1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【本田響矢】ドラマ『波うららかに、めおと日和』で話題沸騰!うぶきゅん瀧昌さまの素顔とは?〈マンガ試し読み付き〉

【本田響矢】ドラマ『波うららかに、めおと日和』で話題沸騰!うぶきゅん瀧昌さまの素顔とは?〈マンガ試し読み付き〉

  • 2025.5.29

「“今日会える”って、こんなにも大事なんだと思いました」

本田響矢さん

─ドラマ『波うららかに、めおと日和』は昭和初期の世界観ですが、現代との違いはどう感じましたか?

「一番の違いはやっぱり、連絡ツールが不便なことですね。僕がドラマで演じている江端瀧昌は海軍という仕事をしているからこそ、離れている時間がより長いというのを余計に感じるのだと思うのですが、現代だと距離が離れていてもスマホで常に連絡が取れますし、何よりすぐに声が聞けるっていうのが当たり前の時代。当時はそれができないから、“今日会える”、“会えてうれしい”という言葉の重さや強い気持ちみたいなものは、昭和の時代と令和の時代に生きている人では全然違うなと感じました。

あとは私生活と比べてみても、ご飯を炊くにも炊飯器は使えないですし、冷蔵庫も自動で冷えないので、氷を定期的に入れ替えて冷やさないといけない。細かなところですけど、そういう一手間の有無は、お芝居をしている中でもところどころで違いを感じることも多かったですね」

本田響矢さん

──作品の中でアナログな生活をされてみて、楽しさはありましたか?

「新鮮だからこそ、面白いなと思う瞬間はありました。それこそ、なつ美さんが服にアイロンをかけてくれるときの霧吹きとか。今はアイロンを押せばシュッシュッてミストが出てくるのが当たり前だけど、当時は息を吹きかけて霧のように出る道具を使っていたんですよね。僕はそれを知らなかったですし、初めて見たので新鮮で面白かったです」

──江端瀧昌の人柄について、本田さんが思う魅力を教えてください。

「すれ違う瞬間もあるのですが、不器用ながらにもなつ美さんへの想いをなんとか頑張って伝えようとしていたり、なつ美さんのことだけを見ている眼差しや想いの強さがすごく素敵だなと思っています。瀧昌としてお芝居をしている中でも、その想いがきちんと伝わっていたらいいなと思いながら演じていますし、きっとその誠実さは、なつ美さんにも伝わっているんじゃないかなと。視聴者の方にも同じように、“瀧昌ってすごくなつ美さんのことを想っているよね。幸せな二人だよね”と感じてもらえていたらいいなと思います」

本田響矢さん

──視聴者の方からも「瀧昌さまの眼差しが良い」という声を聞きますが、演じる上で意識しているところはありますか?

「目の前のなつ美さんをただただ、本当に愛おしく見つめているので、それが伝わっているのかもしれないですね。瀧昌はもともと生真面目で無表情で、感情が表に見えない生き方をしてきて、なつ美さんと出会ったおかげで感情がより出やすくなりました。回を増すごとにその想いが募って、なつ美さんに対する想いや瀧昌の感情がどんどん見えてきて、もっと魅力的な男性になっていったらいいなと思っています」

「何気ない日常に幸せを感じられるのが、昭和の時代ならではの魅力」

本田響矢さん

──令和の時代を生きる今だからこそ、昭和の時代に魅力を感じるところはありますか?

「作品の中でも出てくるのですが、二人で歩いた街並みや、当時の喫茶店といったような、何気ない場所ですね。今の時代もありますが、喫茶店に行って『甘いもの食べたいからケーキとコーヒーにしようかな』、『お腹すいたからカレーライスにしよう』と、当たり前のように注文すると思うんです。でも、当時はカステラやケーキに一つ一つ興味津々で、『こんな食べものがあるんだ! 食べてみたい!』と、すごく新鮮に輝いて見えて。そういう瞬間、瞬間で、日常にある幸せを感じながら過ごせる時間というのは、昭和の時代ならではの魅力だなと思います」

──ドラマを観ていても、二人の反応が新鮮でほっこりします。

「本当に、そうなんです! “こんなことが幸せなの?”って思う人はいるかもしれないけど、瀧昌となつ美さんにとっては本当に幸せで、日常に幸せがいっぱいあって。そういう瞬間が素敵なので、二人には仲睦まじくいてほしいですね」

本田響矢さん

──ちなみに本田さんは、昭和と令和の価値観、どちらの方が合っているなと思いますか?

「難しいですね……! 今、フィルムカメラや喫茶店などレトロが流行っていますが、令和の時代を生きているからこそ魅力的に感じて。携帯電話を使ってすぐ声が聞けたり、車や電車、飛行機ですぐに移動ができて海外にも行けるんだよってことを知っていたら、それはきっと昭和の時代を生きている人にとっても魅力に感じますよね。

本田響矢さん

ただ、人間関係においては、もしかすると昭和の方がわかりやすくストレートで良かったのかもしれない。今はSNSや連絡ツールで、勘違いが起こりやすかったり、余計な衝突が増えているかもしれないので、そもそも会えないという時代だと、瀧昌となつ美さんのように直接交わす言葉のすれ違いくらいなのかな?と思ったりもします。
でも結局ないものねだりで、どちらも魅力的だと思います」

本田響矢さん
本田響矢(ほんだ・きょうや)

1999年6月20日生まれ。福井県出身。2017年、ドラマ『セトウツミ』で俳優デビューを果たす。出演作品はドラマ『私と夫と夫の彼氏』(’23)、『すぱいす。』(’25/主演)など。テレビ番組『王様のブランチ』にもレギュラー出演中。

ドラマ『波うららかに、めおと日和』

ドラマ『波うららかに、めおと日和』
ドラマ『波うららかに、めおと日和』
ドラマ『波うららかに、めおと日和』

喫茶店で会うことになった芳森芙美子(山本舞香)と深見龍之介(小関裕太)の様子が気になり、変装して二人を尾行することにしたなつ美(芳根京子)と江端瀧昌(本田響矢)。ついついデート気分になってしまい、偵察に失敗した瀧昌が落ち込んだ様子で着替えていると、なつ美の母・関谷さつき(紺野まひる)から届いた手紙を手にしたなつ美が入ってくる。それをきっかけになつ美の実家へ行くことになった二人。初めて対面する姉妹たちは、瀧昌に興味津々で……。

毎週木曜22:00~フジテレビ系で放送中

『波うららかに、めおと日和』

試し読みはこちらから

後編はこちら▶【本田響矢】瀧昌となつ美はまさに理想の夫婦!ドラマ『波うららかに、めおと日和』〈マンガ試し読み付き〉

撮影/井澤和己 構成・取材・文/高橋夏実(Spacy72)

元記事で読む
の記事をもっとみる