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「うちは30階だけど?」“住む世界が違う”と高層階マウントをとるママ友…ある日、態度が急変した衝撃のワケ

  • 2025.6.5

私は大きな公園や図書館がすぐ近くにある新居での生活をスタートさせたばかり。大好きな料理の仕事も順調で、これから先楽しいことしか起こらない素敵な予感がしていたのですが……。

え、バカにされてる!?

娘と夫と3人で公園に遊びにきた私。そこで同じマンションに住む娘の同級生とそのママに出会います。ママ友を作るチャンス! と思った私は、そのママと話をしようとするのですが、いまいち噛み合わず……。

「旦那さん、平日の昼間から家にいるなんて暇なの?」

「あなたもそんなジャージみたいな安っぽい服じゃ恥ずかしいわよ」

と、私たち家族をバカにするようなことばかり言うのです。

夫は暇なわけではなく引っ越しのための休暇中。私のジャージも、子どもと遊ぶために動きやすい服を選んだだけ……。モヤッとしますが、ここでギクシャクすると今後に影響すると思い、私はグッと堪えました。

「低層階にしか住めないなんてみじめね」

数日後、エレベーターを待っていた私は例のママに遭遇します。あいさつをしても返事はなし……。無言でエレベーターに乗り込み、行き先ボタンを押しました。

すると「あなた、3階に住んでるのね」と鼻で笑う由紀。「うちは30階よ。思った通り低層階民だったのね!」と高層階マウントをとってきたのです。

私はスルーしましたが、高層階マウントはこれだけにとどまらず、娘にまで及びます。

「◯◯(同級生)が『パパがニートだから低層階にしか住めないんだね』って言ってきたの……」と悲しそうな娘。

あのママが吹き込んだに違いありません。子どもを通じてまで嫌みを言うなんて……と私は腹を立てました。

恥をかかせようとしたけれど…

ある日、同級生の誕生日パーティーに呼ばれた私と娘。できれば遠慮したいところでしたが、同級生のお祝いをしたいと言う娘のために、誕生日パーティーに出席することにしました。

例のママの家のインターホンを鳴らすと、旦那さんがドアを開け、申し訳なさそうに立っています。

「なんのご用でしょうか? うちの妻は招待してない人が勝手に来たと言っていて……」

なんと彼女は、私に恥をかかせようと企み、パーティーに呼んだのです。

しかし次の瞬間、旦那さんが私をまじまじと見て言いました。

「あれ、◯◯さん!? どうしてここに!?」

高階層マウントをとるママの大きな勘違い

そのとき、部屋の奥から例のママが出てきて言いました。

「あなたたちは招待してないので、帰ってくれますぅ? あ、これうちの夫です。大手出版社で編集長をしてるんですよ~! つまり、あなたとは住む世界が違うってこと♡」

しかし旦那さんは彼女を制します。「おい! 失礼だぞ! 住む世界が違うのはこっちだ!」

彼女は「はぁ? 何言ってるの? この人たちは低層階の3階でうちは30階……」と納得がいかない様子。

「何言ってるんだよ! この方は、あの“取材NG”で有名な人気店◯◯のオーナーだぞ!? うちの雑誌でも、どうにか取材させてもらえないかって、今まさに頭を下げてお願いしてるところなんだ! それに、お前が今日作った料理だって、あの店のメニューの丸パクリじゃないか?」

旦那さんから真相を聞かされ、例のママは気まずそうにしています。

「低層階暮らしの私の店のメニューなんかを、高層階の方が参考にしてくださるなんて……いやぁ、光栄ですね~」

私は満面の笑みで皮肉を言ったのでした。

ちなみにパーティーでは私が持っていった手料理が大好評! 娘の同級生の子どもたちからもおいしいと言ってもらえて、大満足の私でした。

◇ ◇ ◇

住居の場所や見た目など、表面的なことで人を判断するのは非常にもったいないことです。どんな人にも、話してみないとわからない魅力や背景があります。人との関わりは、表面ではなく中身に目を向けていきたいですね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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