張本智和、エースがフルゲームで世界1位の中国勢撃破　林詩棟との激闘制し初の決勝進出＆優勝にも王手【卓球・USスマッシュ】

卓球の「USスマッシュ2025」は12日（日本時間13日）、男子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング4位の張本智和（トヨタ自動車）は同1位の林詩棟（中国）と対戦。ゲームカウント4ー3で勝利して決勝進出を決めた。

■自身初4強入りで迎えた大一番

張本智は前日に林昀儒（台湾）相手に勝利を収め、グランドスマッシュでは自身初のベスト4入り。現世界1位に君臨する林詩棟とのマッチアップが実現した。
第1ゲームは張本智が的確なレシーブを軸にわずかにリードを奪ったなか、林詩棟もパワーのある両ハンド対抗する。それでも、先にゲームポイントを奪ったのは張本智で、最後はチキータでポイントを取り11－7で先手を取る。
第2ゲームが互いに点を取りあうなか、張本智は巧みな台上プレーやラリーからのバックハンドでポイントを重ねる。林詩棟の強打に迫られ9－9の同点に追いつかれたものの、フォアを振り切り11－9で連取する。
第3ゲームも序盤の主導権を張本智が握り、4－2からはフォアの打ち合いでもポイントを取り切る。その後、相手の連続ポイントで逆転を許した張本智はデュースに持ち込んだが、最後はネットインの不運もあり、10－12でこのゲームを落とす。
第4ゲームもわずかに張本智がリードし、台上でのフリックなど随所にらしさを発揮する。しかし、中盤林詩棟に連続ポイントを許すと、そのまま9－11で奪われゲームカウントで追いつかれる。
第5ゲームも一進一退の攻防が続くなか、張本智が5－5から相手に2ポイントを許す。林詩棟の後陣からの強打に押されるシーンも見られるなど、最後は7－11で落とした張本智が逆転で王手をかけられる。
第6ゲーム、後のなくなった張本智が3ポイントを奪うが、林詩棟もラリーで粘りを発揮し追いつく。しかし、5－5から5点のリードを奪った張本智がそのまま11－5で取り切り試合はフルゲームに入る。
第7ゲーム、3－2からのラリーを制するなど張本智がわずかにリードを奪うが、林詩棟も強烈なバックを沈めて迫る。しかし、先にマッチポイントを掴んだのは張本智で、最後は林詩棟のフォアがオーバー。逆転で世界1位を退けた。
自身初のグランドスマッシュでの決勝進出を決めた張本智。決勝では世界ランキング2位の王楚欽（中国）と対戦する。

世界ランク1位・林詩棟を破り決勝進出🙌❤️ 🔥張本智和が日本勢初のGSシングルス決勝進出！！ 2025🇺🇸■男子シングルス準決勝🇯🇵 4-3 林詩棟🇨🇳11-7/11-9/10-12/9-11/7-11/11-5/11-6試合結果・トーナメント表👉

— テレ東卓球情報 (@tvtokyo_tt)