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「まだ反省が足りない」夫の不倫に妻が課した“ペナルティー”、GPS共有、誓約書の内容に夫は絶句|不倫夫に制裁を!

  • 2025.6.29

この作品は、ママリに投稿された体験談をもとに編集部が再編したお話です。主人公のユイさんが、不倫夫とその相手と戦う姿を描いています。弁護士同席の話し合いが行われ、慰謝料の請求は終わりました。ここからユイさんは夫、俊太へ制裁を下します。『不倫夫に制裁を!』をごらんください。

夫へのペナルティーと誓約書

ママリ

サダコとの話し合いを終え、私は自宅に戻りました。示談書にサインさせたことで、一応の決着はついたはずなのに、まだモヤモヤが残っていました。サダコには慰謝料という形で制裁を与えられたけれど、俊太に対しては、まだ十分な制裁ができたとは思えませんでした。

「俊太、少し話があるの」ヒナが寝静まった後、私はリビングで俊太に切り出しました。彼は、私がまだ何かを要求するのではないかと、怯えたような表情をしています。

「俺は、もう充分反省してる…。サダコさんとも、完全に縁を切ったし…」俊太の言葉に、私は冷たく言い放ちました。「反省した? それで終わりだと思ってるの? あなたがしたことは、たったそれっぽっちで済まされることじゃないのよ」

夫に課したペナルティーの内容

ママリ

私の言葉に、俊太は黙り込みました。私は、事前に弁護士の先生と相談して考えた内容を、彼に突きつけました。「今後、あなたが二度と私を裏切らないための担保として、GPSとスマホの暗証番号を共有してもらう」その言葉に、俊太は明らかに動揺しました。

「GPS…? スマホの暗証番号…? それは、ちょっと…」「何をためらうの? あなたは、私が妊娠中や産後という最もつらい時期に、他の女と関係を持っていたんだよね。私がどれだけ傷ついて苦しんだか、あなたはわかってる? これくらいは、当然の要求だと思う」私の厳しい口調に、俊太は何も言い返せなくなりました。彼は、自分の自由が制限されることに抵抗があるのでしょう。でも、私からすれば、これまで通りの行動では信用されないのは当然のことです。

「そして最後に、あなたが二度と不倫をしないという誓約書を書いてもらう」私は、あらかじめ弁護士の先生に作成してもらっていた誓約書を、俊太の前に差し出しました。そこには、以下の内容が明記されていました。

「今後一切、サダコを含む他の女性との不貞行為を行わないこと。違反した場合、私に別途慰謝料を支払うこと。GPS・スマホの暗証番号共有を継続すること」

これは私が強くなるためのステップ

ママリ

俊太は、その誓約書を読み、顔を青ざめさせました。

俊太「ユイ…そこまでしなくても…」
ユイ「そこまでしないともう信頼はできない。私とヒナが、あなたを信頼し続けるための、最低限の条件だよ」

私の強い眼差しに、俊太は観念したように、震える手で誓約書にサインしました。その姿を見て、私の心に、少しだけ、本当に少しだけですが、溜飲が下がるのを感じました。

もちろん、これだけでは、私の心に刻まれた傷が完全に癒えるわけではありません。しかし、俊太にも、彼自身の罪の重さを自覚させることはできた。そして、彼が二度と過ちを繰り返さないための、物理的な「保険」も手に入れた。

この日、私は、新たな一歩を踏み出したような気がしました。これは、私自身の尊厳を取り戻し、未来のヒナのために、私が強くなるための、最初のステップなのだと思います。

あとがき:不倫に屈しない母親の強さ

ママリ

この作品は、ママリユーザーの体験談から再編した作品です。主人公であるユイさんは、ある日夫である俊太の不倫の事実を知ります。育児や家庭に積極的に参加する俊太の不倫に深く傷つきます。

ユイさんはさまざまな観点で悩んだ末、弁護士の力を借りて不倫相手へ慰謝料を請求することに。さらに、俊太には厳しい条件を付けて婚姻関係を継続することを選びます。一見、夫を許したように見えるユイさんですが、実際にはわが子の生活や今後のことを考えた中で苦しい選択をしたにすぎません。たった一度の過ちだとしても、夫婦間の信頼を取り戻すことは困難です。どんな理由があろうと、パートナーからの裏切りは深い傷を残します。

本作では、ユイさんの葛藤を通して、不倫された側の苦悩が描かれています。そして、母親としてわが子を守るために、決断をしたユイさんの強さを見ることができます。不倫という身勝手な行為への腹立たしさと、母親としてわが子を思う気持ちに、ユイさんを応援したくなるような作品です。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ゆずプー

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