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【衝撃】決別したはずの義母から小包…住み込み工場で働く合間に送られてきた「意外なもの」

  • 2025.6.2

この作品では、主人公・美和が夫・蒼佑とともに、家族を困らせる義母と対峙する話が描かれています。『寄生系義母と決別した話』をごらんください。

借金問題で家族を困らせてきた義母と決別し、穏やかな日常が戻ってきつつある美和・蒼佑夫妻。ある日突然に鳴ったインターホンは、小包の配達を知らせるものでした。届いた荷物は誰からだったのでしょうか。

突然届いた小包

ママリ

突然鳴ったインターホン。

玄関先で対応した蒼佑さんは驚いた様子で、小さな小包を持ってリビングに戻ってきた。

「母さんからだ…」

開けてみると、新品の積み木が入っていた。そして手紙も添えられていた。

「出産祝い、遅くなってごめんなさい。今できるせめてものお祝いです。手伝いも何もできず、申し訳ありません」

あの義母からとは思えない内容だった。

元気を取り戻していた義母

ママリ

蒼佑さんが電話でお礼をした。前に会った時よりも元気な様子で、職場で友達と呼べる人もできたという。決して余裕がない暮らしの中でも、ほんの少しずつ義姉への借金返済もしているようだ。

「母さん、体に気を付けて」

通話の最後にそう声をかけた蒼佑さんは、うれしそうに微笑んでいた。

自分たちに合った家族の形に

ママリ

そのできごとから少し後、私が第2子を妊娠していることがわかった。

さまざまな変化を遂げながら、家族の暮らしは先へ進んでいく。そのどこかで、また義母ともうまく関わり合える日がくるかもしれないし、こないかもしれない。どうなろうとも、そのときのベストな家族の形でいられればいいと思う。

すぐそばで頻繁に会い、頼り合うだけが家族ではない。こうして離れた状態を保ちながらお互いに傷つけない距離感を保つ家族がいてもいいのではないだろうか。私はそう思う。

今後も私たちなりの家族として、未来に向かって進んでいく。

あとがき:心地よい距離感は家族によりそれぞれ違う

家族を困らせる義母の行動に戸惑い、我慢したり突き放したりと様々な対応を模索しながらも、最終的には家族として穏やかでいられる距離感を見つけつつある美和夫婦。

それぞれの家族には、それぞれに適した距離感があります。お互いの状況や心情を加味しながら、自分たちに適した距離を見出していけるとよいでしょう。また、その距離は時とともに近づいたり、遠ざかったりすることもあるはずです。そうした変化を受け入れながら、その時々で、自分たちらしい家族の形を見つけていきたいものですね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ママリ編集部

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