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最寄り駅は6つ前だったのに…“先輩に合わせすぎた自分”にガックリ「この駅に引っ越そうかな」

  • 2025.9.29

出会いをぜんぶ、マンガにするマンガ家、つのだ ふむ(@tsunoda_fumm)さん。地方移住の実録や家族の病気など、印象的な画風とインパクトのあるエピソードを、X(旧Twitter)で発信しています。

会社の先輩と帰る、たったそれだけのことが、なぜこんなにも引っかかるのか。

降りる駅を言えなかった夜

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X(旧Twitter):つのだ ふむ(@tsunoda_fumm

会社帰りの電車、先輩と並んで乗り込んだ主人公は、仕事の話をしながら「立ち食いそば食べてかない?」という誘いにも笑顔で応じます。そんな会話の途中、先輩がふいに「B'z聴いてるやつってダサいよな」と言います。主人公は「B'zめっちゃ好き」にも関わらず「それわかります」と合わせてしまうのでした。

駅に到着し、先輩が手を振って去っていくのを見送ったあと、主人公はその場に立ち尽くします。「また言えなかった……」。実は、降りるはずの駅は6つも前に過ぎていて、先輩はこの駅が主人公の最寄りだと思っていて当然の状況。会話に合わせて無理をしていたら、いつの間にか“自分が二度目の夕飯”になっていた帰り道。

主人公はふと、「とりあえずこの駅に引っ越そうかな」とつぶやきますが、それでは根本的な解決にはつながらないはずです。

ささやかな気遣いが積み重なって、自分の輪郭がぼやけていくような…そんな光景が描かれています。

X(旧Twitter):つのだ ふむ(@tsunoda_fumm