ダイエットの新トレンド！ほうれん草の新成分「チラコイド」とは？

ほうれん草は、栄養豊富な野菜。女性に不足しやすい鉄分をはじめ、ビタミンAやビタミンC、ミネラルを豊富に含み、健康増進や美容に良い緑黄色野菜の代表格として知られています。

そんなほうれん草ですが、最新研究の結果、ダイエットにも有効な「チラコイド」という成分が含まれているという論文が発表され、世界中で注目を集めています。

チラコイドってどんな効果があるの？

「チラコイド」とはほうれん草の葉に多く含まれる成分で、ダイエット中の人に嬉しい3つの働きを持っています。

１．ダイエット中の空腹感を軽減できる

チラコイドは、腸内での脂肪と炭水化物の消化・吸収スピードを下げる働きがあるため、食事と一緒にとり入れることで食べたものが長時間腸内にとどまります。これにより、少量の食事でも満足感を得やすくなります。

 

２．血糖値の上昇を抑え、脂肪の蓄積を抑える

チラコイドには血糖値の上昇を緩やかにしてインスリン分泌を抑える働きがあります。
インスリンは摂取した糖のうち、活動に使われない余剰分を中性脂肪として貯蔵する作用があるため、インスリン分泌量を抑えることで、体内での脂肪の蓄積を抑えることができます。
血糖値が安定すると、食後の満腹感を持続しやすいので、間食がセーブできるようになり、ダイエットに繋がるのも嬉しいポイントです。

 

３．食欲を抑える

チラコイドは食欲を増進させるホルモンである「グレリン」の分泌を減らし、一方で食欲を抑えるホルモンである「レプチン」の分泌を促すことが分かっています。
食欲が安定することで、ダイエット中のストレスが減り、食べ物に対する執着や罪悪感が軽くなったり、過食防止に繋がったりするため、ダイエットを挫折しにくくなります。また、ココロとカラダに負担の軽いダイエットは、リバウンドを防ぐことができる点も注目されているようです。

 

チラコイドは、ダイエットの成否を決めるといっても過言ではない食事管理に非常に役に立つ成分として、海外で話題となっています。日本においても、「肥満治療用植物細胞膜の使用」として特許を取得済み。一般のダイエットへの活用が期待されています。

 

チラコイドをとり入れるには

チラコイドは、ほうれん草を潰してろ過し、遠心分離機にかけて抽出します。ほうれん草をそのまま食べて摂取できるチラコイドのダイエット効果はまだ研究報告がないのですが、現在、チラコイドを含む健康食品などが販売されています。

 

ほうれん草は日頃の食事で不足しがちなビタミン、ミネラルが補え、健康増進・美容をサポートしてくれる野菜です。健康的に美しく痩せたいけれど、ついつい食べ過ぎてしまう、満腹感を感じにくい、食べ物のことが頭から離れず悩んでいる、という人はダイエットを後押しする成分“チラコイド”を活用してみてはいかがでしょうか？