「母親になってくれる？」元女子高生の、異世界子育てファンタジー！【話題のマンガ紹介】

交通事故で亡くなった女子高生が、異世界で「王家のメイド」として大活躍！？『メイドから母になりました』（月本飛鳥/漫画夕月星夜/原作）は、そんな主人公・リリーが、主人である王宮魔法使い・レオナールと、義娘・ジルと織りなす物語です。

王太子夫妻に仕えていたリリーは、ある日〝王宮魔法使い〟であるレオナールから依頼を受けます。その依頼内容は、彼が引き取った高い魔力を持つ娘・ジルの「母親になってほしい」というものでした…。

〝凄腕メイド〟の元女子高生・リリーが、異世界で子育てに励む『メイドから母になりました』の魅力を、今回はご紹介いたします！

主人であるレオナールに、〝説教〟をするリリー。なぜこんなにもリリーが怒っているのかというと、まだ幼い娘・ジルを、猿轡を噛ませた状態でぐるぐる巻きにし、薄暗い地下に監禁していたから！

ジルが魔力を暴走させる可能性があり、危険とはいえ…。レオナールのとった行動に、リリーは激怒します。いくら相手が主人でも、物怖じせず説教できるリリーが、見ていて清々しいですね。

「ピーマンが苦手」だというジルに、無理強いをしなかったリリー。「その代わり食べられた時は思いっきり褒めてあげるんです」とリリーが言うと、レオナールは突然、リリーの頭を撫で撫で…！

レオナールのこの行動に「なんで私を撫でるの！？」と、リリーは赤面。きっと、リリーの母性や優しさに、あたたかい気持ちになったのではないでしょうか。口数は少ないレオナールですが、スキンシップによる愛情表現は多め！？

血は繋がっていなくても、ジルの〝父親〟〝母親〟であるふたり。主人とメイドであり、仮初めの夫婦関係ではありますが、今後関係がどうなっていくのか、非常に気になります！

高い魔力を持つ娘・ジルは、リリーが屋敷に連れてこられた当初は、薄暗い地下にぐるぐる巻きの状態で監禁されていました。髪も乱れ、服も汚れた状態でしたが…。リリーの手作りのワンピースを着たジルは、誰が見ても美少女！

リリーのおかげで、見た目だけでなく、内面も年相応の女の子らしくなっていくジル。そんなジルに、リリーは早くもメロメロになるのでした。

使い魔・シドから、ジルのことを「怖くないのか」と聞かれたリリー。ジルが魔力を制御できずに暴走すれば、人の命を奪うのも簡単…。しかし「本当に怯えているのはジル本人なのに私が怯える必要はない」と、はっきりとリリーは答えます。

前世では父子家庭で育ち、色眼鏡で見られた経験があるというリリーは、「せめて自分は先入観を持たずに接してあげたい」。そういった意思が、強くあるのでした。

レオナールとの関係や、ジルとの母娘関係など、見どころ満載の『メイドから母になりました』。現実ではなかなか味わうことのできない、めずらしい家族のあり方ではありますが、この3人を見ていると不思議とあたたかい気持ちになることができます。

異世界で子育てに奮闘するリリー。前世での記憶が時折気になりながらも、一生懸命に今世を生きる姿を、是非ご覧ください！

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クリエイター情報

インターネット上の小説・漫画投稿サイトを運営する出版社。オンライン上だけでなくサイトでの人気度を基に文庫化やマンガ書籍化などメディアミックス展開も積極的に行っている。

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