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「嘘でしょ」浮気、マザコン、嘘…疑惑だらけの彼に絶望。でも何か変…もしかして異常な彼母が?<カスハラトラブル>

  • 2025.6.30

興梠(コウロギ)アユミさんは飲食店で誠実に働く女性。ある日、名指しで身に覚えのないクレームと、同僚の蝉川(セミカワ)ナツキくんとの交際を示唆するクレームが届きます。その後、クレーマーが店で騒ぎを起こしましたが、店長の機転で事なきを得ました。
そして、同僚の蛇野さんがクレーマーで、蝉川くんと浮気をしているのではないかという疑惑が浮上。蛇野さんから蝉川くんとの仲をアピールされ、不安が募ります。蝉川くんと直接話して一度は浮気の疑惑は晴れましたが、後日、蛇野さんに呼び出され、待ち合わせ場所に行くと、蛇野さんと蝉川くんが一緒に現れ、蝉川くんへの気持ちが冷めていく興梠さん。
さらに、クレーマーが店で騒いだ際の動画がSNSで拡散され、そのSNSに気づいたクレーマーから再び店にクレーム。SNSにあった犯人を捉えた写真には、蛇野さんに似た女性の姿が写っていて、興梠さんの中で浮気の疑惑は確信に近づき、不安は大きくなっていきます。
そんな中、蝉川くんの母親がお店に顔を出してくれました。興梠さんが蝉川くんの母親と話していると、そこに蝉川くんと蛇野さんが通りかかり、蝉川くんだけが合流。母親に冷たい態度を取った蝉川くんに「お母さんになんて言い方するの!」と興梠さんが注意すると、蝉川くんの母親に「お義母さんとか呼ばないで!」と言われ、興梠さんは困惑したまま2人と別れました。
帰宅後、蝉川くんからの電話を取ると「ごめん、クレーマーの正体を知っている」と蝉川くんは謝り、話し始めたのですが……。

「それなら辻褄が合う」電話口の会話ですべてが繋がった!?

ナツキが事情を話そうとしてくれたとき、電話の奥からナツキのお母さんの声が聞こえたのです。

私は、電話口で交わされる親子の異様な会話に耳を疑いました。

外で興梠さんに電話をしていた蝉川くん。そのあとをつけていた蝉川くんの母親。そして嫌がる蝉川くんに対し、蝉川くんの母親は「2人のときはサラって呼んで」と名前呼びを強要しようとします。

蝉川くん親子の会話の一部始終を電話で聞いていた興梠さん。
蝉川くんが母親を名前で呼ぶことを拒否すると、会話は途切れ、興梠さんと電話していることを隠すかのように振る舞う蝉川くん。

「お母さんが犯人ってこと……?」
何かがおかしい……そう感じる興梠さんは、過去の蝉川くんの母親との会話を思い返します。

そして、クレーマーは蝉川くんの母親なのではないかという考えに至り、ぼう然とするのでした。

電話口で母親と話す蝉川くんの様子がおかしかったことと、興梠さんが蝉川くんの母親に対して抱いていた違和感が、つながりました。クレーマーの正体が本当に蝉川くんの母親だったとしたら、蝉川くんが興梠さんに打ち明けられなかったのも頷けます。もしかすると蝉川くんは、これまでもずっとひとりで悩み、どうにもできない思いを抱え続けていたのかもしれませんね。

人は誰しも、他人には見えない事情を抱えて生きています。特に家庭内の問題は、外からは気づかれにくく、誰かに打ち明けるには大きな勇気がいるものです。蝉川くんがお母さんとの関係に悩んでいるのであれば、恋人である興梠さんに相談できるといいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター ミント

ベビーカレンダー編集部

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