【大阪・なんば】本格フライトシミュレーター体験ができるシェアラウンジがオープン

2025.7.4

ANAグループと南海電鉄の複合ビル「ANA スカイコネクトなんば」は、南海なんば駅から徒歩1分の好立地にあるオフィスと商業施設が入ったビルです。1階の「タリーズコーヒー ANAスカイコネクトなんば店」、3階・4階のシェアオフィス「ANA WORK CABIN」の開業に続き、2階ラウンジ「28LEFT TRAVELER'S LOUNGE（トゥーエイトレフトトラベラーズラウンジ）」が6/25にグランドオープン。全フロア開業を記念して行われた内覧会に行ってきました。

冒頭の挨拶では、南海電気鉄道（株）執行役員の藤本兼三さん、（株）トゥーエイトレフト CEO 伊藤世一さん、ANAファシリティーズ（株）取締役常務執行役員の沖本睦男さんが、グランドオープンへの思いを語ってくれました（写真下・左から）。「28LEFT TRAVELER'S LOUNGE」は関西国際空港の利用者やビジネス客が利用しやすい立地にあるため、「旅の始まりも、旅のしめくくりも、上質な空間でリラックスした時間を過ごしてもらうことを目指しています」と、トゥーエイトレフトの伊藤さんは言います。

大阪ではここだけ！本格フライトシミュレーター体験

同ラウンジ最大の注目点は、「ボーイング737MAX」のコックピットを再現したフライトシミュレーターが大阪初上陸したことです。これまで関西では神戸のフライトシミュレーター体験施設「テクノバード」でしかできなかった操縦体験が、大阪でもできるようになりました。

「ボーイング737MAX」は来年度からANAでも導入予定の最新型で、実際にパイロットの操縦訓練で使用されている本物のシミュレーターです。世界中の空港を設定して離発着でき、滑走路の振動や気流のゆれ、着陸の瞬間まで体感できるのだそう。デモンストレーションではプロの操縦資格を持つスタッフが、「関西国際空港からなんば上空を旋回して戻る」という、本来ないルートをフライトしてくれました。

私もさっそく体験させてもらいました。関西国際空港を日没前に離陸し、神戸の夜景を見ながら神戸空港へ着陸するという設定でスタート！副操縦士の席に座り、機長席に座るスタッフの指示に従ってシートベルト着用の音を出すスイッチを操作すると「プーン」という例のあの音が（これだけで嬉しい・笑）。しかし離陸直後に警報音！指示に従って操縦桿を操作し、自動操縦と機長の助けとともに無事（？）神戸空港に着陸できました。

このシミュレーターの利用時間は15分と45分があり、15分では国内の空港発着、45分なら海外まで行けるそう。「シミュレーションなので海外へワープもできます（笑）。新婚旅行で行ったあの空港に行きたい、なども叶えられますよ」と伊藤さん。利用は予約制ですが、開業後しばらくは来店時に空いていれば予約なしでも体験できるのだそう。興味のある人は、オープン直後の今がチャンス！

まるで空港にいるかのような高級感あふれる同ラウンジは、デニムの端材などを練り込んだぬり壁や、再生コンクリートを使用したテーブルなど、サステナビリティにも配慮されています。バーでは「KIX BEER（キックスビール）」などクラフトビールやワイン、オリジナルカクテル＆モクテルなどのほか、サンドイッチやフライドポテトなどフードメニューも用意。ジャパンメイドのお土産なども購入でき、シャワーの利用や荷物の預かりも受け付けているので、旅の途中に立ち寄れる新たなスポットになりそうですね。

28LEFT TRAVELER'S LOUNGE

■営業時間 10:00～22:00

■ラウンジのみ利用 1時間1,500円、3時間3,800円、1日6,000円（全てソフトドリンク、スナック代込み）

■オプションシミュレーター15分5,000円、45分15,000円、シャワー45分1,800円、荷物預かり（1個あたり1日）1,000円

■荷物預かりのみ 1個あたり1日2,000円

3階・4階はスタイリッシュなシェアオフィス

「ANA スカイコネクトなんば」3階・4階の「ANA WORK CABIN」は、ANAファシリティーズ初のシェアオフィスになっています。「“CABIN（キャビン）”には“小さい部屋”という意味があり、これから世界へ羽ばたくスタートアップ企業などに使ってもらいたい」と、同社取締役常務執行役員の沖本さん。3階は空港で過ごしているようなラウンジ空間に、4階の通路には滑走路のようなラインが引かれ、ブルーライトが誘導灯のように点灯。各扉の窓も、角が丸い航空機の窓を模したデザインで、ここにもANAグループらしさがあふれていました。