発する方は前日までに買っておきましょう。

3日目 16:30■空港で【オリヤン】寄って帰ります~!

ああ、あっという間の2泊3日でした。18時台の飛行機のため、そろそろホテルを出発。仁川空港までの無料シャトルバスはターミナル2へは1時間に1本、ターミナル1へは30分に1本で運行しているので、飛行機に合わせて時間を確認しておきましょう。時間が合わなければタクシーを呼べばOK。しかし、仁川空港でも最後のイベント=おみやげの購入があるので、時間もスーツケースのすき間も、余裕をもって向かわねばなりません。空港には韓国最大級のドラッグストア『OLIVE YOUNG(オリーブヤング。通称オリヤン)』があるんですもの!

ターミナル2のオリヤンは地下にあります。

日本未発売の美容液がセール価格になってる! ハイ購入。

オリヤンのオリジナルブランド、BRINGREENのヒアルリップエッセンス、とっても唇がプルプルになるんです。竹の成分でふっくらさせてくれるんですよ、しかも2個セットでお安い! ハイ購入。

こちらもオリヤンのオリジナルメイクグッズブランド、Fillimilliのフェイス&ボディマッサージャーが安くなっていました。欲しかったんです、これ~! ハイ購入。スーツケースに入るかな?

このほかにもお菓子やバラマキみやげなどを空港で購入し、スーツケースを預けたらつかの間のバカンスは終了! 仁川空港とパラダイスシティにしかいなかったのに欲しいものはわりと買えたし、旅疲れするどころがジャグジーに入ってばっかりですっかりリラックスしたし、大満足♡
 
いかがでしたか? 旅の数だけ楽しみ方があり、今回の「お疲れの大人向け」のプランをアレンジしてもっとアクティブに楽しむもよし、もーっとゆっくりするもよし。いずれにしても、施設内でたくさんの選択肢を用意してくれているパラダイスシティ。ぜひ、次の旅行先の候補のひとつに♡

photograph:KAORI IMAKIIRE

otona MUSE Y

※2025年6月取材時の情報です。記事内の通貨レートは10000ウォン=1,100円で計算しています。

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