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「助けてください!」接点ゼロの上司にトイレからSOSメールをしたら…涙!?な返信が

  • 2025.6.2

私が以前働いていた会社でのお話です。人見知りの私は、職場で同僚や上司などとうまく打ち解けることができませんでした。会社での同僚たちとの会話はあいさつと業務に関することだけ。そんなある日、突然の生理でピンチに。誰かに助けてもらわなければと思ったのですが、人見知りだった私は気軽に助けを求められる同僚もおらず……。

仕事中、トイレに行きたくなり立ち上がると、何かが股からドロッと出て、太ももを伝うような感覚が。生理は数日前に終わっていたはずだったので「まさかな」とは思っていたのですが、トイレに行くとショーツとボトムスのお股部分が赤く汚れていて……。先ほどのドロッと感覚は経血だったのです。

生理は終わったと思っていたので、生理用品は持っていませんし、替えの下着も服も持っていません。かといって、汚れた服のまま仕事をするわけにもいかず……。社内用の携帯電話を持ってきていたので「誰かに相談を……」とも思いましたが、こういった際に気軽に相談できる同僚はおらず、トイレの個室の中で「どうしよう……」と困ってしまいました。

しばらく悩んだのち、思い切って、まったく関わりのなかった女性の上司に助けてほしい旨のメールを送ることに。仕事で関わっている同僚よりも、まったく関わりのない方のほうが、かえってお願いしやすいと思ったのです。

突然のメール、どう思われるか不安もありましたが、彼女からは「30分待ってて!」とすぐに返信が。言われた通りトイレで待っていると、上司が替えの下着とナプキンとロングスカートを手に走ってきてくれました。それだけでもうれしかったのに、彼女は「ゆっくりでいいから! おなかは大丈夫? 痛くない?」と嫌な顔せず心配までしてくれて……。その後、私はトイレの中で着替え、上司のおかげで定時まで働くことができました。

この一件以降、この上司とは仲良くなり、一緒に飲みに行く仲に。仲良くなってから、あのとき実際どう思っていたのか気になり聞いてみたことがあります。彼女は「まったく関わりのなかった後輩から、仕事中に突然連絡がきたのは驚いたけど、なんとかしてあげなくちゃ!って必死だったし、何よりも周りと全然関わりを持とうとしなかったあなたが頼ってくれたのがうれしかった」と、笑いながら言ってくれました。気にかけてくれていたんだなと思うとそのこともうれしくて、退職した今でも思い出すと「ありがたかったな」という気持ちになる出来事です。

著者:花崎桜子/20代女性・主婦。よくしゃべりよく笑う夫と、のんびりマタニティライフ中。
作画:ののぱ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)

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イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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