「職場の先輩に恋」「彼が冷たい……」【あるある恋愛悩みを解決！】

教えてくれたのは……

ファッションプロデューサー

植松晃士さん

辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに！

お悩み1：職場の先輩を好きになりました。告白しないまま諦めたほうがいい？

3歳上の先輩と退勤後に2人で3回飲みに行った距離感だけど、恋愛対象ではなさそう。休日も誘いたいけど「言い寄られたら迷惑？」 「玉砕したら職場での居心地が悪くなりそう」と思い、何もできません。
ペンネーム：いくらさん（26歳・会社員）

植松さん

2人で3回も飲みに行っているんでしょ？ アドバンテージと思っていいわよ。そのうえで、彼との関係が進んでない理由は2つ。まずひとつは、彼がイマドキ男子で奥手。傷つきたくないのは女の子だけではなくて男の子も同じ。いくらさんと同じように、うまくいかなかったことも考えて、そんなに積極的になれないのかもしれない。

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常連Ｍ

だよね〜。誘ってくれればいいのに！

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植松さん

もうひとつは、脈なしのパターン。この後の進行が微妙よね。でもこれって待っていてもわからないから、勇気を出して4回目、5回目と“2人で会う”っていう既成事実をつくっていくべきだと思う。そうすると、メッセージとかのやり取りも増えるでしょ？ 「いつにする？」「何食べたい？」「何時にどこで待ち合わせ」とか。とにかく1個質問して1個返してもらってと限りなくこまめに連絡の回数を増やすのよ！

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常連Ｍ

つい仕事のクセで要点まとめて送りたくなるけど（笑）、こまめに、が大事。なるほど、その作戦いい！

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植松さん

そうそう。そして回数を積み重ねていく中で、言葉尻や返しのタイミングで相手への思いやり感を閉じ込めるわけ。相手のこともすぐ返信するタイプか寝かすタイプかみたいなのが小出しに見えてきて、お互いに「いいかも」とか「うざいかも」という結果が出るのよ。そのうえで次のチャンスを摑んだら、昔ながらの手法でカウンターに並んで距離を詰めたり、ちょっぴりボディタッチをしてみたり。

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常連Ｍ

今までとちょっと変えるのね！ でも同じ職場だからなぁ〜。

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植松さん

そんなものは関係ないです！ 先輩だろうがご縁はご縁なんだから気にしちゃダメ。積極的にガブガブいかなくっちゃ。それでもしうまくいかなくてもご縁がなかっただけとメンタル強く割り切って。「ひと夏の思い出。発展しなかったけど〜」ぐらいのノリでOKよ。だって大当たりする相手はひとりいればいいんだから、好きだの嫌いだの楽しむ感覚で、ぜひ。職場で翌日、何事もなかったようにしてすれ違うときにアイコンタクト取るってドラマティック。ワクワクをありがとう（笑）。

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お悩み2：彼から「会いたい」と言われることがない。引いてみたら……逆効果でした（泣）。

彼は友達が多くゲーム好きで日々充実しているからか、デートの誘いは常に私から。2週間誘うのを我慢してみても彼からのお誘いはなく、ただ距離ができたような。もう冷められてますよね？ 別れるのもあり？
ペンネーム：fuukaさん（27歳・会社員）

植松さん

でもさ、誘ったら出てくるわけじゃん。デートもするわけじゃん。

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常連Ｍ

2週間も誘われないのはツライと思ったけど、確かに。

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植松さん

一応、彼女認定はされてるのよ。だけど、きっと彼は恋愛体質ではなくて、fuukaさんは恋愛体質だと思うから、体質の違いね。お別れも考えているみたいだけど、そうね、それも選択肢のひとつ。だけどね、恋愛体質同士だと最初はメラメラとすごい盛り上がりを見せるけど、長くは続かないのよ。結局、シンプルになるというか。だから相性がよくて「呼べば出てくる」んだったら、キープがいいと思う。

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常連Ｍ

「呼べば出てくる」っていう視点、本当に面白い（笑）。

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植松さん

そもそも、「誘って〜」って彼に言っているのかしら？

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常連Ｍ

言ってなさそう。強がって駆け引きしてそうだけど。

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植松さん

基本、この彼は自分から「いついつ会おうよ」「何かしようよ」と言うのも考えるのも得意ではないタイプよね。

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常連Ｍ

ではどうしたらいいの？

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植松さん

彼とは別に、ロマンティック担当の人と恋愛ごっこをしてみたら？ それが入れ替わる可能性だって十分あるし、そうなったらそうなったでOK。美味しいものっていろいろ食べてみないとわからないし、年齢によって味覚も変わってくる。だからいろいろ食べ歩くことが大事なように、結婚してないんだから、いろんな形があっていいのよ。

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常連Ｍ

別れるか悩むぐらいならね。

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植松さん

次がいないのに別れる必要はないです！ 駆け引きしても相手がまったくのってこないから、もう別れる！という流れは、すごくわかるけど（笑）。今はいろんな人と会って恋愛の味覚を磨きつつ、彼は「呼べば出てくる」んだから、面倒くさがられる可能性はありつつも「デートに誘って」「ハートのスタンプを送って」とリクエストしてみるのもあり。何回も繰り返すうちに彼が慣れて応えてくれる可能性だってあるし。そうこうしているうちに、あなたにとっての幸せが見えてくるはずよ。

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撮影／伊藤泰寛 ヘアメイク／松本晃幸 スタイリング／曽我部将人 イラスト／中根ゆたか 取材・文／楢﨑裕美