「何か…ある」浮気をきっぱり否定しない彼。言い訳に衝撃…まさかの事実とは！？＜カスハラトラブル＞

興梠（コウロギ）さんは、飲食店で2年間、アルバイトを真面目に勤め、店長からも信頼のある女性。ある日、名指しで2通のクレームが入ります。1通目には接客に関する身に覚えのない内容。2通目には限られた人にしか話していない、バイト仲間の蝉川（セミカワ）くんとの交際を暴露する内容。
店長と蝉川くんと話し、様子を見ることにした矢先、クレーマーが来店！ 店内で騒ぎを起こし、興梠さんに対する根も葉もない嘘のクレームを並べ立てます。店長が対応し『警察』というワードを出すとクレーマーは退散。
同僚の蛇野（ヘビノ）さんが、恐怖で弱気になる興梠さんを心配し、家まで送ってくれることに。しかし帰り道で、蛇野さんは興梠さんに退職をすすめてきて、さらに蝉川くんとの関係を匂わせてきて……。

浮気を疑う質問を彼にぶつけるも…

蛇野さんに「バイト辞めたほうがいいんじゃない？」と言われ、ナツキ（蝉川くん）との親密なメッセージのやり取りを見せつけられ、蛇野さんがクレーマーなのではないかと疑い始めた私。

2人の関係の真相を確かめるべく、私はナツキを呼び出しました。

「クレーマーの正体がわかったかも」
そう切り出し、まずは蛇野さんとの関係を交際している蝉川くんに尋ねた興梠さん。

「なんで？」
何もないとは言わず、質問で返す蝉川くんに興梠さんは不安になります。『信じてたのに……』興梠さんが内心ショックを受けていると、蝉川くんが話し始めました。

「俺も悩んでて……」
蝉川くんは、蛇野さんからの一方的な猛アプローチに困っていると言うのです。8回も告白されてうんざりしていると頭を抱える蝉川くん。

興梠さんは、浮気ではないことがはっきりして『良かった』と、ひとりホッとするのでした。

浮気をきっぱりと否定する返事を期待していた興梠さん。第一声が否定ではなく「なんで？」では不安になってしまいますよね。しかし、そこで感情的になったり、シャットアウトしたりするのではなく、きちんと向き合ったことで、浮気ではないとわかりました。

真相を知るということは、自分にとって不都合な事実を知ってしまう可能性もありますが、起きている問題を解決するには大切なこと。興梠さんと蝉川くんは、今度は2人で蛇野さんから話を聞いてみると良さそうですね。

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著者：マンガ家・イラストレーター ミント

ベビーカレンダー編集部