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【体験レポート】「ジブリの立体造型物展」で没入する名作の世界。写真映えより心に残った意外な展示とは?ジブリ好きでなくても楽しめる?

  • 2025.7.15

ごきげんよう、ジブラーのあさももです。
ジブリ作品に心を動かされた経験は、きっと多くの人が持っているのではないでしょうか。

その名作たちの世界が“立体”で再現された、現在開催中で話題の展示「ジブリの立体造型物展」に行ってきました。

今回は、展示の見どころや印象に残った立体造型物、限定グッズ情報まで、写真と共に丁寧にレポートしていきます。全て涼しい屋内での展示なので、暑い夏のおでかけにもぴったり。これから行く予定の方も、検討中の方もぜひ参考にしてみてください。

5/27〜9/23寺田倉庫で開催中の、「ジブリの立体造型物展」とは

「ジブリの立体造型物展」は、2025年5月27日〜9月23日まで、東京・天王洲の寺田倉庫にて開催中。巨大トトロや油屋(あぶらや)、『紅の豚』の飛行艇など、名作の世界が立体造型でよみがえります。海外展開の歴史も紹介され、限定グッズや特製ラーメンも楽しめます。

お得な「りんかい線1日乗車券」や、会場目の前の水上ホテル「PETALS TOKYO」宿泊プランも登場。詳細は公式サイトをご確認ください。

巨大トトロの立体造型が来場者をお出迎え|「となりのトトロ」の名シーンを実寸で体感

展示のエントランスで最初に目に飛び込んでくるのは、あの有名な「トトロのお腹にメイちゃんが乗っている」シーンを再現した立体造型。

実寸大だと思われる「となりのトトロ」立体造型物は、今回の展示でも特に人気のフォトスポットで、訪れた人たちの心を一瞬でジブリの世界へ引き込みます。

特筆すべきはそのリアリティ。トトロのふわっとした毛並み、メイちゃんのトトロを見つめる表情、中トトロと小トトロのこっそりと2人を伺う様子。細部まで丁寧に再現されていて、目の前に本物がいる!という感覚。映画の中で一緒に物語を体験しているような没入感があります。

思わず足を止めて何枚も写真を撮ってしまいました。まさに「ジブリ 立体造型物展」の顔とも言える存在です。

本展示のイチオシ!!海を越えたジブリの魅力|「海外で広がるジブリ」の展示が興味深い

展示の中でも特に印象に残ったのが、「海を渡った熱風」というテーマのセクション。

ここでは、ジブリ作品がどのように海外へ広がっていったのか、その歴史やプロモーションの工夫が丁寧に紹介されています。

たとえばイギリスでは、演劇文化が根づいており、橋本環奈さん主演で話題となった舞台『千と千尋の神隠し』以前にも、『となりのトトロ』がすでに舞台化されていたという事実に驚きました。

一方、中国ではSNSを活用したプロモーションが主流。宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』では、TikTokなどを中心に大規模な宣伝が展開され、見事な興行成績を収めたそうです。

また、各国で制作されたジブリ作品のポスターや翻訳タイトルにも注目。

日本では「日常と非日常の重なり」が作品の魅力の一つとされていますが、海外ではよりファンタジー色の強い作品として受け取られている傾向があり、その違いがとても興味深かったです。

韓国・台湾・香港など、私たちにとって身近なアジア圏でも、ポスターのデザインや宣伝のトーンには明確な違いが見られ、文化の違いを肌で感じることができました。

この展示エリアは撮影禁止となっているため、ぜひ実際に足を運んで、その目で確かめてみてくださいね。

私の推し展示ベスト3|ジブリの立体造型物展で心に残った名シーンたち。細部の作り込みがすごい

「ジブリの立体造型物展」、見どころばかりで正直全部が素晴らしいのですが…その中でも、私が特に心を奪われた展示ベスト3を発表します。

それぞれに、立体造型物だからこそできる物語の切り取り方を感じました。
ジブリ愛が詰まっていて感動したものばかりなので、作品をまた見たい方、これから行く方は、ぜひチェックしてみてください。

第3位|『千と千尋の神隠し』:光と闇のコントラストに引き込まれる

油屋の前にぽつんと立つ千尋」が、立体造型として見事に表現されていました。

空間の奥行きや、スポット照明の使い方が計算されていて、まるで本当に物語の中に入り込んだような没入感。

訪れた人たちも皆、足を止めて静かにシャッターを切っていました。

その隣には、カオナシが暴走する「鬼の間」の展示。散乱した食器、かすかに響く湯婆婆の声、そして光と影で表現されたカオナシの迫力ある立体感に、思わず息を呑みました。音・光・空間演出のすべてが絶妙で、ここだけ何度でも見たくなるほどの完成度です。

第2位|『ハウルの動く城』:ほ、本当に動いてる!!

