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幼少期のころのトラウマを抱える女性「子どもに拒絶反応を起こすワケは…」医師の言葉に、妻は<子どもを欲しがらない妻>

  • 2025.5.31

二郎さんとツキミさん夫婦は、互いに毒親のもとで育ち「DINKs=子どもを持たないことを選択した夫婦」として、「子どもは絶対につくらない」と誓っていました。しかし、二郎さんは親族からの孫催促や同僚の出産報告にプレッシャーを感じ、ツキミさんに対しひどい暴言を吐いたり、無理やり子どもをつくろうと迫ったことで離婚しました。

その後、二郎さんは親戚に言われるがまま再婚。新しい妻・二葉さんとの間に子どもをつくりますが、やっぱり子どもをかわいいと思えず、疲弊した妻に育児を丸投げ。

「周りのせいで仕方なく子どもをつくった」「今でもツキミしか愛していない」と、二郎さんは離婚したことに未練を感じているのでした。

数年後……。
ツキミさんはつらい時期を支えてくれた主任の息子・秋夜さんとお付き合いするように。過去のトラウマから「子ども恐怖症」になったという秋夜さんと婚前契約を交わし、子どもをつくらない・求めないことを約束します。

そして、ツキミさんは久しぶりに二郎さんの弟・ダイさんと、妻・フクさんと再会。

ふたりは義実家との距離を置くことで心穏やかに育児を楽しめるようになったと話します。

一方、二郎さんはというと、結局二葉さんとも離婚。次男の二郎さんは2回離婚、長男夫婦も離婚、三男夫婦に絶縁された元義実家は、会社や近所で腫れもの扱いされているそう。義実家から逃げ切った元嫁たちの幸せな現状に、ツキミさんはホッと胸をなでおろします。

そして、ツキミさんはというと……?

自身の成長のために…

精神科に通うツキミさん。

以前二郎さんの言動に苦しめられていたときに、やさしく寄り添ってくれた先生のもとで治療を受けているよう。
ツキミさんが子どもを見たときに強い拒絶反応を起こさないことを目標に、治療しているのでした。

たしかにツキミさんは過去に、容姿が原因で虐待を受けていましたが、悪いのは母親であり、目にする子どもたちに罪はありませんよね。
かつて、二郎さんに無理やり連れてこられた精神科でしたが、現在は「自分のために」という前向きな理由で通っているツキミさんの姿に大きな成長を感じます。
過去のトラウマと向き合うのはつらいことかもしれませんが、ツキミさんには子どもへの苦手意識を克服し、心穏やかに日々を過ごせるようになってほしいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 尾持トモ

ベビーカレンダー編集部

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