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ホワイトバルサミコで煮ると旨味も甘味も倍増!冷菜でも温菜でも美味「なすのタルティーヌ」

  • 2025.7.9

dancyu2025年夏号の特集は「野菜料理」。野菜料理の仕上がりを格段に上げる、お薦めの酢と使い方を人気シェフに習いました。今回は学芸大学の人気イタリアン「リ・カーリカ」の堤亮輔シェフによる、ホワイトバルサミコ酢を使った“なすのタルティーヌ”をご紹介します。

ホワイトバルサミコで煮ると旨味も甘味も倍増!冷菜でも温菜でも美味「なすのタルティーヌ」

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■酢で煮込んで、なすの旨味を引き出す!

「なすのタルティーヌ」は常備菜にもなる便利な一品。ホワイトバルサミコ酢でなすを煮込むことで、旨味と甘味を引き出していく。出来立てで食べれば甘酸っぱい温菜となり、冷蔵庫に置くと旨味が増しつつ、酸が全体をキュッと引き締めた冷菜になる。煮汁が染み込んだなすは、とってもジューシー。「パンにのせずにそのまま食べても、ワインのいいつまみになりますよ」と堤シェフ。ほのかに香るタイムとホワイトバルサミコ酢のフルーティーな味わいに、ついつい白ワインを飲みたくなってしまうのだ。

□“なすのタルティーヌ”のつくり方


◇材料 (2人分)

長なす:大3本(400g)
カンパーニュなど風味のあるパン:適量(1cmにスライス)
アンチョビフィレ:20g(細かく刻む)
にんにく:2片(10g)(潰す)
ホワイトバルサミコ酢:70g
EVオリーブオイル:45g
白ワイン:80ml
赤唐辛子:1本(種を取る)
タイム:6枝


(1)なすを切る
なすはヘタを切り落とし、ピーラーで縞目に皮をむき、2cm幅の輪切りにする。水にさらし、5分経ったら水をきる。

野菜を切る
野菜を切る

(2)オイルを熱する
鍋ににんにく、赤唐辛子、オリーブオイルを入れ、弱火で熱する。香りが出たらアンチョビフィレを入れて熱する。

オイルを熱する
オイルを熱する

(3)蒸し煮にする
①を入れて中火で軽く炒め、白ワインを加える。ふつふつと沸いてきたら赤唐辛子を取り出し、ホワイトバルサミコ酢とタイム3枝を入れて蓋をし、弱火で蒸し煮にする。3分経ったらなすの上下を返して蓋をし、さらに3分蒸す。

蒸し煮にする
蒸し煮にする
蒸し煮にする
蒸し煮にする

(4)水気をとばす
なすがトロッとしてきたら蓋をはずし、水気をとばしながら汁をからめる。

水気をとばす
水気をとばす
水気をとばす
水気をとばす

(5)味をしみ込ませる
④をバッドにあけてタイムを取り出し、残りのタイムの葉をちぎって入れ、粗熱をとってから冷蔵後で冷まし、味をしみ込ませる。

味をしみ込ませる
味をしみ込ませる

(6)パンを焼く
パンの両面にオリーブオイル適量(分量外)を塗り、トースターで焼いて焼き色をつける。

パンを焼く
パンを焼く

(7)仕上げ
⑤を混ぜてなすと汁をよくからませてから、⑥になすを並べる。容器に残った汁、オリーブオイル適量(分量外)の順で上からかける。

仕上げ
仕上げ

――教える人

「「リ・カーリカ」堤亮輔シェフ」

つつみ・りょうすけ●1978年、東京都生まれ。学芸大学を中心に全6店舗を展開。生産者との交流を重視した仕入れと、素材の味を生かした料理で人気。



◇店舗情報

「リ・カーリカ」
【住所】東京都目黒区鷹番2-16-14J&Wビル 地下1階
【電話番号】03-6303-3297
【営業時間】月曜~金曜 18:00~23:00(L.O.)、土曜 17:00~23:00(L.O.)、日祝 17:00~22:00(L.O.)
【定休日】不定休
【アクセス】東急東横線「学芸大学駅」より2分


文:吉田彩乃 写真:徳山喜行

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