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クレーマー疑惑の人物が店に「ねぇ」心をえぐられ放心状態の私…なんとか会話するも?<カスハラトラブル>

  • 2025.6.26

興梠(コウロギ)アユミさんは飲食店で誠実に働く女性。ある日、名指しで身に覚えのないクレームと、同僚の蝉川(セミカワ)ナツキくんとの交際を示唆するクレームが届きます。
その後、クレーマーが来店。興梠さんに対する嘘のクレームを並べ立て、騒ぎを起こされますが、店長の機転で事なきを得ました。気持ちが参っている中、蛇野さんがクレーマーで、蝉川くんと浮気しているのでは……という疑惑が浮上。蛇野さんに蝉川くんとの親密なメッセージを見せられ、不安が募ります。
そんな中、やさしい蝉川くんの母親と出会い、心が安らいだ興梠さん。しかし、平和な気持ちもつかの間、蛇野さんに呼び出され、待ち合わせ場所に行くと、蛇野さんと一緒に蝉川くんが現れます。興梠さんは動揺や怒りを必死におさえ、冷静に対応しますが、蝉川くんへの気持ちは冷めてしまいます。
周囲に振り回され「もういいかも」と考えはじめたタイミングで「SNSに載せただろ許さない!」というクレームが。SNSを確認すると、クレーマーがお店で騒ぎを起こしたときの動画が拡散されていたのです。
そして、荒れるコメント欄の中にあったクレーマーの後ろ姿をとらえた写真には、蛇野さんに似ている女性の姿が……。

「信じてたのに…」虚無感に襲われて

クレーマーの正体が蛇野さんなのかどうか、一旦店長に確認してもらうことにした私。

SNSの問題の投稿については、一旦店長に預けることにした興梠さん。店長も同僚もクレーマーの正体が蛇野さんなのではないかと疑ってはいるものの、同僚は「でも声が違う……」と言いかけます。

すると、そこに蛇野さんが出勤してきたため話は中断。

「なになに? 私の話でもしてた?」
そう聞く蛇野さんに対して興梠さんは、「別に」と毅然とした態度で対応します。

「絶対にこの人だっていう証拠を掴むまでは……」

冷静さを保ち、心の中で決意を固める興梠さんに、蛇野さんは蝉川くんの胸元のほくろについての話をしてきます。

服を脱がなければ見えない位置のほくろについて話す蛇野さんに、興梠さんの中で「浮気の疑い」が「浮気の確証」に変わり、一気に虚無感に襲われます。

その後、どうにかアルバイトを終えると、蝉川くんの母親が興梠さんに差し入れを持って会いにきてくれました。そして、興梠さんは思わず泣いてしまうのでした。

蝉川くんの胸元のほくろが、どのようなシチュエーションで蛇野さんに見られたのか確証はありません。しかし、興梠さんは素肌を見せるような場面があったことを想像し、浮気と確信してしまったのでしょう。

クレーマーによる心労、信じていた彼氏の裏切り、興梠さんの心はもうボロボロ。クレーマーの正体も蝉川くんの浮気も確認はできていないので、落ち込むのは早いかもしれませんが、今の興梠さんの状況ではそう思い込んでしまっても無理はありません。興梠さんが抱える不安を1つずつ減らせるよう、彼氏である蝉川くんにも、店長にも迅速に動いてほしいところですね。


著者:マンガ家・イラストレーター ミント

ベビーカレンダー編集部

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