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大人が意外と解けない算数「8+4−4×8÷4+8」→正しく答えられる?

  • 2025.6.20
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一見シンプルな式でも、足し算・引き算・掛け算・割り算が混ざると計算の順序に迷ってしまうことがあります。
「小学校で習ったはずなのに…あれ?」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな計算の順番を問う問題に挑戦してみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
8+4−4×8÷4+8

式を見ただけで混乱してしまいそうですが、正しい順番で計算すれば、実はとてもシンプルです。

解説

この問題の答えは「12」です。

まずは四則演算のルールを思い出しましょう。
計算は「掛け算・割り算」を先に、次に「足し算・引き算」を行います。

したがって、以下のように計算していきます。

8+4−4×8÷4+8
=8+4−32÷4+8
=8+4−8+8
=12−8+8
=4+8
=12

今回の問題では、掛け算・割り算があるので「4×8÷4」の部分を優先して計算しましょう。

これを左から順に計算して
4×8÷4
=32÷4
=8
と計算ができます。

すると、計算式は「8+4−8+8」となります。

こちらも左から計算して
8+4−8+8
=12−8+8
=4+8
=12
と計算しました。

別解について

基本的には掛け算と割り算、足し算と引き算は、それぞれ同じ優先順位なので、順序を入れ替えても結果は変わりません。

たとえば「4×8÷4」は「4÷4×8」としてもOK。
また「8+4−8+8」は「8+(4−8+8)」として、途中をまとめてしまうこともできます。

こうした視点で「8+4−(4×8÷4)+8」と考えれば、マイナスとプラスが打ち消し合って、結局「8+4」だけの計算になると気づけるかもしれません。

まとめ

複雑に見える式でも、計算の順序をしっかり押さえればスムーズに解けます。
とくに日常生活でも活かせる場面が多い計算スキルなので、ぜひ定期的に復習してみてください。

※本記事でご紹介している解法は一例です。他にも考え方がある場合がありますので、あらかじめご了承ください。


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」