「おはようございます」スッ…幼稚園で挨拶されても気づかない母親たち。「ふたりの世界」に夢中で＜子ども同士結婚させようね＞

冬子さんと夏美さんは、小学校時代からの親友。結婚してからも家族ぐるみの付き合いが続いており、子ども同士も同い年です。
冬子さんは娘・雪ちゃんを、夏美さんは息子・海斗くんを出産し、「将来2人を結婚させるのはどう？」と盛り上がります。子育てを助け合って乗り越えてきたことで、絆はさらに深まっていました。

数年後、雪ちゃんと海斗くんも親友同士に。

夏美さんは、児童館でほかのママと馴染めず、冬子さんの存在がありがたいと言います。冬子さんも、夏美さんとはこれからも仲良くしたいと、2人の友情を確かめ合うのでした。

「もうすぐ子どもたちも幼稚園だね」
冬子さんと夏美さんは、子どもたちが通う幼稚園の説明会に一緒に行きました。

冬子さんは、夏美さんのおかげで入園前に緊張することもなく、やはり友人がいると心強いと感じます。

「雪ちゃんと海斗くん、すごく仲良しですね」
入園後、園の先生から、仲良しの子がいることで園に馴染めていると聞き、安心する2人。

しかし、ほかの保護者がすれ違いざまにあいさつしたことに気付かず通り過ぎる夏美さんと冬子さんなのでした。

▼幼稚園入園という初めての場所で、緊張するのは子どもだけではありません。

先生の人柄や保護者同士の関係、子どもが園生活に馴染めるかなど、むしろ親のほうがドキドキしてしまうこともあるでしょう。そんな中、信頼できる友人親子が一緒なら、親子そろって安心できるものです。

一方で、新しい環境だからこそ、人間関係も広がっていくこともあります。特に現代は、それぞれの家庭が忙しく、保護者同士の関わりが希薄になりがちです。だからこそ、昔からの付き合いを大切にしながらも、周囲へ目を向けてみることも忘れずにいたいですね。

著者：マンガ家・イラストレーター音坂ミミコ

ベビーカレンダー編集部

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