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「無痛分娩なら痛くない♪」そんな私の勘違い。実際に出産してみた結果、まさかの痛みに絶句!

  • 2025.7.1

痛みに弱い自覚があった私は「出産するなら絶対に無痛分娩!」と心に決めていました。近くの病院を調べて、無痛分娩対応の病院を予約。準備は万端のはずでした。
ところが、お世話になった病院には大きな問題が……。休日や夜間に陣痛がくると、麻酔科医が不在のため無痛分娩ができないのです。つまり、平日昼間以外に陣痛がきたら、自動的に自然分娩になってしまいます。
「お願いだから平日に産まれて…」毎日そう願いながら過ごしていました。しかし、土曜日の朝に陣痛らしきおなかの痛みがあって……。

「無痛」という言葉を信じすぎた結果…

土曜日は麻酔科医が不在のため、無痛分娩ができない日。このままお産が進んでしまったら、自然分娩になってしまいます。

そんな考えが頭をよぎり「気のせいだ」と自分に言い聞かせ、なんとか気を晴らしながら日曜日の夕方に……。今思えば我慢は絶対にいけないことですが、痛みを我慢していたのですが、ついに我慢の限界を迎えました。

病院に着いたときには子宮口6cmにまでお産は進んでいました。

私が希望していた無痛分娩がどうなったかというと、たまたま私用で病院に麻酔科医が来ていたようで、奇跡の無痛分娩が叶いました。

ところが、めでたしめでたしとはいきません。赤ちゃんが大きかったため、吸引分娩することに……。結局、吸引の痛みに泣かされました。

「無痛」という言葉だけを聞いて、なんの痛みもなしに出産ができるように勘違いしていた私。結局痛みを味わうなら、あんなに我慢する必要はなく、むしろ危険な行為だったと反省しています。

そして、痛みに対する心の準備をしておきたかったなと思っています。

◇ ◇ ◇

無痛分娩とは、出産時の痛みを軽減するために麻酔薬を使って行う出産の方法です。多くの場合、硬膜外麻酔という部分麻酔が使われます。

痛みが和らぎリラックスしながら出産に臨める半面、いきむタイミングがつかめないため子宮収縮といきむタイミングがずれ通常の娩出力が得られないことや、麻酔によって子宮収縮の力が弱まってしまうことによって分娩が長引いたり、麻酔の効きが不十分であったりすることもあります。

また、陣痛の痛みをご自身の判断で我慢してしまうのはとても危険です。分娩の進行状況や胎児と母体の状態が確認できない状態が続いてしまいます。また、進行が速ければ、自宅分娩や墜落分娩になってしまう恐れもあるでしょう。


無痛分娩の方法は病院によって異なります。出産する病院で無痛分娩に関する詳しい説明を聞き、出産に備えられるとよいですね。


このお話は、ベビーカレンダー公式インフルエンサー「ベビカレメイト」のママと実施した座談会でお話しいただいた体験談です。


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。

ベビーカレンダー編集部

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