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「母親失格かも…」育児で焦る私に、夫がかけた意外な一言。次の瞬間、涙が止まらなかった理由とは!?

  • 2025.6.1

1人目の子を出産した10年前、私の育児に関しての知識は先輩ママから聞くか、育児書から得たものだけでした。特に授乳は、最初にぶつかった大きな壁です。試行錯誤しながら子どもを育てていく中で、育児書通りにいかないことも多くて……。

母乳って自然に出ないの?

私が初めて妊娠した10年前、育児の知識はあまりありませんでした。育児書や先輩ママに聞いたりしていても大変というイメージはなく、赤ちゃんが生まれるのが楽しみ!と悠長に構えていました。

その後、出産を終え、入院中に初めて知ったことは「母乳って自然に出るものではないんだ」ということ……。授乳練習ではなかなかうまく飲ませてあげることができずに、育児用ミルクをあげる毎日。おっぱいは張っているのに飲ませてあげられないことに悲しくなってしまい、産院のスタッフさんに弱音を吐いてしまうこともありました。

望んでいることは何?

退院したあとも母乳育児は思うように軌道に乗らず、気分が落ち込む日々。そんなとき、不安になっている私に気がついてくれたのは夫でした。娘が寝ているタイミングでじっくり話をし、「何が不安なのか、今どう思っているのか」を時間をかけて聞いてくれたのです。


そして夫は「自分たちが一番望んでいるのは、子どもの成長だよね。母乳でも育児用ミルクでも、大きくなったときに比べる子はいないよ」と言ってくれたのです。

元気が一番!と気づいた

夫の言葉を聞いて、その通りだと思いました。いつからか母乳育児にとらわれすぎて、私は周りを見る余裕を失っていたのです。気持ちが落ち着いたからか、生後3カ月になるころには母乳育児の生活が送れるようになりました。

「私たち夫婦にとっての幸せは、子どもが元気に成長してくれること」。今でもその言葉を胸に、子育てに臨んでいます。

現在10歳になった子どもは、風邪もひかずに元気に成長しています。初めての育児は慌ててしまうこともありますが、1つずつ家族で乗り越えていけたらと思っています。

著者:高山ななみ/30代女性・ライター。10歳、8歳、5歳、3歳の4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。

イラスト:ななぎ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

ベビーカレンダー編集部

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