ハウルの居間がそっくりそのまま再現された空間は、ジブリファンなら誰もが心ときめくはず。

本当に“あの家”におじゃましたかのような、細部にまで行き届いた造形。カルシファーも暖かな炎で迎えてくれて、つい「ただいま」と言いたくなるほどの居心地の良さです。


そして極めつけは……ハウルの城そのものが、本当に動いているんです。

ごつごつした外観、入り組んだ構造、煙を吐きながらカタカタと動く様子に、思わず「うわぁーっっ♡」と声が漏れてしまいました。
私のことも、ハウル拾ってくれないかな、、なんて想像が広がります。

 これはぜひ、現地で体感して頂きたいシーンのひとつです。

第1位|『紅の豚』:渋さとロマンが凝縮された“ピッコロ社”

私が一番全力で楽しんだのは、『紅の豚』の展示。あのピッコロ社の飛行艇工場がまるごと再現されていて、映画のあの空気感がそのまま漂っていました。

 

ピッコロのおやじとポルコが愛機「サボイア」の前で語らう様子が展示されており、一緒に写真を撮ることができます。ツヤツヤと赤く輝く飛行艇の存在感。展示の中に入った瞬間、目を見張る圧巻のスケールです。

すぐそばには、設計図面を作成中に一息ついたフィオや、まかないトマトスパゲティも!

机の上のまかないトマトスパゲティは本当に食べているかのように写真が撮れる上、全て少しずつ違うので、ぜひ色んなスパゲティをお試しあれ。

そして、1番のお気に入りはピッコロ社の展示へ入る前にさりげなく設けられている小さなジオラマ。
なんと、作中でポルコが一瞬だけ人間の姿に見える、あの名場面が精巧なジオラマで再現されているんです。

そっと覗き込むと、手明かりに照らされたポルコの表情は、「豚」ではない…?
ほんの数十センチの中に目を奪われるほど繊細な演出が詰まっていました。

 小さな展示ですが、絶対に見逃してほしくないスポットです。

限定グッズも見逃せない!大人も欲しくなるセンスの良さ

「ピッコロ社」展示の奥には、ジブリ展オリジナルの限定グッズコーナーが用意されており、こちらもかなり充実していました。

特におすすめなのが、今回の展示のための描き下ろしフラッグの「ステッカー」「しおり」シリーズ。
海外の熱風を渡った作品の数々が、手に取りやすい価格で展開されています。

また、「『ジブリの立体造型物展』公式図録」や「クリアファイル」など、おうちに帰ってからも振り返って楽しむことができるグッズも。

この展示でしか出会えないアイテムが多く、ファンにはたまらないラインナップです。

私は限定グッズの「しおり(フラッグ柄/全16種)モロ」と、立体展示と同じシーンがプリントされた、「「紅の豚」Tシャツ/ポルコ(ライトブルー)をGET致しました!
Tシャツは色違いもありましたが、アドリア海のブルーにポルコロッソの赤いプリントが映えて素敵!着るのが楽しみです。

【まとめ】心に残る“体験型ジブリ展”。癒されたい大人こそ訪れてほしい

「ジブリの立体造形物展」は、ただ作品を“見る”だけではなく、世界観そのものを“体験”できる展示です。

懐かしさに癒されると同時に、作品の奥深さや、文化的な広がりにまで触れられる、大人にこそ刺さる展示だと感じました。

写真映えも抜群なので、休日のお出かけやデートにもぴったり。ジブリ作品が好きな方はもちろん、そうでない方でも十分に楽しめます。

今しか見られない貴重な展示。気になっている方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

📌 展示情報やチケットの詳細は公式サイトでご確認を

📷 一部エリアは撮影OKなので、スマホの充電もお忘れなく!

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