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【キャンドゥ】予想以上に秀逸「ささみほぐしメーカー」購入前に疑っていたことを猛省っ!!ただし“不満”ポイントも?

  • 2025.6.6

完全に半信半疑で購入した「ささみほぐしメーカー」

キャンドゥ「ささみほぐしメーカー」をレビュー!
キャンドゥ「ささみほぐしメーカー」をレビュー!

日常生活の「不」(不満や不便、不安、不都合……)を探し出すことは、マーケティング基本の1つといわれていますが、最近100均のアイテムを眺めていると「そこまで細分化された不満や不便にも対応するか!」といいたくなるようなアイテムを発見することがあります。ある意味関係ない人にはまったく響かないアイテムともいえます。

そして、先日キャンドゥで出会ってしまったのが「ささみほぐしメーカー」税込330円です。普段、ささみを食べない人、料理をしない方にとっては、完全に「何それ?」的なアイテムでしょう。

ですが、ダイエットや筋トレの経験がある筆者にはクリティカルヒットしたのです。ささみといえば100gあたりのカロリーが100kcalを切るうえに、約25%がタンパク質というダイエットと筋トレの救世主ともいえるお肉。

野菜だけでは物足りないとき、ダイエット中でも躊躇なく口にすることのできる数少ないお肉なわけです。これを野菜といっしょにおいしく効率よく摂取しようと考えると、ほぐし身にしてサラダに乗せるといった調理方法がメジャーなのですが、ほぐし身にするのが結構面倒なのです。

そのため、筆者は蒸したり、焼いたりして、そのままかじっていました。しかし、その面倒なささみのほぐしを「ささみほぐしメーカー」は税込330円で簡単に行えるというのです。はっきりいって、本当にそんなに簡単にささみがほぐせるわけがないと半信半疑どころか、まったくうまくできませんでしたというネタでも記事は書けると考えて、筆者は「ささみほぐしメーカー」を購入しました。

「ささみほぐしメーカー」を実際に使ってみた

レンジでチンしたささみ3本を「ささみほぐしメーカー」のトゲトゲの上に乗せたところ。何か拷問をはじめるかのような気持ちになります。
レンジでチンしたささみ3本を「ささみほぐしメーカー」のトゲトゲの上に乗せたところ。何か拷問をはじめるかのような気持ちになります。

うまくささみがほぐせなくても、それはそれで問題なしと考えている筆者は、さほど期待をしないで「ささみほぐしメーカー」のテストを開始したわけです。「ささみほぐしメーカー」は下側に13本、上側の14本鋭いトゲの付いた平べったい円筒形にゆでたささみを数本入れて閉じた後、上側のフタに付いたハンドルを使って、グリグリと回すことでささみを細かなほぐし身にするアイテムです。

個人的には中世の拷問器具として有名なアイアンメイデン(鉄の処女)を彷彿させ、トゲを突き刺すだけでなく、グリグリと回転して引き裂くことを考えると、ゆでたささみにとってアイアンメイデン以上に凶悪な拷問器具といえるでしょう。

フタを閉めて、ささみにトゲトゲを突き刺し「肉よ、裂けよ」とばかりにハンドルをつかんで左右にグリグリと回します。
フタを閉めて、ささみにトゲトゲを突き刺し「肉よ、裂けよ」とばかりにハンドルをつかんで左右にグリグリと回します。

そんな「ささみほぐしメーカー」の実力を検証するために筆者は3本のささみを耐熱用容器に並べ、フワッとゆるくラップをした後、4分半ほど電子レンジで加熱。ゆであがった?加熱済みのささみを「ささみほぐしメーカー」の下側の13本のトゲの上に並べると、14本の鋭いトゲが並んだ上側のフタを閉めました。

そして、フタに付いたハンドル部分をつかんで、左右にグリグリとひねります。数回、10回に満たない程度、この左右に回転させる動作を行うと、おもむろにフタを開けました。すると、想像以上にしっかりとほぐされたささみが現れました。完全に予想以上です。

多少、大きさの違いはありますが、それなりにしっかりとほぐされたささみ。掛かる手間から考えると十分以上の結果です。素晴らしい。
多少、大きさの違いはありますが、それなりにしっかりとほぐされたささみ。掛かる手間から考えると十分以上の結果です。素晴らしい。

「こんなに簡単にささみがほぐせるんだ」と筆者はちょっと驚きを隠せません。面倒なので、普段はほぐし身にしないのですが、ささみのほぐし身を乗せたサラダは大好きです。早速、サラダにしていただきました。肉の味も楽しめ、千切りのキャベツやダイコンなどと食べるささみのほぐし身は満足感も、満腹感もあり、ダイエットに最適。久しぶりにダイエットをはじめようかと思ったほどです。完全に期待以上。

後片付けをしていると秀逸だからこその不満が噴出

見れば、わかると思いますが、内部に配置されたトゲトゲのせいで、食器洗い用のスポンジを使った手洗いがしづらいのです。
見れば、わかると思いますが、内部に配置されたトゲトゲのせいで、食器洗い用のスポンジを使った手洗いがしづらいのです。

まったく期待をしていないどころか、完全に疑ってかかっていた「ささみほぐしメーカー」が思いのほか秀逸だったため、筆者はご機嫌でテストの終わった「ささみほぐしメーカー」を片付けていたわけです。

そして、気が付いてしまったのです。このトゲトゲ付きの「ささみほぐしメーカー」、スポンジでの手洗いがすごくしにくい、食器洗い機が使えればいいのに……。残念ながらパッケージを確認すると「食洗機食乾機不可」です。食器洗い機が使えると劇的に使い勝手が向上するのにと、非常に残念に思ったのです。

さらに、後片付けをしていて気が付いたのですが「ささみほぐしメーカー」にささみを載せたまま、ふんわりとラップをして加熱できれば、耐熱容器を別途使う必要もなくなり、洗い物も減るじゃない!ですが、こちらもパッケージにしっかりと「電子レンジ不可」と明記されていました。

こんなに簡単にほぐしささみが作れて、肉感もボリューム感もあり、満腹感も得られるサラダが簡単にできるなら、久しぶりにダイエットをはじめようとまで思っていた筆者の決意は、残念ながら「食洗機食乾機不可」と「電子レンジ不可」というハードルの前にしぼんでしまいました。そもそも本当にダイエットをはじめる気があったのかも怪しいですが。

どちらにしても「ささみほぐしメーカー」は完全に期待以上に秀逸です。それゆえに筆者は、食洗機・食乾機と電子レンジに対応した後継機もしくは上位モデルが発売されることに期待してしまいます。キャンドゥでなくても、どこかライバルブランドが発売してくれれば、筆者もダイエットを開始できるのにと思っています。それくらい「ささみほぐしメーカー」はダイエットにも、筋トレにもおすすめのアイテムに仕上がっていました。

(千秋)

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