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【北海道のかわいい動物たち・写真6枚】しあわせな表情、でも子ギツネにもうすぐ〝別れの季節〟が・・・

  • 2025.7.14

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2025年7月7日〜7月11日ピックアップ分)

1か月の食費は・・なんと〝150万円〟も!?

Sitakke
撮影:sachiko.tsuchiya さん

とってもユニークな、2枚組のお写真をいただきました!

1枚目は、ラッコちゃん。
ごちそうを、お腹の上に置いて置いて、波間に浮かんで、お食事中です。
本日のお昼ご飯は、どうやら、トゲトゲが特徴の花咲ガニのようです。

2枚目は、スーパーで見つけた、ラッコちゃんが食べていたのと同じくらいの花咲ガニ。

Sitakke

お値段、1,980円プラス消費税、なかなかお高いですねー!
ラッコは、いまが一番美味しいウニも、よく食べています。

体重が40キロくらいになるオトナのラッコは、1日に最大10キロのエサを食べるのだそうで、野生のラッコの1か月の食費は、なんと150万円という試算もあるほどです。

「にいちゃん ボクたち これから どうなるの?」

Sitakke
撮影:datchi_30 さん

またまた、木から落ちたと思われる、エゾフクロウのヒナのお写真が届きました。
しかも今回は、2羽、おそらくきょうだいなのでしょう。

「にいちゃん、おうちまで、どうやって帰るの?」なんて会話をしながら、巣を見上げているかのようです。
その表情がシンクロしていて、なんともかわいらしいですねー。

このあとおそらく、2羽で、木を「エッホエッホ」と、木をよじ登って行ったに違いありません。

木登りもすっかりと上手に!

Sitakke
撮影:naka_kitano_shizen さん

顔つきにややあどけなさが残る、ことしの春に生まれた子リスです。
ずいぶんと成長して、木の枝につかまる姿にも、危なっかしさなど感じることがないだけでなく、優雅な感じすらただよっていますねー。

巣穴から出たリスたちは、しばらくはきょうだいたちといっしょに行動をしていますが、自分でエサを自由にとれるようになると、自然にバラバラに過ごす時間が長くなって、そのまま〝子別れ〟してしまうようです。

キタキツネやタンチョウのように、子どもたちを〝箱入り〟で育てていて、ある時期、突然に〝子別れ〟を迎えるのとくらべると、リスたちの子育ては、一定期間を過ぎると、どちらかというと〝放任主義〟なのでしょうか?

〝期間限定〟のかわいらしい姿

Sitakke
撮影:ririsu_k さん

カラダは黒ですが、目のまわりが白、そして、足の赤がなんとも愛らしいケイマフリです。
アイヌ語で、「ケマ」=足、「フレ」=赤、からその名がつきました。

いつもは、海の上で暮らしているのですが、春から夏にかけての時期、期間限定で、天売島や知床半島の、海に面した断崖に巣を作り子育てをするので、かわいらしい姿をみせてくれます。

ケイマフリは、海の中を、まるでペンギンのように自由自在に泳ぎ、潜る深さは70mを超えるとも言われます。
ペンギンは海を泳ぐことは出来ますが、空を飛べません。
ケイマフリは、海にも潜りますし、空を飛ぶこともできます。

ただ、羽が小さいので、必死に飛んでいるように見えます、そこがまたかわいいところなのですが。

もうすぐ〝お別れの季節〟が・・・

Sitakke
撮影:mimi_risu36 さん

お母さんギツネに、ダニをとってもらっているのか、それとも濡れたカラダをなめて、毛づくろいをしてもらっているのでしょうか?

いずれにしても、子ギツネの、気持ちよさそうな、うれしそうな表情が何ともかわいらしいですね。
とってもしあわせな気持ちが伝わってきます。

小麦畑がだんだんと色づいてきました。
あと1か月もすると、あちこちで麦刈りが行われることでしょう。

ちょうどそのころ、キタキツネの家族は〝子別れ〟をします。
これまで、愛情たっぷりに育ててきたギツネに、親ギツネは、吠えたり、噛みついたりして、近づくことを許しません。
子ギツネは、なぜこんなことになったのか、理解ができないまま、トボトボと行くあてもなくさまよいます。

そんな子ギツネの姿を、刈り取られたばかりの麦畑で、見かけます。
その姿を見ると、胸を締めつけられるような思いがしながらも、「キミの人生は始まったばかりだよ!」と声をかけてあげたくなります。

先月6月のMVPが決定!

先月6月の「今月の1枚」の発表です!
2,814の「いいね」(総閲覧数:82,195回)を獲得された、@rarachi2012 さんに決まりました。

Sitakke
撮影:rarachi2012 さん

こちらのお写真のキャプションに「ク・・・ク・・・クラリネットじゃ・・・ないです💦」とあり、大笑いしてしまいました!
確かに・・・そう見えますねー、特に手のあたりに、繊細な指使いを感じてしまいます。

クラリネットの正体は「カナヘビ」です。
エゾシマリスは、植物をメインにした〝雑食〟ということは聞いていましたが、まさか「カナチョロ」の〝1本食い〟をするとは驚きです。

ご覧いただいた皆さまからも「可愛い顔して凄いですね〜」「スゴイ瞬間で2度見しました!全部食べれたのかなぁ?」「クラリネットで笑って、読み進めてヒエーっ!」「もうすぐ土用の丑の日ですから、ウナギさんということですね」と、驚きの声が続々と。

@rarachi2012 さん 、おめでとうございます!
そして応援してくださった皆さま、ありがとうございました!
2025年6月の「今月の1枚」に認定させていただきます。

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園での取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催し、インスタグラムやSitakkeの記事で発信しています。

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