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未来のお墓参りは“会話つき”…?故人の「お疲れさま」に返した《ひと言》とは

  • 2025.10.8

出会いをぜんぶ、マンガにするマンガ家、つのだ ふむ(@tsunoda_fumm)さん。地方移住の実録や家族の病気など、印象的な画風とインパクトのあるエピソードを、X(旧Twitter)で発信しています。

未来のお墓参りは、こんな様子に変わっているかもしれません。

未来のお墓参り

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X(旧Twitter):つのだ ふむ(@tsunoda_fumm

夜、仕事を終えた男性がお墓を前に一言。「今日も仕事がんばったよ」。その言葉に応えるように、ふわりと現れたのは、故人と思しき女性の姿。「お疲れさま、あんたは偉いね」と微笑みかける彼女に、男性は少し照れながら「そうでもないよ」と返します。日常の会話のようなやりとりが続き、男性は「じゃあ…そろそろ行くね」と静かに別れを告げます。

「はーい、またね」と見送る女性。次の瞬間、彼女の姿は煙のように消えていきます。その様子を見つめながら、彼はつぶやきます。「消える時のエフェクト、もうちょいどうにかなんねぇかな」。一見するとしんみりした場面ですが、その最後の一言に笑いが込み上げてきてしまいます。

あたかも目の前に亡き人がいるかのような会話を通して、“生きている側”の温もりが伝わる一作。こんな未来だったら「いいな」と感じるか、「切ないな」と感じるかは読み手に委ねられているような気がします。

X(旧Twitter):つのだ ふむ(@tsunoda_fumm