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「今なら言える」家庭を会社に、私を部下に例えて話す夫が大きらい。私はもう夫に怯えない!<夫を捨てます>

  • 2025.7.9

デザイン事務所に勤めているみゆきさんは、1歳の息子・れんとくんと、夫・シュンさんとの3人家族。育児や家事のことで夫から罵倒される日々に苦しんでいたみゆきさんは、育休明けの復職を目指して保活に励みます。しかし、認可保育園の選考に落選し、認可外保育園への入園を夫は却下。
仕事や育児、家事のすべてを否定され、結局、仕事を辞め、みゆきさんは夫に怯えながら暮らすようになります。
夫は、専業主婦となったみゆきさんから全財産を取り上げ、育児や家事のクオリティ次第で給料を出すという理不尽なシステムを導入。生活費をほとんど渡されず、みゆきさんは、ごはんすらまともに食べられない生活を強いられます。
そんなとき、みゆきさんがDVを受けていると知った親友・ももこさんが現れ、みゆきさん親子はももこさん宅に避難。翌朝、夫から連絡が来ていなかったことがきっかけで、洗脳から目が覚めたみゆきさんは「夫を捨てる」と決意します。
一方、自身の出世に舞い上がるシュンさんは、上司から「家庭を大切にしていない部下は必要ない」と断言され、内心大慌て。みゆきさんの帰宅に勝利を確信したのもつかの間、みゆきさんはシュンさんに離婚を宣言し、シュンさんの言い訳も一蹴し……。

この家は会社じゃない

私は、夫の自分本位な『妻の教育論』を聞いてうんざりしていました。

「あなたは、夫として、父親としての責任放棄を正当化しているだけ」
みゆきさんは、心の中に秘めていた思いを話し始めます。シュンさんが家庭を会社に例え、夫婦の関係を上司・部下に例えることが大きらいだったと吐露。

そんなのおかしいと言い返したくても、シュンさんから怒られることで、自信をなくして、余裕がなくなり、自分が悪いと思い込むようになったと打ち明けます。

「だけど、そうじゃないって気が付いたの!」
みゆきさんは、今ならはっきり言えると呟き、「この家は会社じゃない! 私はあなたの部下じゃない!」と涙ながらに訴えるのでした。

家庭の形、夫婦の形は千差万別。他人が容易に口を出せる部分ではありませんが、夫婦の関係性は、どちらか一方が優位な上下関係ではなく、対等に接することができる関係であるべきだということは確かです。価値観の違う者同士が人生を共にするためには、お互いの意見を尊重することが何よりも大切なことなのではないでしょうか。

シュンさんにはまず、みゆきさんがどんな関係を望んでいたのか、そのことを理解することから始めてほしいものです。


著者:マンガ家・イラストレーター くまお

ベビーカレンダー編集部

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