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「演技とは思えない…」全視聴者が騒然 《いじめっ子》役で話題になった俳優たち

  • 2025.5.31

「憎たらしい」「怖い」ますます目が離せない!

伊藤沙莉さん(2021年10月30日、AFP=時事)
伊藤沙莉さん(2021年10月30日、AFP=時事)

「憎たらしい! でも演技がうま過ぎて見入ってしまう!」。テレビドラマや映画でそんないじめっ子役を務めて強烈な印象を残した俳優たちがいます。リアル過ぎる嫌な役を演じ切る実力派たちは、物語のリアリティーを底上げする立役者。

今回は、ドラマや映画で「いじめっ子役がはまり過ぎ!」と話題になった5人を紹介します。

ドラマ「女王の教室」(2005年、日本テレビ系)の田中桃役で、嫌な子ぶりを見事に体現したのは女優の伊藤沙莉さん。クラスメートをあざける表情や、毒のあるセリフ回しが自然過ぎて「本当に嫌な子に見える」と話題に。

当時はまだ子役でしたが、カメラに映っていない場面でも芝居を続けていたそうです。そのひたむきな姿に、共演者の天海祐希さんも称賛の声を寄せたと言います。今では明るく親しみやすいイメージの伊藤さんですが、当時から演技力の高さは際立っていました。

ドラマ「ライフ~壮絶なイジメと闘う少女の物語~」(2007年、フジテレビ系)で、ヒロインを追い詰める壮絶ないじめっ子役を演じた福田沙紀さん。鬼気迫る演技は「怖過ぎる」と視聴者から戦慄(せんりつ)の声が上がると同時に「自然過ぎて演技に見えない」と絶賛する声も集まりました。

本人は後に「今でも記憶に残る作品に携われたのはありがたい」と語っており、役作りや演技への真摯な姿勢がうかがえます。

いじめっ子や悪役で強烈な印象を残してきた俳優の一人が、忍成修吾さん。特に映画「リリイ・シュシュのすべて」(2001年)では、優等生からいじめの主導者へ変貌する中学生を生々しく演じ、高い評価を受けました。

NHKのドラマ「海底の君へ」(2016年)でも、元いじめ首謀者という難役を務め「いじめがなくなることはない」と言い放つシーンが強烈です。忍成さん自身は「悪役イメージは役者冥利(みょうり)に尽きる」と語っており、人の心を動かすことにやりがいを感じているそうです。

放送中のドラマ「なんで私が神説教」(2025年、日本テレビ系)で、いじめグループのリーダーを演じているのは清乃あさ姫さん。支配欲むき出しの言動や、冷たい眼差しがあまりにリアルで「本当にイライラする」「目力がすごい」と放送直後から話題に。

物語のキーパーソンとして強い存在感を放ち「目が離せなかった」との声も上がっています。NHK大河ドラマ「どうする家康」やTBSテレビ系「クジャクのダンス、誰が見た?」などにも出演しており、今後の活躍が楽しみな若手俳優の一人です。

ドラマ「シガテラ」(2023年、テレビ東京系)でいじめっ子役に挑戦した、ダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの長谷川慎さん。ケンカが強く、自己中心的で他人を思いやらないという役でしたが、威圧感のある立ち振る舞いで、冷酷な姿を見事に演じ切りました。

普段の明るく爽やかなイメージとは打って変わった悪役ぶりに「本気で怖い」「迫力がすごい」といった声が続出。物語に緊張感を与える存在として強いインパクトを残し、俳優としての新たな一面を見せました。

主役や物語を引き立てるいじめっ子役は、いわば影の立役者です。今回紹介した5人は、視聴者に「本当に嫌な人に見える」と思わせるほどの演技で作品に深みと緊張感を与えました。

物語のスパイスとなる存在として印象を残しつつ、俳優としての幅の広さを見せた彼ら。今後どんな役柄で魅せてくれるのか、ますます目が離せません。

(奏かえで)

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