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「実の母親じゃないから」20年間育てた息子の結婚式に出るなと言われた私…その裏に隠された真実は

  • 2025.6.28

夫と息子、娘と4人で暮らしている48歳の私。息子は夫の連れ子のため、私とは血がつながっていないものの、ずっと実子のように育ててきました。ある日、その息子が結婚することになったのですが……。

息子が結婚することに

ある日、夫から息子が結婚すると聞かされた私。当の本人からは何も聞かされておらず、彼女がいることすら知らなかったので、もうびっくりです!

私が戸惑っていると、夫がまさかの発言。「結婚式なんだけどさ、継母の君は遠慮してくれないか?」

さらに困惑する私が事情を問いただすと、どうやら結婚式には私ではなく「実母」に出席してもらうことになっているのだとか。

そう。息子は夫の連れ子で、私と血のつながりはありません。しかし、私は彼を本当の息子のようにかわいがり、娘が生まれた後も分けへだてなく愛情を注いで育ててきたつもりだったのに……。

一方で実母の女性は、もう20年以上も息子に会いに来ていませんでした。夫との離婚も彼女の浮気が原因ということで、元妻のことは良く思っていなかったはずです。

知らぬ間に顔合わせまで…

今まで何もしてこなかったのに、いきなり母親面をしてくる元妻に対し、私はどういうつもりなのかと怒りすら覚えました。

夫の言葉だけでは納得できず、息子も交えて話をすることに。しかし息子はなぜか暗い顔。そして私に「結婚式には来ないで……」と言うのです。

聞けば、すでに両家の顔合わせは終わっているようで、母親としてその場に出席したのは元妻だったのだとか……。息子の婚約者にいたっては、私の存在すら知らないようでした。

その事実に気が遠くなりそうなほどのショックを受けた私。それならもう好きにすればいい、と結婚式への参列は諦めることにしたのです。

ところが、その様子を見ていた娘がとあることを耳打ち。それを聞いた私は、この結婚自体に何か裏があるのでは、と思い始めました。

無理やりだった!?

後日、結婚式の準備があると言って出かけようとした夫と息子。私は、そんな2人を「結婚式の準備は行かなくて大丈夫」と引き止めました。「結婚式場の予約はキャンセルになっているはずだから」

息子が慌てて携帯電話を確認すると、式場の下見のキャンセルとともに婚約を破棄するというメールが届いていたのです。

突然の婚約破棄に対して、焦っていたのは息子よりも夫。私はその理由をもう知っていました。

実は息子の婚約相手は超お金持ち。元妻にせがまれた夫が、彼女の借金返済のために息子をお見合い結婚させようとしていたのです。

元妻を良く思っていなかったはずの夫は、なんと最近になってまたヨリを戻したくなったのだそう。元妻と関係を持った挙句、その借金返済のために画策してこの結婚を仕立て上げたのでした。

息子を巻き込むな!

娘は、義兄が見合い結婚をさせられそうになっていることを知り、ネットワークを駆使してこの事実を突き止めました。そして、お金目当てであることを婚約者一家に伝えたのです。

数時間して、婚約破棄を知った元妻が「どういうことよ!」と、私たちの家に乗り込んできました。計画を台なしにされて怒り心頭。「よそ者のあんたが首を突っ込むからよ!」と私に怒鳴りました。

「本当の親子じゃない、偽物のくせに何を母親面しちゃってさ!」と元妻はマウンティング。

しかし、これでひるむ私ではありません。「関係ない息子を巻き込むのは私が許さない!」と宣言し、息子にこの一部始終をどう思うのか聞きました。

すると息子は意を決して明言したのです。

「実母だと泣きついてきたからほだされちゃったけど。やっぱり好きでもない人と結婚はできない。俺のことを一番大切にしてくれるのは育ててくれたこっちの母さん……俺の本当の母さんだ!」

血がつながっていなくても

息子が結婚しなければ何もかも失うと叫ぶ元妻でしたが、そんな言葉はもう息子には届きません。そして私も、元妻と浮気をした挙句に息子を利用しようとした夫に完全に愛想が尽きました。

夫と元妻に、「もう私たちとは金輪際関わるな!」と言い放ち、2人を家から追い出しました。

その後……。私は息子と娘と引っ越しを決行し、3人で暮らすことに。夫と元妻にはもちろん慰謝料を請求したので、2人はさらに借金地獄に陥り、返済に明け暮れているのだとか。

息子には本当に好きな人と結婚してほしい、と伝えた私。「ありがとう。その式には絶対母さんに来てもらわなくちゃね!」と息子も笑顔になってくれました。

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実の親子だからといって、夫や元妻のように利用するような行動は許しがたいものです。家族の形はさまざまですから、血縁関係がなくても愛情と信頼があることが重要ですよね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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