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【写真5枚】「ボク、どうしたらいいの?」エゾシマリスに何があった!? 北海道のかわいい動物たち

  • 2025.7.7

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2025年6月30日〜7月4日ピックアップ分)

新たなアイドル〝登場〟の予感!

Sitakke
撮影:yukkey.photo さん

ケイマフリという海鳥です。
アイヌ語で、「ケマ」=足、「フレ」=赤、からその名前がつきました。

普段は海上で暮らしていますが、この季節には、北海道の天売島や、知床半島にやってきて、切り立った断崖に巣を作り、子育てをしています。

黒いカラダに、目の周りの白、そしてなんと言っても赤い足の組み合わせがとても美しく、背景の海のブルーに映えていますね。

日本では、ほぼ北海道でしか見ることが出来ない、まさに〝北海道のかわいい動物〟なのですが、このサイトにはなんと〝初登場〟なのでした。

このかわいらしさ、新しいアイドル〝登場〟の予感がします。
しかしながら、子育てが終わる8月になると、天売島を離れて海の上で生活するため、なかなか見ることが出来なくなります。

そんなケイマフリは、残念ながら、世界的に数が減少しています。
「フィッ・フィッ・フィー・フィー」と、美しい声で鳴くことから〝海のカナリア〟とも呼ばれます。

実は〝妖精の地肌〟は 黒なのです・・・

Sitakke
撮影:kumagerao さん

おそらくオトナのシマエナガだと思うのですが、子育てで羽毛がやつれてしまったのか、それとも水に濡れたからなのか、地肌の黒色が透けてしまっていて、パッと見たら、シベリアンハスキーか、クレヨンしんちゃんに似ているような・・・。

キャプションにも「あなたシマちゃんのふりして、シベリアンハスキーさんね」とありました。

親鳥にエサをねだってばかりだったヒナたちも、どんどん自分でエサをとれるようになっています。
多くのシマエナガの家族は、夏から秋の間、山の奥で過ごし、涼しくなるころ、ふたたび人里に降りてきてくれます。

そのころには、ふさふさで、真っ白な羽毛が生えそろって〝雪の妖精〟らしく姿を見せてくれることでしょう。

子育てのあい間の〝優しい時間〟

Sitakke
撮影:tatsuya_shimokawabe さん

右側の子ギツネの毛並みが美しく、カラダつきも栄養が行き渡っているように見えるのに対して、左側のお母さん(?)ギツネはやややせていて、ちょっとお疲れ気味な感じが見てとれます。

おそらく、まさに全身全霊で、子育ての真っ最中、なのでしょう。

子ギツネたちが成長するにつれ、お母さんギツネも、お父さんギツネも、食べ盛りの子どもたちのためのエサを探すのに1日じゅう歩き回ってクタクタです。

ちょうどエサを持ってきてくれたタイミングなのでしょうか、親ギツネに、感謝するかのように、子ギツネが甘えています。
こんなかわいらしい、我が子のために、親ギツネはあすも必死に、エサを探すのでしょう。

たくさんの命の〝生まれ故郷〟

Sitakke
撮影:kasya.photo さん

この春に生まれた、オオコノハズクの子どもですねー。
大きさは、20センチくらいでしょうか?

それほど大きくはありませんが、特徴的な、オレンジ色の美しい瞳の〝目ヂカラ〟も、成長とともに、日に日に力強くなってきて、もう立派な〝猛禽類〟の風格が漂っていますね。

オオコノハズクは、春に、子どもを産んで育てるために北海道へやって来て、子どもが成長し、秋になると本州に戻って行きます。
夏に子どもを育てるために北海道にやって来る鳥を「夏鳥」と呼びますが、とてもたくさんの鳥たちが、夏の北海道で子育てをしています。

北海道は、たくさんの鳥たちの〝生まれ故郷〟です。

エゾシマリスくんに・・何があったの!?

Sitakke
撮影:forest_suu_phot さん

一瞬、何か大変な〝事件〟が起こってしまったのか?と思いましたが、どうやら、サクランボの実か何かを食べるのに夢中になってしまい、気づいたときには、こんなことになってしまっていたようです。

「ボク、どうしたらいいの?」とでも言いそうな、カメラ目線が、なんともかわいらしいですね。
おそらく本人にも、やっちゃったなー的な〝自覚〟がわずかに、あるのかもしれません。

@forest_suu_phot さんによると、この木には、次々とエゾシマリスがやって来るのだそうですが、やって来た子はみんな、このようなとんでもない感じになっちゃうのだそうです。
こんなシーンに出会ってみたいですねー。

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園での取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催し、インスタグラムやSitakkeの記事で発信しています。

インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。

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