1. トップ
  2. 男性「保安場を突破できた」職員に検査された“まさかのカバン”に「3年かけて作りました」

男性「保安場を突破できた」職員に検査された“まさかのカバン”に「3年かけて作りました」

  • 2025.6.25

使い捨てられるはずの素材を、新たな価値あるものに生まれ変わらせるアップサイクル。素材を活かしながら、オリジナルで魅力的な商品として注目されています。

カタオカ 空飛ぶカバン屋FPV(@peterminced)さんが、「米袋で作ったバッグの驚きの活用方法」についてX(旧Twitter)に投稿し、話題になっています。

いったいどのようなバッグなのでしょうか。

話題の投稿が、こちら!

米袋で作られたバッグは旅行にも適しているようです!

「広島米」と書かれた米袋は、取っ手が付けられてトートバッグに生まれ変わっています。ほかの荷物と同様に、空港の保安検査場も問題なく通過できたようです。

米袋が日常使いのバッグになるとは驚きですね。斬新なバッグは周りからの注目も集めることでしょう。

気になる使い心地や耐久性などについて、投稿者さんに詳しく伺いました。

米袋メーカーと作った米袋バッグ

undefined
出典:カタオカ 空飛ぶカバン屋FPV(@peterminced)さん

---思わぬ発見で驚きました...!米袋バッグの製作はどのようなきっかけで始めましたか?

家業が「中学生が3年シゴイても壊れない」を製品コンセプトとするスクールバッグメーカーなのですが、米袋の頑丈さに注目して、仲の良い大阪の米袋メーカーさんと何かおもしろいことやろうということで3年前から作り始めました。

---3年かけて頑丈なバッグが完成したのですね。

当初はショボイ出来だったのですが、地道に作り方を改良することで10kgの石を満載しても壊れない耐久性を実現しました。

すると、訪日外国人のお土産に購入されたり、ドイツベルリンの水切り大会賞品や食料品店のオープニング商品に採用されたりと、広がっております。

---素晴らしい成果がでているのですね。作ってみた感想を教えてください。

半分遊びではじめた取り組みでしたが、想像以上に米袋が強くなることや大きな荷物をガバっと出し入れしやすいこと、漢字のデザインや天然素材が外国人の心を捉えていることなど、予想外の展開に広がっており、自分自身驚いています。

---米袋をバッグとしてアップサイクルする際に、どのような工夫をされているのでしょうか?

米袋の素材をそのまま活かすことです。米袋の世界観を壊さないために、できるだけ米袋の文脈に合う材料を使っています。ナイロンテープや革などは使わず、素材そのものの良さを引き出すデザインを心がけています。

---耐久性についてはいかがですか?

弊社がスクールバッグメーカーということもあり、重いものを持っても壊れない耐久性にこだわりました。特に、持ち手部分の強度は抜群です。10kgの石を満載した状態でもこわれません。水切り石採集で実証済みです。

---今回、保安検査場に米袋バッグをお持ちになった理由を教えてください。

どんな場面で使えるか、利用シーンが伝わる写真を撮ったほうが良いと思い、出張で飛行機移動する際の使い勝手を検証するべく持ち込んでみました。

---使い勝手の検証はいかがでしたか?

今回はLCCを使ったのですが、結果としては、軽くて頑丈なので7kgの重量制限でも余裕でクリアしました。また、荷物をザッと入れやすく、座席下にも収まりました。

---持ち運びやすいのはメリットですね。

保安検査場のX線検査も問題なく通過しました。さらに、遠目から目立つので発見しやすいなど、意外にもトラベルユースにも向いていると実感しております。

---使い道が広がりますね!

実用性抜群の米袋バッグ

アップサイクルの新しい可能性を感じさせる米袋トートバッグ。環境にも優しく、実用性も兼ね備えたアイテムとして注目されていきそうですね。

取材協力:カタオカ 空飛ぶカバン屋FPV(@peterminced)さん