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「希望なんてしてないよ!」受診者とのやり取りで焦る女医→検査の一言で気づいた《言葉遣いの大切さ》とは

  • 2025.7.5

静岡在住である、神薫(女医風呂 物書き女医の日常)さん。医師としての仕事のかたわら、女医から見た裏話や日常などを漫画にし、ブログで発信しています。

その一言が、患者さんの気持ちをすれ違わせてしまっていたとは――。

伝え方ひとつで印象が変わる

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ブログ:神薫(女医風呂 物書き女医の日常

ある日、検査を控えた男性に対し、神薫さんが「本日、バリウムをご希望ですねー」と何気なく伝えたところ、男性は「ムッ」とした表情に。思いもよらぬ反応に戸惑う神薫さん。すると男性は「希望なんてしてないよ!会社がヤレと言うから!!」と声を荒げて反論します。「みんなやってるから仕方なく受けてるんだよ!」と続ける男性の言葉に、神薫さんははっとします。そう、彼にとってこの検査は「望んで選んだこと」ではなかったのです。

このやりとりをきっかけに、神薫さんは「希望ですね」と言い切るのではなく、「予定がありますが…」という確認の形に変えました。ほんの一言でも、相手の立場や気持ちに寄り添えるかどうかで、コミュニケーションの印象は大きく変わるものです。

ちょっとした表現の違いが、思わぬすれ違いを生む――医療現場に限らず、私たちの日常にも通じる学びが詰まった一コマでした。

 
ブログ:神薫(女医風呂 物書き女医の日常

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