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クレープ味の柑橘アイスクリーム。ØC tokyoによる涼やかな夏の新メニュー

  • 2025.7.8
「アイスクリームシュゼット」
「アイスクリームシュゼット」

「ゲストのクレープ人生最高記録を更新すること」を掲げ、厳選したオーガニックの卵、バター、牛乳、黒糖、ザラメを使った、体に優しくておいしいクレープを提供する「ØC tokyo(オーシートーキョー)」。メニュー開発とシェフを務めるのは、目黒のミシュラン星付きレストラン「KABI(カビ)」の立ち上げメンバーを経て、デンマークに拠点を移し「noma(ノーマ)」から独立したソムリエの店でシェフを経験した田井將貴だ。

今回は暑い夏に楽しめるクレープとして、クレープの味わいをアイスクリームにしようと発案。原材料にはクレープと同じ牛乳、卵、バター、砂糖などを使用し、香ばしく焼き上げたクレープそのものを加えてからアイスクリーマーにかけ、滑らかに仕上げた。

シグネチャーの「シュガーバタークレープ」
シグネチャーの「シュガーバタークレープ」

それに合わせたのは、さっぱりとした日向夏のソース。フレンチの定番デザートのクレープをオレンジの果汁で煮て、オレンジリキュールでフランベして仕上げるクレープシュゼットを模しており、無農薬の日向夏果肉に加えて皮や種も丸ごとピューレ状にし、有機オレンジジュースやカラマンシー、ビネガー、オレンジリキュールなどで味を整えた柑橘のソースを皿に引き、クレープ味のアイスを盛って提供している。冷たいクレープシュゼット、アイスが纏ったクレープの風味と3種類の柑橘のバランスのとれた酸味が互いを引き立て合うようなマリアージュだ。日向夏の皮の爽やかな香りやほろ苦さが、まろやかなアイスクリームを引き立てる。

東京銀座「ファロ」のシェフパティシエで、アジアのベスト・ペイストリー・シェフ賞も受賞した加藤峰子は、「クレープの小麦の香りやバター感などをアイスクリームにするというアイディアは極めてガストロノミー的であり、田井シェフの静かな遊び心を感じられる。食べてみると、クレープ味は日向夏の香りと酸味、そして苦味と重なり、驚きのクリエイティブカクテルのように変化する。多分小麦の香りと日向夏の風味の組み合わせがそうさせるに違いない。ただのクレープ味のアイスクリームだと思えば、全くそうではない、上級者向けのデザートである」とコメントしている。

昨年4月に世田谷区北沢にオープンした「ØC tokyo」、昨年末にオープンした吉祥寺店でも提供中。
昨年4月に世田谷区北沢にオープンした「ØC tokyo」、昨年末にオープンした吉祥寺店でも提供中。

ØC tokyo(オーシートウキョウ)

住所/東京都世田谷区北沢5-27-16 KMK1F

カフェタイム営業時間/9:00〜19:00(終了時間は日によっては18:00〜20:00で前後あり)

ØC Coffee Inokashira-Park(オーシーコーヒー イノカシラパーク)

住所/東京都武蔵野市御殿山1-3-3 A*G West 1F

営業時間/9:00〜19:00

URL/https://www.instagram.com/octokyo2024/

Text: Kyoko Nakayama

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