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2025年夏のサンダルは90年代回帰。キャロリン・ベセットに学ぶミニマルスタイル

  • 2025.6.2

“90年代の風”が2025年の夏に吹く

昨今、ファッション界はかつてないほどに1990年代のミニマリズムを称えている。フィービー・ファイロはその象徴的存在であり、卓越したカリスマ性とともに復帰を果たした。また、エフォートレスなスーツをこよなく愛するヴィクトリア・ベッカム(VICTORIA BECKHAM)や、ワードローブのベーシックを通して静かで過激な美学を再定義するザ・ロウTHE ROW)など、多くのブランドやメゾンがこのムードを自身のシグネチャーにしている。最近ではヴェロニカ・レオーニの指揮のもと、カルバン・クライン コレクション(CALVIN KLEIN COLLECTION)が2025-26年秋冬コレクションで、ブランドの黄金期である90年代へのオマージュを表現。流麗なカッティングのタイトスカートやロングコート、シャープなラインのウェアが出揃った。

カルバン・クライン コレクション 2025-26年秋冬コレクション Photo_ Gorunway.com
カルバン・クライン コレクション 2025-26年秋冬コレクション Photo: Gorunway.com

ミニマルスタイルの象徴といえば、キャロリン・ベセット=ケネディ。その洗練されたスタイルは、今でも多くのメディアで取り上げられている。現代では“クワイエット・ラグジュアリー”のアイコンとして、彼女のクラシックスタイルは、何十年も繰り返しお手本にされ、再解釈されてきた。1990年代、キャロリンはニューヨークのトライベッカに暮らしていたが、石畳の街並みによく映えたのが、スクエアヒールのサンダルだった。

キャロリン・ベセット Photo_ Getty Images
キャロリン・ベセット Photo: Getty Images
ジョン・F・ケネディ・ジュニアとキャロリン・ベセット Photo_ Getty Images
La chemise blancheジョン・F・ケネディ・ジュニアとキャロリン・ベセット Photo: Getty Images
シャナン・ドハーティー Photo_ Getty Images
Maxim Magazine's "Circus Maximus" Partyシャナン・ドハーティー Photo: Getty Images

そして2025年の今、すべてのサンダルがスクエアヒールというわけではないにせよ、キャロリンや当時のシャナン・ドハーティーのように、90年代らしいミニマリズムの精神はそのままに息づいている。この夏のサンダルは、ブラック、ホワイト、ベージュなどのニュートラルカラーで展開され、ヒールの高さはさまざま。甲に沿って細身のストラップが繊細に走る、ごくシンプルなデザインにも視線が集中している。また、今季はマックスマーラMAX MARA)、バーバリーBURBERRY)、クレージュ(COURREGES)といったブランドからも、そうしたスタイルが登場する。

マックスマーラ 2025年春夏コレクション Photo_ Gorunway.com
マックスマーラ 2025年春夏コレクション Photo: Gorunway.com
バーバリー 2025年春夏コレクション Photo_ Gorunway.com
バーバリー 2025年春夏コレクション Photo: Gorunway.com
クレージュ 2025年春夏コレクション Photo_ Gorunway.com
クレージュ 2025年春夏コレクション Photo: Gorunway.com

ミニマルスタイルにフィットするサンダルは?

Text: Alexandre Marain Adaptation: Reona Kondo

From VOGUE.FR

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