変化する30代、ランニングが心と体を整える【Wellness Woman】

“美ジョガー”という言葉が生まれるほど流行したランニング。いまや、街に出ればいたるところでランナーに出会い、芸能界でも多くの女優やモデルがランニングを始めているようです。

そんなブームが巻き起こる前から、ランニングに取り組んでいる美女といえば安田美沙子さん。

そこで今回は、“ココロとカラダを心地よくするライフスタイル”を送る安田美沙子さんに、単なるスポーツではない、ランニングの魅力を伺いました。

 

■ランニングを始めたきっかけ

最近は、体を動かす女性も増えてきたというものの、やはり大人になると、忙しかったり億劫だったり、体を動かす機会をなかなか作れないという女性も多いはず。

そんな状況でも、安田さんがランニングを始めたきっかけは「フルマラソンを走ると、“何か”が見える」と言われたことだったそう。

「今やらなかったら一生後悔すると思い、その“何か”を知りたくて走り始めました。だけど、2008年のホノルルマラソンを走り終わってみても、満足できない自分が……。“もっと自分はやれるんだ！”という想いが、その後のフルマラソンやトライアスロンへの挑戦にもつながっている」のだとか。

 

■10年後、20年後が違うと思うから

しかし、年齢を重ねていけば、体に変化が起こることは避けられないこと。はじめてフルマラソンに挑戦してから7年が経ち、今年で34歳を迎えた安田さんもそれは同じはず。

ついつい体を動かすことをあきらめてしまいそうですが、年齢を重ねていっても“体を動かすことへの意識”は変わらないそう。

「体はだんだん鈍くなっていく。けれど、体を動かすことが、アンチエイジングだけではなく、日常生活の補強になるという意味でも、大切だと感じています。30代の今、体を動かしているかどうかで、きっと10年後、20年後は全然違うはず」と話す安田さんから、改めて“今の自分が未来の自分をつくっているんだ”と感じさせられます。

 

■ランニングは「心と体」を整えてくれる

多くの人が期待するように、ランニングは健康な体づくりにピッタリ。長くランニングを続けている安田さんも、「体の機能がちゃんと役割を果たしてくれるから、体が今何を欲しがっているのかわかる」と教えてくれました。常に体と向き合っているからこそ、今の体の状態やどのように整えていけばよいのかがわかるのかもしれません。

特に女性は季節の変わり目など、“体と心のバランス”が崩れてしまうときもありますよね。体は動くのに心が追いつかない、逆に心は元気なのに体がいうことを聞かない……という経験がある人も少なくないはず。

芸能界で活躍し続ける安田さんも同様に、強いストレス環境の中で、心と体のバランスを整えることができず、悩んでいたこともあったのだとか。だけど、そんなときもランニングは安田さんの味方になってくれたと言います。

「職業柄、メンタルや生活時間も様々でした。心だけ興奮して、寝られないことも……。だけど、そんなときランすると心と体が1つになって、自律神経が安定し、ストレスも発散でき、健康的になりました。」

しかも、ランニングをする中で、体だけではなく心に向き合ったことで、内側からバランスが整い“表情まで”明るくなったのだとか。

「なんか最近、顔疲れてない？」と言われて落ち込んでいる、忙しい女性こそ始めてみるといいかもしれません。

 

■とにかく外に出てみて！

とはいえ、いくらランニングに興味があっても、なかなか始めるきっかけをつかめないでいる人も多いはず。

ランニングをずっと続けている安田さんでも、重い腰があがらないこともあるんだとか。そんなときは、「まず、着替えて外に出ちゃうようにしている」んだそう。だけど、後悔したことは一度もないそう。

「100％、走ってよかったって思います。走らなきゃよかったなって思ったことは一度もない。絶対後悔しないってわかっているから、とにかく外に出るようにしているんです」。

また、ご褒美も大切なんだそう。「今日走れば、美味しいお酒が何倍も美味しく感じる」、「今日走れば、洋服を自分に買ってあげる」などさまざまですが、何より大切なご褒美は、“自分を褒めてあげること！” 「自分を褒めてあげるとキモチも充実」していくのです。

 

年齢を重ねれば、もちろん体だけではなく、心にも変化が起こります。そんなときに感じる不安を取り除く“心地よさ”がランニングにはあるのかもしれません。

自分にとって心地よい状態で、これからも自分らしく生きて行きたいと考える“Wellness Woman”こそ、ランニングはピッタリのスポーツかもしれません。

【取材先】

※ 安田美沙子

instagram

オフィシャルブログ