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子どもとのコミュニケーション。語彙力がなくても会話を広げる方法/子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ

  • 2025.6.22

子どもに自分の気持ちが伝わらずにイライラモヤモヤ...。3歳児と2歳児を子育て中のマコさんとユウさんはそんな悩みを抱えていましたが、適切な言葉をかけることで、状況がいい方向に変化したそうで...。「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」のスペシャリストである島村華子先生が教える、子どもたちにいい変化をもたらす「言葉がけ」を綴った『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』(KADOKAWA)をお届けします。

※本記事は島村華子監修、てらいまき著の書籍『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

登場人物

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マコ:根がまじめで、「自分はこれでいいのかな?」と不安になりながら、子育て中のお母さん。

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アララ:きょうりゅうが大好きな3歳半。あまり言うことを聞いてくれない。

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華子先生:島村華子先生。子どもに対する絶対的な尊敬・尊重を基盤にする「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」についてくわしい児童発達学の研究者。上智大学卒業後、カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、オックスフォード大学で博士号を取得(児童発達学)。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員育成に携わる。

やっぱり、ほめ言葉が見つからない。

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華子先生のアドバイス:プロセスを認める

子どもをほめてはいけないということではありません。大切なのは、「ほめるべきかどうか」ではなく、「何に注目して、どのようにほめるべきなのか」です。子どもの努力やがんばった過程に焦点を当てた「プロセスほめ」を心がけましょう。成果や子どもの性格、能力を称賛するのではなく、途中経過をよく観察し、認めて声をかけることで、子どもは挑戦を恐れないこと、失敗すること、興味を持つこと、努力することを楽しむことを学ぶことができるのです。このような姿勢は「グロースマインドセット」と呼ばれ、努力や工夫によって、人は無限の可能性を持っていると信じる心のあり方を指します。子どもは自分で自分の限界を決めたり、失敗してもすぐにあきらめたりしないので、外的評価の奴隷にならずに済むのです。


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