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信長にばかり注目が集まる中、「目立ちたいんですけど!」と嘆く《名脇役の本音》にクスッ

  • 2025.9.29

出会いをぜんぶ、マンガにするマンガ家、つのだ ふむ(@tsunoda_fumm)さん。ロケ弁や地方移住の実録など、印象的な画風とインパクトのあるエピソードを、X(旧Twitter)で発信しています。

今回ご紹介するマンガは、「信長をめぐる群像」ではありません。主眼は、織田信長の影に埋もれてきた明智光秀の自己意識の目覚めと、その内なる願望が噴き出す瞬間に注目です。

名脇役の叫び

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X(旧Twitter):つのだ ふむ(@tsunoda_fumm

 

「信長さんは、まもなく天下を統一するだろう」――物語は、明智光秀の心の声から始まります。長く信長の傍らに仕えてきた光秀は、その圧倒的なカリスマ性を誰よりも理解している人物です。

しかし同時に、彼の胸の奥には小さな芽が生まれます。

「では、私は?」。

後世に語り継がれるであろう信長のように、自分も歴史の舞台に刻まれるのか――そんな不安が影を落とすのです。やがてその思いは抑えきれず、本音があふれ出します。

「え〜、めっちゃ出たいんですけど! 」「後世の物語にメインで登場したいんですけど!」

頬を赤らめながら家臣に向かって放った一言は、まさかの提案でした。

「俺と一緒に“衝撃の物語”をつくらねえ?」

歴史上の人物の心境を「もしかしたらこんな気持ちだったのかも」とユーモアたっぷりに描き出す、つのださんならではの視点。思わずクスッと笑ってしまった読者も多いのではないでしょうか。

X(旧Twitter):つのだ ふむ(@tsunoda_fumm