「私と赤ちゃん、命の重さは平等？」乳がんの私に姉が放った“踏み込んだ意見”とは＜子どもの命か私の命か＞

28歳のルナさんは夫と2人暮らし。ある日、ルナさんは妊娠していることがわかり、夫とともに喜びを分かち合いました。まさに幸せの絶頂にいたルナさん。しかし、ある日の入浴中、胸のしこりに気づきます。
次の妊婦健診で医師に相談し、触診と乳房エコーを受けたところ異常が判明。精密検査のため大学病院を紹介されました。検査の結果は「悪性腫瘍＝乳がん」。まだ若いルナさんには早期治療が望ましく、「妊娠を続けるか、それとも今すぐ乳がん治療を始めるか」という苦渋の選択を迫られることになったのです。

妊娠を継続したいルナさんと、乳がんの治療を優先してほしいと願う母と夫。そんな中、姉から「本当の気持ちは？」と尋ねられたルナさんは……。

家族の意見が食い違い…揺れる決断の行方は

「誰も同意してくれないのなら、赤ちゃんを諦めなければいけない」
そう話すルナさんの言葉を、姉は真っ向から否定します。しかし、姉の意見は無責任にも聞こえ、実母は苦言を呈しました。

妹の気持ちに全力で寄り添おうとする姉の言葉に触れ、ルナさんはあらためて自分の心に問いかけるのでした。

一見すると無責任にも思える姉・リエさんの意見ですが、自分の思いに真剣に耳を傾けてくれたその言葉に、ルナさんの心は救われたかもしれません。自分の命、赤ちゃんの命、そして家族の思い……。一度立ち止まり、自分の本当の気持ちと向き合うことで、新たな未来が見えてくるかもしれませんね。

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著者：マンガ家・イラストレーター つきママ

ベビーカレンダー編集部