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【写真6枚】「それって…クラリネット?」まさかの食事 シマエナガやエゾリスの赤ちゃんの貴重な姿も/北海道のかわいい動物たち

  • 2025.6.30

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2025年6月23日〜6月27日ピックアップ分)

またまた・・リアル〝エッホ・エッホ〟

Sitakke
撮影:iwatti15 さん

1週ごとに、木から落ちたエゾフクロウのヒナ→自分で木を登って巣に帰るヒナ→またまた木から落ちたヒナ→またまた登る、というサイクルが続いている当サイトですが(笑)、今週もまたリアル〝エッホ・エッホ〟のご投稿をいただきました。

近くの枝まで飛び移る練習をしはじめると、どうしても〝失敗〟しちゃうのでしょうか。
以前、エゾフクロウの親子を、夜になるまで観察していたことがあるのですが、あたりが真っ暗になると、5羽いたエゾフクロウのヒナが、全員地面に飛び降り、そこにお父さん、お母さんも加わって、7羽で円陣を組むような感じで何かをしているところを見たことがあります。

〝エサの捕りかた〟のレクチャーかな?と想像したのですが、いまだにその〝家族会議〟の内容は不明のまま。
まあ要するに、エゾフクロウのヒナにとって、まだ飛べないけれど、地面と木の上を行き来するのは、それほど特別なことではないのかもしれません。

ママリスの〝深い愛情〟にジーンと

Sitakke
Sitakke
撮影:yukirinn0510 さん

エゾリスの〝お引っ越し〟のワンシーンとのこと。
赤ちゃんがまだ小さいうちは、お母さんリスが口にくわえて運ぶのですが、運ばれている赤ちゃん、まだ、目も開いていないのがわかりますね。

2枚目は、小さな手が開いているのがわかります。
いま何が起こっているのか、赤ちゃんリスにはわからずに、怖ろしくて、体にチカラが入っているのかも知れません。
でも、ママといっしょだから、すべてを信じていれば、大丈夫!

ほんとうに〝母性〟ってスゴいですね、誰かに〝手ほどき〟を受けたわけではないのに、生来に備わっているその本能に驚くとともに、ジーンとしてしまいます。

かわいい顔が ズラリと

Sitakke
撮影:kayoco_y さん

今年の春に生まれた、オシドリのヒナですねー。
10羽前後のきょうだいで生まれてくることが多いのですが、何日か経って会いに行ってみると、残念ながら数が減ってしまっていることがあります。

成長するにしたがって、ひとりで遠くまで出かけるようになり、そんなところをカラスやハイタカといった天敵に捕らえられてしまったのかもしれません。
とはいえカラスやハイタカも、子育てのまっただ中なので、一方的に〝悪者あつかい〟も出来ませんが・・・。

ところで、オシドリのヒナの顔でいつも思ってしまうのですが、鼻の穴が〝目〟に、くちばしが〝口〟に見えて、顔の中に、さらに小さな顔があるように見えてしまいます、そんなの私だけでしょうかね?

シマエナガの赤ちゃん・・成長中です

Sitakke
撮影:hi_ji_hi_ji_120 さん

羽と足をギューッと伸ばして〝伸び〟をしているのでしょうか、ことし生まれたシマエナガの幼鳥ですねー。
ひと昔まえの一発ギャグ〝命!〟を久しぶりに思い出しました。

巣立ったばかりの頃は、口が大きく開くように、クチバシの両側がのびやすく〝がま口〟のようになっていて、それが正面から見ると「への字ぐち」のみたいだったのですが、自分でもエサを採り始めるようになると、大人と同じような〝おちょぼ口〟になって、もう〝赤ちゃん〟とは言いがたい感じに成長しました。

目のまわりが黒っぽいのはもちろんですが、瞳のまわりが赤いのも、シマエナガの幼鳥の特徴です。
夏が過ぎる頃には、上まぶたが、オレンジ色になり、顔も真っ白になって、〝雪の妖精〟と呼ばれる準備が始まります。

それって・・クラリネットでは???

Sitakke
撮影:rarachi2012 さん

こちらのお写真のキャプションに「ク・・・ク・・・クラリネットじゃ・・・ないです」とあり、大笑いしてしまいました!
確かに・・・そう見えますねー、特に手のあたりに、繊細な指使いを感じてしまいます。

クラリネットの正体は「カナヘビ」です。
北海道では「カナチョロ」とも言う、トカゲの仲間で、ヘビの仲間ではありません。

エゾシマリスは、植物をメインにした〝雑食〟ということは聞いていましたが、まさか「カナチョロ」の〝1本食い〟をするとは驚きです。

様々な食べ物にも順応出来ることで、生息範囲を広げることが出来、種の保存につながるのでしょう。
エゾシマリスは、都会の公園から、標高2000mの大雪山まで、広く生息しています。

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園での取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催し、インスタグラムやSitakkeの記事で発信しています。

インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。

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