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「疑ってるよね」晴れなかった浮気疑惑。彼の言葉に幻滅…彼への気持ちが冷めていく私は?<カスハラトラブル>

  • 2025.6.23

興梠(コウロギ)アユミさんは飲食店で誠実に働く女性。ある日、名指しで2通のクレームが入ります。1通目には接客に関する身に覚えのない内容。2通目にはバイト仲間の蝉川(セミカワ)ナツキくんとの交際を暴露する内容。
その後、クレーマーが来店し、興梠さんに対する根も葉もない嘘のクレームを並べ立て、店内で騒ぎを起こします。店長がクレーマーを追い払い、同僚の蛇野(ヘビノ)さんが、興梠さんを心配し、家まで送ってくれることになりましたが、蛇野さんは興梠さんに退職をすすめ、蝉川くんとの関係を匂わせてきたのです。
蛇野さんの言動から、正体不明のクレーマーは蛇野さんで、蝉川くんと浮気しているのでは? と疑い始めた興梠さん。蝉川くんに直接話を聞き、蛇野さんからの一方的なアプローチに困っていて、8回も告白されてうんざりしていると言われ、一度は安心したものの、蛇野さんから2人の親密なメッセージを見せられたことを思い出し、不安が再燃。
そんな中、蝉川くんの母親と出会い、心があたたかくなった興梠さんでしたが、蛇野さんからの呼び出しによって穏やかな気持ちを打ち消されます。そして、待ち合わせ場所に向かうと、現れた蛇野さんの隣には蝉川くんの姿が……!?

「大好きだったのに」不安を拭うどころか…

私は、一緒に現れた2人の関係を疑い、頭に血が上りかけました。しかし、蛇野さんが動揺する私の姿を見て楽しんでいることに気付き、冷静さを取り戻したのです。

動揺を見せず、蛇野さんへナツキとの仲の良さを見せつけてやりました。

興梠さんは、自分の立場をはっきりさせるため、蛇野さんに聞こえるように、蝉川くんの母親と会ったことを話します。

『ナツくんは私のものなのに……!』
苛立ちで顔を歪めつつ、その場から立ち去った蛇野さん。興梠さんは安心したようですが、蝉川くんの反応は異なりました。

「俺のこと疑ってるよね」
蝉川くんに浮気を疑っていることを問われ、『そりゃ疑うよ……あんなに大好きだったのに』と、気持ちが冷めてしまう興梠さん。

蝉川くんからの言葉には何も言い返さず、「またバイトでね」とだけ告げ、帰るのでした。

蝉川くんから蛇野さんを遠ざけようとする興梠さんに対し、自分が疑われていることを気にする蝉川くん。好きな人を他の女性に取られまいとする興梠さんの気持ちと、亀裂が入りそうな自分たちの関係を気にする蝉川くんの気持ち。真実は明らかになる前に、2人はすれ違ってしまいました。

訳アリの様子の蝉川くんですが、興梠さんの気持ちに気付くのが一歩遅かったのかもしれません。興梠さんをつなぎとめるために今の蝉川くんができることは、きちんと興梠さんと向き合い、隠し事なしで話し合うことですね。


著者:マンガ家・イラストレーター ミント

ベビーカレンダー編集部

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