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【スカッと】寄生系義母がついに謝罪!「ごめんなさい」からの決別宣言で、長かった苦痛に終止符

  • 2025.5.31

この作品には、主人公・美和が夫・蒼佑とともに、家族を困らせる義母と対峙する話が描かれています。『寄生系義母と決別した話』第8話をごらんください。

義姉との対面をきっかけに、一度はなかば無理やり家を追い出した義母ともう一度話そうと決めた美和と蒼佑。義母が自分のしてきたことに正面から向き合い、家族との付き合い方を変えるきっかけにしてほしいと考えたのです。

突然現れた息子と嫁に、驚いた義母

ママリ

「あんたたち、どうしてここに…?」

義母の仕事が終わるころ、義母の職場に着くと、義母は驚いたような顔で私たちを迎えた。義母に対し、私は冷静に答えた。

「お義母さんと話したいことがあります」

私たちは義母に対し、義姉から聞いた話や、私たちが感じたことを、全て正直に話した。義母は、最初は反論していたが、次第に言葉を失っていった。

「ごめんなさい」

義母は、ようやく謝罪の言葉を口にした。義姉に対してしたこと、私たち夫婦に対してしたこと、さまざまな意味がこめられていると思いたい。

夫から義母に「決別宣言」

ママリ

「俺たちと姉さんは支え合っていくから
母さんは自分の生活をして」

優しい蒼佑さんにとって、精一杯の決別宣言だったのだと思う。

「お義母さん、元気で」

私は短く伝え、寮を出る蒼佑さんに続いた。義母の表情を、振り返って見ることはしなかった。

義姉への報告

ママリ

寮を出たあと、義姉に電話をかけた。

「義姉さん、お義母さんに会ってきました」
「そうなの?…分かったわ」

義姉は少し驚いた様子だったが、すぐに冷静な声に戻った。

「美和さん、もう無理しないでね」

義姉の言葉に、私は涙が溢れてきた。

「ありがとうございます、お義姉さん」

短い通話で電話を切った。

義母との決別は、家族にとって必要な判断だった。これからはわが家と義姉親子で、新しい家族との関係を築いていくと決めたのだ。



それでも、心の中の小さな引っ掛かりが完全になくなることはなかった。

あとがき:今後のための線引きが必要なことも

息子夫婦が突然会いに来たことで、義母は驚きを隠せなかったことでしょう。同時に、今後はなし崩しにお金を借りたり、生活を頼ったりできないことも認識したはずです。こうしたはっきりとした決別は難しい部分もありますが、お互いの認識をそろえるために必要な手段なのかもしれませんね。

寄生する義母との交流から、家族の距離感を考える作品

Ⓒママリ

この作品は、ママリユーザーの体験談から再編した作品です。26歳で妊娠・結婚をした美和は、夫・蒼佑の母である義母の言動に翻ろうされます。周囲の気持ちを考えず、自分の要求だけを通す義母は、もはや家族に寄生する存在でした。

最初は言いたいことも言えず我慢するばかりだった美和と蒼佑ですが、他の家族との対話も進める中で義母との向き合い方や距離の取り方を考えていきます。そしてたどり着いたのは、自分たちなりの家族の形でした。

『寄生系義母と決別した話』は、それぞれの家族の中にある悩みに向き合いつつ、家族ひとりひとりが穏やかに暮らせる家族の形を作っていく過程について考えさせられるお話です。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ママリ編集部

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