ブラッド・ピット、トム・クルーズとの再共演に求める条件とは？

ブラッド・ピットが、1994年公開の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』で共演したトム・クルーズとの再共演にある条件をクリアした前向きのようだ。6月9日（現地時間）、メキシコシティで開催された最新作『F1®／エフワン』のプレミアで、トムとの再共演の可能性を『E! News』のレポーターから問われて、「そうだね、僕は飛行機からぶら下がったりとか、そういうことはしないよ。彼が地上でまた何かするなら、答えはイエスだ」と発言した。

F1全面協力のもと撮影された『F1®／エフワン』は、『トップガン マーヴェリック』（2022）を手 がけたコンビ、ジョセフ・コシンスキー監督＆ジェリー・ブラッカイマー製作によるもの。F1®レーサーのルイス・ハミルトンをプロデューサーに迎え、ブラッドら出演者は数カ月の厳しいトレーニングを積み、F1®マシンを実際に操縦するなど限界までリアルを追求。世界各国の本物のサーキットコースを使い、壮大な規模で撮影を施行した。

敏腕プロデューサーとしても知られるブラッドは、過去にもレース映画を作ろうと試みたが一度も実現しなかったと明かしているが、コシンスキー監督がUS版『GQ』のインタビューで明かしたところよると、ブラッド＆トム共演で『フォードvsフェラーリ』制作の企画があったそうだ。しかし、スタジオが予算を認めなかったため、彼のアイデアは却下されたという。結果、同作はジェームズ・マンゴールド監督により、クリスチャン・ベール＆マット・デイモン主演で2019年に公開され、モータースポーツを主題とした作品で初めてアカデミー賞で作品賞候補になるなど4部門にノミネート、音響編集と編集賞を獲得した。

なお、トムとブラッド双方とタッグを組んだコシンスキー監督は、2人を比べてこう評す。「トムは常に限界に挑戦するけれど、その一方で非常に能力があり、技術もある。2人とも生まれながらにドライビングの才能がある。だけどきっと、トムと組んだ方が恐ろしい思いをしただろうね」

同作でカーアクションのスーパーバイザーを務めたグレアム・ケリーも、こう語る。「クラッシュしていただろう。トムは限界まで攻めるんだ。本当にギリギリまでやるから、恐ろしい。『ミッション：インポッシブル』でトムと何度も組んだけれど、彼のために車を作り、一緒にスタントをする俺のような人間には、最強にストレスを感じる経験だ。それに比べ、ブラッドは話を聞いてくれるし、自分の能力もわかっている。だから彼なら『そうか、僕は止めておく』と言ってくれたと思う」

Text: Tae Terai

READ MORE

• トム・クルーズ、ブラッド・ピットの運転テクニックにお墨付き
• ブラッド・ピット、恋人イネス・デ・ラモンとの初のイベント出席は「計算していなかった」
• ブラッド・ピット、8年もかけたアンジェリーナ・ジョリーとの離婚成立に初コメント
• ブラッド・ピット、F1イギリスGPでの撮影に恋人イネス・デ・ラモンを同伴
• ブラッド・ピットを全方位から楽しむ傑作映画12選
• VOGUEエディターおすすめの記事が届く── ニュースレターに登録