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義母「孫が欲しいと思わない」の裏に隠された高額介護費問題!嫁は知らない【哀しい本音】

  • 2025.6.24

これは、妊活中の主婦・ハナと、その義母・エイコ、そしてハナの夫・タクミをめぐる家族の物語です。デリケートな不妊治療を巡る打ち明け話が、思わぬすれ違いを生んでしまいます。嫁と義母、それぞれの視点から、相手を思いやるがゆえの複雑な心情と、家族間のコミュニケーションの難しさ、そして理解し合うことの大切さを描きます。

今回のお話は義母・エイコの視点で描かれます。

孫は欲しいけれど援助できない…義母の本音

息子タクミと嫁のハナが結婚して3年になります。そろそろ孫が生まれてもいい頃かな、なんて思っていたんですけど、そんな話はなかなか聞かせてもらえませんでした。ここ最近は、家に誘っても忙しいみたいで来てくれないことが多くて、内心心配していたんです。
 
そんな中、先日、嫁のハナさんから不妊治療をしていると聞かされました。ハナさんが持病のお薬を飲んでいるのは知っていたけれど、まさか息子のタクミにも不妊の原因があるなんて…。2人とも、本当に大変なんだろうと思いました。
 
仲が良いご近所さんにも聞いたことがありますが、不妊治療はすごく高額だと聞いていました。その家のお子さんも不妊治療して授かって、ご近所さんはおばあちゃんになったことを喜んでいました。でも、費用面から2人目は諦めたって…。ハナさんも正社員をやめてパートにしたというし、治療は息子の給料で足りているか、私としてはとても心配になったんです。
 
本当はすぐにでも金銭的に援助してあげたい気持ちでいっぱいでした。でも、実は、私の夫(タクミの父)の母親、つまりタクミの祖母が、今年の初めに施設に入ったばかりで。その費用がかなり高額で、正直、援助する余裕が全くなかったんです。タクミには心配をかけたくないから、このことは言えませんでしたが。
 
だから、せめて2人にプレッシャーをかけないように「孫は絶対に欲しいわけじゃないから、ゆっくり頑張ってね」という意味合いで声をかけました。お金も出せないのに「早く孫が欲しい」なんて言ったら、かえって負担になっちゃいますもんね。
 
本当は、心から孫を抱きたい気持ちでいっぱいです。でも、お金も出さないのに、そんなことは言えません。SNSでは嫌われている義母の話題を目にすることもあります。私はハナさんとは良好な関係でいたいと思っているから…。
 
でも、ハナさんは、私が話している間、みるみる暗い表情になってしまって、夕食後はすぐに帰ってしまいました。ちょっと心配だったんです。私の言葉、ちゃんと伝わったかなって。悪く受け取られていないといいんだけど、って。

あとがき:良かれと思った言葉が、誤って伝わってしまうことも

親心として、子どもの状況を心配する気持ちは当然ですよね。しかし、エイコさんのように、よかれと思って口にした言葉が、相手の状況や気持ちを十分に理解していないと、意図とは違う形で伝わってしまうことがあります。特に、金銭的な問題や、介護といったデリケートな事情は、話せないことも多いですよね。このお話は、相手を思いやるがゆえに生じる、家族間のすれ違いの難しさを教えてくれます。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:hattiki0421

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