1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【第2子出産】大島優子、公私とも “順風満帆” AKB時代に培った 「あえて競い合わない」 処世術とは

【第2子出産】大島優子、公私とも “順風満帆” AKB時代に培った 「あえて競い合わない」 処世術とは

  • 2025.5.29

2006年にAKB加入、前田敦子と“黄金期”を築く

大島優子さん(2024年10月8日、時事通信フォト)
大島優子さん(2024年10月8日、時事通信フォト)

女優の大島優子さんが2025年5月27日に、第2子が誕生したことを発表しました。大島さんは自身のインスタグラムで、生まれた赤ちゃんと手をつないだ写真を公開、芸能界の仲間やファンから多くの祝福を受けることになりました。仕事だけではなく、プライベートも充実している大島さん。第2子が誕生したことを記念して、過去に仕事で関わりがあった元テレビ局スタッフの筆者が、その魅力を再検証します。

まず、大島さんといえば、アイドルグループAKB48での活躍が有名です。筆者はグループ在籍時に大島さんと仕事する機会が多かったのですが、唯一無二の存在感を発揮したアイドルでした。

大島さんは、2006年にAKB48の2期生として加入すると、小柄ながらパワフルなダンスを見せすぐに人気を得ます。その後、絶対的センターだった前田敦子さんのライバルとされ、二人は「選抜総選挙」でも激戦を繰り広げることに。結果、2010年に開催された「選抜総選挙」で前田さんを破り1位となり、センターを務めたシングル「ヘビーローテション」が大ヒットします。

アイドル時代は、常に前田さんと比較されていた大島さんですが、実際は無理に競い合わないようにしていたように見えました。ライバルだとあおっていたのはメディアばかりで、大島さんは前田さんに対抗する動きがなかったからです。それどころか、卒業を見越して女優活動を本格的に行い、卒業する直前は演技の仕事に集中していたイメージです。

無理に前田さんと競い合わなかったからこそ、外に向けた活動や発信に注力でき、卒業後にすぐ女優業で成功する準備ができていました。

そんな大島さんは、2014年6月にグループを卒業すると、すぐに参加した映画「紙の月」で本格的な演技を披露。この映画では、主人公を無意識に引っかき回す相川恵子役を演じて、日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞するなど高評価を得ます。その後、2015年初頭にヒットドラマ「銭の戦争」(フジテレビ系)で準主役を務め、2017年には「東京タラレバ娘」(日本テレビ系)に出演し、吉高由里子さんが演じた主人公の親友を熱演。今でも女性人気が高いドラマのメインキャストととなり、同性からの支持をしっかりと獲得します。

ちなみに大島さんは2017年7月に芸能活動を一時休業し、海外留学を経験しているのですが、この休業までの作品選びが完璧です。

グループ時代も無理に前田さんと競い合わなかったと説明しましたが、女優になってからもバイプレイヤーとしてライバルを作らない動きをしつつ、話題作に数多く出演しています。大島さんの知名度なら主演作も制作できたでしょうが、無理せず脇役で話題性の高い作品に出演している印象です。その結果、女優としての知名度と評価は上がり、唯一無二な存在になっています。

休業明けもその傾向は続き、2019年度のNHK連続テレビ小説「スカーレット」、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」などで、主要キャラを演じて高評価を得ます。民放ドラマでも、「七人の秘書」(テレビ朝日系)、「アンチヒーロー」(TBSテレビ系)と話題作に出演し続け、名バイプレイヤーとしてさらに人気を得ます。

主演作はヒットすれば大ブレイクしますが、視聴率が悪ければ大コケすることも。そういったリスクよりも、着実に名を挙げられる作品に参加し、脇役でも印象に残る演技を披露する戦略で確固たる地位を確立しました。

グループ時代も、女優になってからも無理にライバルを作らず、肩ひじ張らない独自路線をキープし続けている大島さん。その生き方に共感する人が多いようで、公式インスタグラムのフォロワーは470万人を超えています。今回、第2子が生まれたことで、あらためてママとしても注目されるでしょう。まだまだ、大島さんの人気は尽きることがなさそうです。

(ゆるま小林)

元記事で読む
の記事をもっとみる